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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

彼らの母と彼らと ―スクラップ3題―

2019-05-26 | _住・紙_

切り抜き(破り取り)。
綴じられたり(それもいろいろなサイズで)、そのままただ積み重ねてあったり、
のそれらを 全部出してみた。
ザッザと見返して、まだ取っておこうと思うものを 大きさ別にバインダーに綴じ直した。
A4/B5/A5 各1冊、計3冊になった。
バインダーは 無印良品 再生紙バインダー。
ベージュ/ライトグレー/古紙100%。
3冊とも新しいものではなくそれなりに使用感があり、見様によっては
♪ 君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように…
の世界。
なんだか
♪ 古いアルバムめくり…
の世界みたいにもなっていき、改めて その3冊を通すように眺めていると
著名人のお母さんの話が 3題、その中に入っていることに も一度 気づかされた。

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○ 佐藤雅彦 考えの整とん (暮しの手帖 2011秋)
○ 田中ナオミ あなたにとって「豊かな時間」とは? (婦人之友 2010.1)
○ 福岡伸一 わたしの・すきな・もの はるみ (婦人之友 2017.2)

佐藤さんのお母さんは (当時)95歳。体の不調から、その前の年に老人介護施設に入所している。駿河湾を臨む海辺の地のその施設に 佐藤さんは毎週 通っていた。ある時、お母さんは肺炎を起こし入院、退院後のお母さんの様子は変わっていた。元の施設に戻って少しずつ体調は回復してきたが、不安そうな表情はそのままで 笑顔は生まれなかった。お母さんに笑顔が戻ってほしい。ある考えが浮かんだ佐藤さんは お母さんと そのやりとりを試みる。…

田中さんのお母さんは 足が思うように動かなくなって、まわりの人からの援助が必要になった。イギリス人のお母さんは 電話の度に「Is there anything if I could do for you?」と口にする。人のために何かする、それがお母さんの大きな喜びであったのに。田中さんは 足が不自由になったお母さんの問いかけ「Is there anything if I could do for you?」に答え、あることをお母さんに依頼する。…

ネコ派かイヌ派か、福岡さんのうちは 圧倒的にネコ派、お母さんが大のネコ好きだったからだ。そのなかでも福岡家にいちばん長くいたのは、‘はるみ’と言う名のネコ。お母さんは文字通り、猫可愛がりした。福岡さんも弟さんも成人して家を出たあとの実家で、自分たち兄弟は 母からこれほどまでに優しくしてもらった記憶がない、と福岡さんが書くくらい、二人のかわりのように はるみは優しく可愛がられた。はるみが死んだ頃の描写は 次のようになっている。「はるみは長生きだった。20年近く、母と暮らした。病を得た母が、2004年の春に亡くなったあと、はるみもまたあとを追うようにして死んでしまった。」…

 

 

 


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