うう、更新二回続けて、悲しいお知らせをしなければなりません。
フジテレビ系で放送されていた『トリビアの泉』で名ナレーションをしていたことで知られる、中江真司(1935~2007)さんがお亡くなりになったそうです。
わたしの中で、中江真司さんといえば、やはりフジテレビ系だった『とんねるずのみなさんのおかげです』(1988~1997)内で放送されていた「仮面ノリダー」のナレーターの印象が強いんですよね。
そのころのわたしは、まだほんの子どもでしたし、『仮面ライダー』のパロディということも理解しきっていなかったでしょう。
しかし、妙に印象に残っているんですよね。
あの独特な質の声と角張った真面目な口調を、ジョッカーのみなさんが塗れた床で滑って転んだときなどに聞くと、ぷっと笑ってしまいました。
それから、『トリビアの泉』の最後に、告知が入ると「わたしも買います」とか「わたしも行きます」とかいうんです。
細かいんですが、それが面白かった。
「ぜったいうそだよ」とか思うんですけど、真面目な演技ですから、そのギャップに思わず「ぷ」と微笑んでしまう。
中江さんの質と口調を継ぐ人は、けっこう出てくると思います。
でも、そこらを継承しつつ、また別の色のナレーションを、後継の人にはして欲しいと思います。