四季優彩 Annex

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箱根駅伝

2008年01月05日 12時02分54秒 | スポーツ

箱根駅伝と言えば正月恒例のスポーツイベントの1つです。毎年2日と3日に行なわれ、テレビ中継は高視聴率を取る人気番組となっています。わが母校も毎年出ていますし、正月は家でゆっくりすることが多いので私も良く見ています。

この箱根駅伝ですが、実は関東学生陸上競技連盟に所属する学校しか出られないローカルイベントなのです。平たく言えば関東大会みたいなものなのです。でも何故か出雲全日本学士選抜駅伝と全日本大学駅伝(熱田神宮-伊勢神宮)と並び「学生3大駅伝」と呼ばれており、その中でも断トツの人気を誇っています。

ではローカル大会の箱根駅伝がなぜこんなに人気なんでしょうか?その理由はなんと言ってもスケールの大きさにあると思います。普通、駅伝と言うは4、50キロの距離で行なわれるもので、長くても100キロくらいまで(東日本縦断駅伝は別ですが・・・)ですが、箱根駅伝の場合は東京-箱根の往復で217.9キロという長距離で行なわれます。往路の5区では東海道の難所箱根の山を無謀にも登ってしまうというドラマチックな演出?もあります。そして、この箱根駅伝は今年で84回目となる伝統ある大会で、母校の襷を必死に繋ごうとするひたむきさに共感を覚える人も多いと思います。

また、この箱根駅伝が正月に行なわれていると言うのも人気の1つの理由でしょう。箱根駅伝が行なわれる午前8時から午後2時という時間帯は大した面白い番組もやっていないですし、殆どの人は正月休みですから、箱根駅伝をテレビ観戦するという人も多いと思います。

最近は各大学の力が均衡しており、毎年面白い展開のなっています。レースも高速化していてスリリングな反面、体調を崩す選手も多くなっています。今年も優勝候補の順天堂大、東海大、大東文化大の3校が途中棄権となりました。そのうち、順天堂と大東文化の選手は脱水症状による途中棄権でした。箱根駅伝では給水は各区間の15キロ地点のみでしか許されていないのですが、各校が凌ぎを削りレースのレベルが上がっているのですから、5キロごとに給水ポイントを設置するなどの対策を取る必要があるのではないかと思います。

3校途中棄権という結果を受けて、関東学連の会長が「情けない。すべての駅伝の教科書のようになっている大会。大学で指導、勉強してほしい。選手を見詰め鍛えてほしい。速い選手はいるが強い選手はいなくなった。」(時事通信より)と各校の指導者や選手を批判したようですけど、大会の運営にも大きな問題があると思います。「駅伝の教科書のようになっている大会」と言うのなら、運営方法に関してもそうあるべきではないでしょうか?選手あってこその大会ですから、労いの言葉も無く責任転嫁発言をするような人に会長を任せておいて大丈夫なのでしょうか?確かに精神的な強さと言うのも大事でしょうが、それだけでは駄目だと思います。根性だけではスポーツは出来ません。

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