さじかげんだと思うわけッ!

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「人は、一切れのパンのために、人を殺す」

2008-10-01 21:20:32 | 

革命を遮るもの」の記事付きのコメントで、わたしが引用したレーウンダ・バルバドス枢機卿とか、ロンウェー公爵とかっていうのは、これは実在の人物ではありません。
ゲームの登場人物です。

わたしはRPGとかスポーツとかもするんですけどね、遊ぶ頻度が一番多いのは戦争シミュレーションといわれるジャンルのゲームです。
例えば、KOEIさんの「信長の野望」シリーズや「三國志」シリーズ。
バンプレストさんの「スーパーロボット大戦」シリーズですね。
基本的に、反射神経が鈍く、動体視力も良くないので、アクションやシューティングゲームは向きませんので、まぁ自然とこういう指向のものになってしまいます。
まぁその割に戦術眼や戦略脳がないので、あまりよい結果にはならないんですけど。
そんな戦争シミュレーションの中でも、わたしの中で特に印象に残っているのが、クエストという会社から出ていた『タクティクス・オウガ』というゲームです。
根強いファンを持つゲームですから、知っている人は多いはずです。

ヴァレリア諸島という架空の地域を舞台にし、民族紛争の戦乱を描いた重厚なシナリオ。斬新なゲームシステムと遣り込み要素。
ゲームシステムについては割愛しますが、わたしはすっかりハマってしまいましてね。
スーパーファミコンでやり、セガサターンでやり、プレイステーションでやるという、とりあえず出されたものはやるみたいなことになってしまいました。
で、バルバドス枢機卿にしろ、ロンウェー公爵にしろ、そのゲームの登場人物でしてね。
特に印象に残っているのが、バルバドス枢機卿が処刑されるシーンでの「民衆はぐうたら」だという台詞と、ロンウェーの腹心であるレオナール・レシ・シモンの
「人は、一切れのパンのために、人を殺す」
という、真理ともいえる言葉ですね。
そんな言葉がさらりと出てくるほど、非常に暗い雰囲気に満ちたゲームなんですけどね。
わたしの心を捉えて話さないのは、きっとそういう暗い部分がわたしの性に合うからなんでしょうね。