さじかげんだと思うわけッ!

日々思うことあれこれ。
風のようにそよそよと。
雲のようにのんびりと。

35.Canada

2007-03-31 22:28:24 | 『万国巡覧記』

カナダ
(Canada)

1.面 積  997.1万平方キロメートル(世界第2位、日本の約27倍)
2.人 口  約3,161万人(2006年国勢調査)
3.首 都  オタワ
4.言 語  英語、仏語が公用語
5.宗 教  ローマン・カトリック教(加国民の約半分近く)
6.主要産業  金融、保険、不動産業、製造業、商業
7.GDP(名目値)  13,687億加ドル(2005年)
8.一人当たりのGDP(名目値)  42,414加ドル(2005年)
9.通貨、為替レート  カナダ・ドル、1加ドル=102.15円(2006年12月)
10.3文字コード  CAN
(外務省HP)

G7の一角として、世界的にも高好感度を誇る北米の大国、カナダです。
ヨーロッパ人がこの地を発見したのは近世のことですが、それ以前にもベーリング海峡からモンゴロイド(インディアン)が、また北欧からはヴァイキングが移り、定住していたようです。
15世紀後期、イングランド王ヘンリー7世(1457~1509)が遣わしたイタリア人航海士ジョヴァンニ・カボート(1450頃~1498)が、カナダ沖のケープブレトン島に立ち寄ったのが、ヴァイキング以来の欧州人による再発見となりました。
その後、フランス人探検家ジャック・カルティエ(1491~1557)が、セントローレンス川に沿ってカナダ奥地を探検し、16世紀半ばには、そのセントローレンス川流域はフランスの植民地となりました。
それから、フランス本国による植民地化が進みましたが、18世紀初頭の世界規模でのイギリスとフランスの争いが、とうとう北米大陸にも飛び火しました。
欧州本国での七年戦争(1756~1763)でフランスらの国が負け、イギリス・プロイセン軍が勝つと、その後のパリ条約(1763)で、カナダのケベック・シティをはじめとするフランス領はイギリス領とされました。
多くのフランス人を残したまま英領となったカナダに対して、イギリス本国は緩やかな対策を講じます。
その後、アメリカ独立戦争(1775~1783)が起こり、アメリカ合衆国が成立(1783)すると、アメリカの王党派と呼ばれる人たちが大挙してカナダに移住。
18世紀までにカナダはその領土を西に広げ、1867年にはアメリカ併合を危惧したイギリスが、カナダに対して自治権を与えました。
外交権が認められ、主権国家としての地位を獲得したのは、1926年のことです。
第二次大戦(1939~1945)以後は、ケベック州の分離論争が激しく展開され、血を見ることも少なくはなかったようですが、それでも観光大国であり、環境大国でもあるカナダの人気は、大変高いものです。

さて、カナダといえば『赤毛のアン』(Anne of Green Gables,1908 )シリーズを思い浮かべる人も多いことでしょう。
思春期から子育てを終えるまでを描いたこの大河小説は、古典的名著として青春小説の金字塔ですね。
かのマーク・トウェイン(1835~1910)も賛辞を送ったほど、当時から注目を集めた作品だったといえます。
作者は、カナダのプリンス・エドワード島出身の児童文学作家、ルーシー・モード・モンゴメリー(1874~1942)です。
彼女自身の一生は、決して恵まれたものではなかったようですが、作品は大変多くの人に親しまれました。
特に『赤毛のアン』シリーズは、彼女の生涯に10冊刊行され、40カ国語に翻訳されるほどの人気シリーズとなりました。
もちろん、日本にも輸入され、1979(昭和54)年にフジテレビの世界名作劇場アニメとして登場し、絶大な人気を博しました。
翻訳作品として登場したのは、1952(昭和27)年のこと。訳したのは、実は山梨県出身者。
大正・昭和の翻訳家・教育者の村岡花子(1893~1968)でした。
村岡の本格翻訳によって、日本の『赤毛のアン』の歴史は始まったといっても、過言ではありません。

村岡花子は1893(明治26)年、山梨県甲府市に生を受けました。
甲府の教会で洗礼を受けキリスト教徒となった彼女は、その後東京へ移住し、カナダ系ミッションスクールへと進みます。
また同時期に、歌人佐佐木信綱(1872~1963)門下となり、言葉に深い興味を抱きます。
彼女の翻訳に必要な教養は、この時期に備わったと思われます。と同時にキリスト教に触れたことは、平和への欧米的考えを理解する手助けになったことでしょう。
彼女が原書『Anne of Green Gables』を手にしたのは、1939(昭和14)年のこと。日米関係の悪化に伴い、故郷へと帰るカナダの友人にもらい受けたといいます。
戦時中は、クリスチャンであることから苦難に見舞われた時期でありましたが、それを乗り越えて1952年の翻訳本出版にこぎつきます。
カナダは建国以来、傭兵が主要な職業となり、多くの男たちが戦場で命を散らしました。
アンが登場する時系列的に最後の作品『アンの娘リラ』(1921)では、彼女の息子も戦地で死んでしまいます。
戦争で割かれた親子の絆、戦争で割かれた友の絆。
感受性の強かったであろう花子が、それらの印象を重ねなかったはずはないでしょう。
平和への願いを託して翻訳に当たり、名翻訳と呼ばれる作品を生み出しました。
(参照:『山梨の文学』、山梨日日新聞社、2001)

花子の功績を称え、東京に「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」があります。
カナダを思い、ルーシー・M・モンゴメリーを思い、村岡花子を思い、アン・シャーリーを思い、そして戦争と絆を思う。
そんな貴重な時間と場所になるはずです。


花見に行ってきました。

2007-03-30 23:02:03 | 

鰍沢の大法師公園といえば、山梨県下でも有数の桜の名所です。
「さくらの名所百選の地」にも選ばれています。
そんな大法師公園では、この時期にさくらまつりを町ぐるみで催しています。
今年で、なんと27回目。
タレントを招いた歌謡ショーや、弓道大会などが開かれ盛況するようです。
今年は暖冬の影響もあり、予定よりも早まった開催だそうですが、3月29日~4月8日まで行われます。

そんなさくらまつりに行ってきました。
平日と言うこともあって、特別な催しはなかったのですが、さくらは五分咲き。ちょうど良い頃合いだったと思います。
午前中にひとしきり雨が降って、午後には晴天。富士山も眺めることができました。
というわけで、今日はそんな花見の写真です。
もし運が良ければ、わたしの屁タレな写真など比較にならぬような、きれいな景色が見られることでしょう。


文芸作品の漫画化

2007-03-29 00:00:24 | 
英国の「マンガ」人気、シェイクスピアや聖書にも波及(ロイター) - goo ニュース

日本の漫画が人気だそうで、それが古典や宗教の本にも影響を及ぼしているそうです。
日本では、20年程前のトレンドということになりそうですね。
文芸作品の漫画化は、その敷居を下げるという点では大変有意義なことだと思いますが、あまりやりすぎるのはよくないと思います。
様々な読み方ができるからこそ面白みがあると思うのですが、漫画化に当たっては書き手や監修者の意志が入り込むために、固まった読みになりがちと思うんですよね。
一度、自分で文を読んでほしいですね。
そこで、自分なりの解釈をつかみ取ってほしいです。それこそが、文芸作品の本当のおもしろさだと思うのですが…。
…まぁ、屁タレのいうことではありますが…。

その9 大月

2007-03-27 23:07:29 | 山梨観光マップ

山梨は、甲府の東は笹子峠、南は御坂峠を境にして、甲府周辺から八ヶ岳・赤石山脈麓までの地域を国中、東部・富士五湖地域を郡内と呼んで区別しています。
今やっているNHKの大河ドラマ「風林火山」でも、郡内地方の小山田氏は「領主」とされ、武田氏中心の国中とは一線を画した「自治」をひいています。
故に、武田氏と小山田氏は、「主従」の関係ではなく、「同盟」とか「提携」とかに近いような関係だと思います。
そこら辺は、小山田信有役の田辺誠一さんが妖しげな役をうまく演じてくれていると思います。
さて、話がそれました。
今日は、その郡内の中心地・大月です。
小山田氏の居城であった、難攻不落の岩殿城も、大月にあります。

大月 otsuki

物 件

種 別

価 格

収益率の変化

1段階

2段階

3段階

信玄和菓子チェーン

食品

1000万

?%

?%

?%

笹子もち

食品

1000万

25%

30%

40%

笹子もち

食品

1000万

25%

30%

40%

猿橋グッズ

観光

2000万

10%

15%

20%

うこん

農林

5000万

5%

8%

10%

うこん

農林

5000万

5%

8%

10%

甲斐絹屋

商業

1億

2%

3%

4%

酒造工場

食品

5億

2%

3%

4%


笹子もちいえば、特急あずさやかいじの中でも買える、山梨を代表する名菓ですね。
笹子餅発祥の地は、大月の二つ前の笹子駅前にある「みどりや」さんです。
甲州街道の最難所・笹子峠を越える旅人に「力餅」と名付けて売り始めたのが、その起源だということです。
猿橋は、大月の次の駅・猿橋駅近くにある名跡です。
猿が連なって橋を造った形から、その構造を閃いたという不思議な橋です。
「日本三奇橋」の一つに数えられています。
次のうこん畑は、大月市の名産品ということで、電車を降りるとホームに飾られているほどです。
わたしは、なぜ大月で鬱金なのかわかりませんが、野草が豊富な大月。山に自生していたのでしょうか。
さらに、甲斐絹はその名の通り、絹織物です。特に、郡内地方で織られた独特の縞模様の甲斐絹は、「郡内織り」といわれ重宝されたと言うことです。
最後の酒造工場は、やはり「笹一酒造」です。国道20号線を走っていくと、細い道の脇に大きな和太鼓のオブジェが見えてきます。
でっかく「笹一」と書かれている建物なので、まず見失うことはないと思いますが、工場見学もできるようですので、ぜひ一度足を運んでみたらいかがでしょうか。
もちろん、飲酒運転は厳禁ですが。

さて、いよいよ郡内に入ったということは、中央線の駅も終わりが近いということです。
次回は、山梨の玄関口!
東京のベッドタウン、上野原です!


34.Cameroon

2007-03-26 22:21:38 | 『万国巡覧記』

カメルーン共和国
(Republic of Cameroon)

1.面 積  475,442平方キロメートル(日本の1.26倍)
2.人 口  1,632万人(2005年 世銀)
3.首 都  ヤウンデ(114万人/1997年)
4.民 族   ドゥアラ族、バミレケ族、バムン族、フルベ族他
5.言 語  フランス語、英語(共に公用語)、その他各部族語
6.宗 教  カトリック、プロテスタント、イスラム教、その他伝統宗教
7.主要産業  農業(コーヒー、ココア、綿花)、林業(木材)、鉱工業(石油)
8.GNI  165億米ドル(2005年 世銀)
9.一人当たりGNI  1,010米ドル(2005年 世銀)
10.通貨・為替レート  CFAフラン、1ユーロ=655.957CFA(2002年1月以降)
11.3文字コード  CMR
(外務省HP)

本日は比較的日本との庶民的認知度が低いアフリカという地域にあって、よく知られているカメルーンです。
国名の由来は、この地に最初にたどり着いたポルトガル人が、エビがたくさん取れたらしく「Eu adquiro muitos camarões.(小エビがたくさんとれるわい)」といったかどうかはわかりませんが、小エビを意味する「Um camarão」から来ていると言います。
19世紀初頭にイスラム教国の支配下に置かれ、その後1884年にヨーロッパの強豪国となっていたドイツの植民地となります。
第1次世界大戦(1914~1918)でドイツが負けると、独領カメルーンも戦勝国の分割統治が行われるようになります。
イギリス領とフランス領に分割されたカメルーンが、独立したのはやはり「アフリカの年」1960年のこと。
原因は、フランス領では仏人による強制労働に不満を持った民族が反乱を起こし、イギリス領では国の方針で手つかずだった当領地に、北部のナイジェリア人が流入してきたことでした。
フランス領とイギリス領のカメルーン人たちは、武力ではなく話し合いで決着を付け、無事に独立を成し遂げました。
その後は、血なまぐさい争いも起こることはなく、政治的にも経済的にも安定した成長を見せました。

さて、カメルーンといえば「サッカー」をあげる人も多いでしょう。
2002年FIFAワ-ルドカップで、大分県中津江村(2005年に、日田市に吸収合併)での大騒ぎが記憶に残っている人も多いと思います。
「不屈のライオン」の異名を持つサッカー・カメルーン代表は、アフリカ大陸屈指の強豪として、アフリカネイションズカップでは4回の優勝を誇り、シドニーオリンピック(2000年)では金メダルを獲得しています。
話題も実力も兼ね備えた、立派なチームといえることができそうです。


希有な読破

2007-03-25 23:19:20 | 

先日、面白いことが起きました。
わたしは毎週末、よほどの用事がない限り、本屋に行きます。
もっぱら、某古本チェーンなのですが、買うことが目的でいくわけではないのです。
息抜き目的の立ち読みが主で、本は買ったり買わなかったりです。

さて、去年の暮れぐらいから、ワールドカップの影響かサッカー漫画を攻めています。
数多くあるサッカー漫画の中でも、最近は『ファンタジスタ』(草場道輝作、小学館)という漫画を読破しようと考えていました。
ある程度知名度がある漫画のようなので、漫画自体を見つけることは難しくありません。
しかし、よくあることのですが、こう巻がとびとびでおいてあるんですね。
最初の5巻ぐらいまでは連番であるのですが、それからいきなり13巻辺りにとんでしまうとか。
もしそういう場合、わたしは無理して読み進めようとはしません。
とりあえず、巻が続いているところまで読んで、あとはまた来たときに運良くおいてあったら儲けもんぐらいの気持ちで、気長に待ちます。

その日も本屋へ行き、最初わたしが読み始めたときも、その『ファンタジスタ』を読み始めます。
事前に10巻まで読んでいたので、今日はその続きの11巻からということになります。
運良く11巻から13巻までありましたので、「よし、じゃあ今日は13巻までだな」と読み始めました。
順調に読んでいって、13巻半ばぐらいまで来たときでしょうか、店員さんがやってきて、本棚の整理を始めました。
下の引き出しからストックを出して、上の本棚に補充していきます。
しばらくして、整理が終わったのか、店員さんは別の棚へと移っていきました。
ふと『ファンタジスタ』の棚を見ると、なんとさっきまで13巻までしかなかった漫画が、20巻ぐらいまで増えています。しかも、とぶこともなく、きっちり11巻から20巻までおいてあります。
こいつは一気に増えたなぁと、読む気満々でがつがつと漫画を読み進めます。
今度は18巻ぐらいまで読み進めたときでしょうか。
再び店員さんがやってきて、本の整理をやります。
そして、終わって帰って行きます。
本棚を見ます。
がーん!
今度は、21巻から25巻までが補充されていて、11巻から25巻すべてが揃っている状態になっています。
わたしの心を読んでいるのか…あるいは、わたしの集中力に挑戦しているのでしょうか。
読めやといわんばかりに、がっつり補充していく店員さん。

結局、わたしは11巻から25巻を、約6時間にわたって読み続け、『ファンタジスタ』を読破しました。
なかなか希有な体験をしたと思います。
…まぁ、暇人の戯言なのかもしれません…。
そんな時間があったら、キャリアアップのための勉強でもしろと言われてしまいそうですね。


四十一

2007-03-24 23:13:20 | 『おなら小説家』
立起はその後、次々と作品を発表していった。
三ヶ月の間に週刊誌に短編を三本、さらに文藝月刊誌に長編の連載をはじめた。
立起の作品は、若い世代に大変な人気があった。
会話主体の文章に、軽妙平易な心理描写。それでも余すところなく登場人物の心情を読者に伝える技術は、天性の物であろう。
テーマは重厚で、普通なら若い人が手を出そうはずもないのだが、その文体のためにすらすらっと読めてしまう。読ませる文体なのである。
やや遅筆の草田男と違い、立起は筆が速い。
草田男が1本書く間に、立起は3本書く。
安定して作品を発表するのも、立起の人気を保持する一つの理由であった。
大学在学中にもかかわらず、精力的に作品を発表し続ける立起であった。

草田男は、推理小説と歴史小説と二つの分野で成果を残しつつ、邁進していた。
「ひげの探偵・球磨」シリーズは相変わらず好調であるし、歴史小説でもひげに一生をかけた幕末の理美容師に焦点を当てた長編「髭侍」(しじ)も、大変に好評であった。

しかし、ここのところ、草田男は考えていることがあった。
もし、立起を何とか引き留めようとするならば、実は何とか情報媒体をうまく使うことができないだろうかと。
近年、燃圓の周囲も落ち着きを取り戻し、世間の彼の作品に対する正しい評価も与えられるようになった。
また、彼自身も、おのが作品を沈着な目で見ることができるようにもなった。
と同時に、彼の”暗い”過去に着目し、経済や経営についての短評論の執筆依頼も舞い込むようになってきていた。
もし…極めて上昇志向が強く、野心旺盛な立起と対抗するときが来るとしたら…。
そのときのために、情報発信の確保は重要になってくるのではないか…。
彼が主に活躍している文芸雑誌や新聞小説だけでは、足りないのではないか…。
少しづつでも、情報媒体への接触を試みていかねばなるまいと、考えていたのである。

新しい言語

2007-03-22 23:42:09 | 
今日もブラザーKとの話をしましょう。
電話での話。言語の話題になりました。
どういった経緯でそういう話になったのかはわかりませんが、「なんか新しい言語をつくろうじゃないか」ということになりました。
エスペラント語のような、新しい言語を作ろうじゃないかと。
では、どういう名前にするかといわれたので、わたしはぱっと頭に浮かんだ言葉をKに告げました。
「チンマン語」
と、一言だけ告げて、「そんなんじゃだめだよ」と笑い合って話が終わりました。
わたしの答え方次第で深みが増すだろう会話でしたので、自分の思慮の浅い返答によって断ち切られたKに申し訳なく思っています。

「チンマン語」
…恐るべし、「チンマン語」なのでした。

映画を見てきました。

2007-03-21 23:01:06 | 

わたしは、映画というものを進んで見る人間ではありません。
まぁ映画館で見なくても、そのうちにテレビでやるだろうと考えるものぐさなのです。
そんなわたしが、とある事情によりまして、一日に2本も映画を見るなんてのは、実に人生初めてのことです。
見てきたのは『ハッピーフィート』(ワーナー)と『ナイト・ミュージアム』(FOX)。
双方、前評判の高い作品だっただけに期待していたわけですが、期待を裏切らないおもしろさだったと思います。

『ハッピーフィート』は2006年度アカデミー賞長編アニメ部門受賞作品です。
途中、どういうふうにまとめるのかドキドキしたのですが、うまく丸めたという感じでした。
やはり、CGのクオリティの高さは素晴らしいと思いました。
ペンギンの赤ちゃん独特のふわふわした羽毛の質感は、こうもふもふとしたくなるような感じです。
それから、作中歌はわたしは気に入るような曲ばかりでしたので、買おうかどうか悩んでいるところです。
主人公・マンブルのタップは、実に素晴らしいリズムを刻んでいました。

『ナイト・ミュージアム』は、舞台がアメリカの自然史博物館ということで、あまりにも日本人と馴染みが薄すぎて、大丈夫かと思いましたが、予想外に楽しめました。
何というか、日本人にも違和感なく楽しめるアメリカ的な笑いが多かったと思います。
ストーリーも違和感なく、無理なく家族で楽しめる映画といえます。
これで、博物館への関心が高まれば、博物・美術館好きのわたしから言えば、非常にうれしい限りですね。

双方とも、見たいと思っているならば、思い切って見て欲しいですね。
きっと、損はないと思います。


「アノ」言葉の落書き

2007-03-19 22:38:19 | 
ブラザーKが、こんな愉快な落書きを送ってきました。
わたしは、昔からKこそが世界を回す器だと思っているのですが、こんな愉快は落書きを考えるなんて、やはり彼は天才だと思うのです。

一見、たおやかな笑顔を浮かべる人物が、実はたった三文字の言葉で書かれているなんて。
しかも、「アノ」言葉ですよ。
わたしは、失礼を承知で「やなせたかしさん的な笑み」だと感想を述べたのですが、これは直感で思ったことなので、きっとわたしの本心だと思います。

やはり、Kは天才だと思うんですよね。