わたしは少々、考えを表に出すことが苦手な人間なのです。
別に、口べたで喋らないわけではありません。
思ったことをそのまま吐き出してしまうことが多々ですので、焦点がはっきりしなかったり、オチが付かなかったりすることがしばしばです。
軽度の吃音(だと思っています)なので、考えたことを考えたまま話さないと詰まってしまうんですね。
口に出す段階で、少しでも加工しようとすると、すぐどもってしまうわけです。
それで、こんなことになると。
電話の応対なんか大変ですよ。
朝なのに、頭に「こんにちわ」という言葉が浮かんだら、もう「おはようございます」ということが詰まってしまいます。
なるべく、リラックスして話すことを心がけますが、いまいちうまくいきません。
喋ることも好きなのですが、まぁこんなんですから、話すことは敬遠しがちですね。
また頭も悪いですので、想定外のことが起きますとすぐにパニックになるたちです。
調子がよく頭がすっきりしているときには対応できますが、それ以外の時にはえらいことになります。
典型的な、目先のこと以外できなくなる人間ですね。
まぁ一般的には仕事ができない部類の人間になるでしょう。
そして、後になってから「ああすればよかった、こうすればよかった」というようなことが多くなります。
そこで書いて表すということが、わたしの中では大事になってきます。
自分の脳内で思ったことを万人にわかりやすく吐き出すためにも、「たられば」の話を次に生かすためにも、です。
「書く」ということは文字に表すと言うことで、「読む」ということは文字を認識することですから、「話す」「聞く」という作業よりも、時間的効率は悪くなります。
手で「あいうえお」と書く間に、口ではア行からサ行ぐらいまでは言えてしまうでしょう。
最近はキーボードで打ちますから、前よりは早くなったとはいうものの、やはり「話す」ことよりはタイムロスしがちです。
書くことのメリットは、落ち着いて考えながら、また推敲しながら表現できると言うことです。
字は書いて消せますが、言葉はそうはいきませんから。言葉を消しゴムのように消すことはできません。
なので、そういう点からもわたしは「書く」ことが重要なのです。
そういうわけで、「書く」媒体であるブログはわたしにとっては貴重なものです。
他の人にものごとを正確に伝えることができやすい、ということなのです。