今年の2月は毎週のように自転車で曽我丘陵に出かけていた。曽我に行く途中、穴部国府津線の工事の様子を覗いたり、跨線橋や梅林で写真を撮ったりと、このブログでもいくつか紹介した。曽我丘陵では明治の頃に測量点に置かれた標石を探していたが、未だに見つけることが出来ずにいる。2/26も標石を探しに曽我に訪れた。 別所会場のいつもの場所で写真を撮っていると、曽我丘陵の上に建つアンテナ鉄塔が見えた。アンテナ鉄塔の前の道は何度か通ったことはあるが、写真を撮ったことが無いので、標石探しのついでに撮影に立ち寄ってみることにした。 県道72号を横断し、曽我別所の唯念名号塔の先2本目の角を曽我丘陵方面へ曲がる。 しばらくは緩やかな上り坂。県道を曲がるとほどなく、二宮尊徳遺髪塚の前を通る。二宮尊徳のいとこの民次郎が尊徳没後、日光から遺髪を持ち帰り、民次郎の孫の与三郎が昭和13年に建立したとのこと。この道路をまっすぐ登ると尾根道が交差する六本松跡に出る。そこからアンテナ鉄塔に向かう。 二宮尊徳遺髪塚から15分ほど登ると脇道との分岐。祐信宝篋印塔は脇道を少し下ったところにあるので行ってみることに。 見晴らしの良い農道を少し下ると小さな案内看板が設置されている。看板に従い細い歩道を登る。 曽我祐信宝篋印塔に到着。この宝篋印塔には文字が刻まれていないため、造塔の意図、年時が不明。高さ2.2m。 脇道を戻り、再び六本松跡を目指すとガードが見えてくる。ガードをくぐった先が六本松跡。 写真中央の茂みに六本松跡の石碑が建っている。ここは尾根道が変則的に5本交差している。アンテナ鉄塔へは、写真右に続くガード上の道路を進む。 ガード上の道路を進むとアンテナ鉄塔がだいぶ大きく見えてくる。 軽トラ1台が通れるくらいの細い道路を登っていくとアンテナ鉄塔の下へ到着。近くで見るとかなり大きく感じる。鉄塔の上部にはパラボナアンテナがついている。 アンテナ鉄塔の裏手へ。フェンスで囲まれていて建物には近づけない。このアンテナ鉄塔は神奈川県防災行政無線の曽我中継所。神奈川県庁からの電波はいくつかの中継所を経て県内各地の施設に送られている。曽我中継所では、県庁から葉山の中継所に送られた電波を受信し、小田原土木・西湘地域県政総合センター・鞍掛山・矢倉へと中継している。 帰りに国府津駅の裏手に出る尾根道を通ると、猫が近寄ってきた。 人懐っこい猫で触ることが出来た。どうやら近くの作業小屋で飼われているようだ。
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掲載されている写真から「プロの方がやっているのだろう」と思っています。
自転車で散策しながら写真を。と意気込んでいたのですが、小田原駅に向かう途中でフレームが折れるというハプニングに見舞われ、修理に梃子摺っています。
更新を楽しみにしています。失礼します。
勝手な報告になりますが、自転車の修復が9割方成功しました。残すはカーボンファイバー部分の塗装仕上げと、諸々の微調整だけです。
コレでカメラ片手に小田原周辺を満喫する準備が整いました。
改めてこの猫の写真を見ながら打ってますが、この猫に会いたいと思わずにいられません。
ありがとうございました。
輪行したほうが効率的に散策できると思います。
これから自転車に乗るのが楽しい季節ですので、小田原を満喫してみてください。
という思い込みで話を進めてしまいました。お詫びします。
riese und muller(リーズアンドミューラー、ライズアンドミューラー http://www.r-m.de/ )というドイツの自転車メーカーの折りたたみ自転車に乗っています。輪行は前職からで4年弱になります。度々気を使って貰ってすいませんでした。