さじかげんだと思うわけッ!

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ポニョの違和感

2010-02-05 21:13:55 | 
そういえば、今日は金曜ロードショーで『崖の上のポニョ』をやっているということで、20時から特番も組まれていたようです。
ポニョはわたしも見ましたし、その感想は短いながらも書きました。
前に見たときから違和感があったんですけどね。何だろうと思っていたんですが、今最初の方を見ていた気がついたんですよ。
主人公の宗介は、母親のことを呼び捨てにするんですね。
ここだと。
確か、『千と千尋の神隠し』のときもそうだったんですよ。
その時は、母親の千尋に対する冷たい対応に、いささかの不快さも抱いたんです。
男らしいが父親らしくない父親と、色気はあるが母親らしくない母親。
そんな感じがしました。
一方、『ポニョ』の方はアットホームながら家族というよりも、同居人…パーティというような感じがします。
それは全体を覆う感覚であって、随所にしっかりとした教育的指導も見られますし、「親子」らしい一面もあります。
それがいいか悪いかはわかりませんが、少なくともわたしには違和感を感じます。

こう書いていると、意外に保守的な人間ですなぁ。わたしは。
もっとリベラルな人間だと思っていたのに。

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1 コメント

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同感。 (K)
2010-02-06 00:50:39
ぼくもまた保守的な人間なのかもしれないけれど、
兄弟と同じ感覚を抱いたんだよねー。
息子に対する母親の対応ってのは、
江國香織や瀬尾まいこの世界観に似ているから
わかりはするんだけど、
子が母親を呼び捨てにするって感覚、
ぼくにはわかんないんだよなー。
それこそ日本古来の儒教的な感覚というか、
いわゆる“古き良き日本の在り方”みたいなものが
ぼくの中にあるのかよくわからないんだけど、
違和感を持つよね。“斬新”とも感じるかな?
そのうち日本ではそれが主流になるのかね?
良いか悪いかは別として、ぼくは嫌だなぁ。