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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「ラビング 愛という名前のふたり」

2017-11-29 | _気な・気な_映画・ドラマ_

恋をする? 恋はしない。
愛をする? 愛はしない。 ∨ 「愛をする。」はしない。


ぐーるぐる さまよっているうちに、「ラビング 愛という名前のふたり」という作品を知った。


「妊娠したの。」「結婚しよう。」
レンガ職人のリチャード・ラビングが 恋人のミルドレッドのことをどれくらい思っているか
そしてミルドレッドもリチャードのことを どれくらい思っているか
始まってすぐに その愛の深さを 感じることができた。


なのに。
1958年。バージニア州。異人種という区別をされた二人は、この時この地で 結婚をすることができなかった。法律、そういう法律があったのです。では 法律で許されるワシントンDCで結婚しよう。式を挙げ地元に戻り、けれども二人は保安官に突然逮捕されてしまう。


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リチャード。
弁護士の人となりも気になったけれど
リチャード、あなたのことが一番気になりました。


 


 

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「すべての見えない光」

2017-11-27 | _よむ__

「すべての見えない光」 アンソニー・ドーア 藤井光 訳 2016 を読んだ。

婦人誌書評にあった本。
第0章(ダイゼロショウ) から始まる。「第0章 1944年8月7日」、フランスのことのようだ。
“1942年7月。パリ。ユダヤ人一斉検挙の朝。フランス警察による。”の 「サラの鍵」 のことが頭をよぎる。程なく 主人公が二人いることに気付いていく。フランスの少女は目が見えない。少年はドイツ人二等兵、死ぬ覚悟ができている一千人のあるいは五千人かもっとかのドイツ兵の一人だった。ここはサン・マロ。ノルマンディー上陸は、二か月前のことだった。1944年8月7日のサン・マロの地は いかなる戦況の下にあったのだろう。

サン・マロがどこにあるのか分からない、こちら側の知識がそこから始まってしまった読書でしたが引き込まれた。今もドキドキが(それはまるで不安のような)続いている。

 

ラジオの向こうの 〈月の光〉 。

「そして、一台のピアノが、ひとつの音を三回奏で、そしてふたつの音になり、それからおだやかな和音が現れ、そのどれもがろうそくとなり、森の奥へと分け入っていく……。」

 

 

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「SONGSスペシャル 井上陽水×玉置浩二」 2

2017-11-14 | _きく__

もしも ‘ブタのような’ だったなら。
♪ 愛なんて、恋なんて、し飽きただけさ (今以上、それ以上、愛されるのに)
と歌われていたのかもしれないようなのでした。

愛なんて し飽きただけさ。
(ん? 愛 ヲ シテイル。 んだ。。。)

“(旅するは旅をする。恋するも恋をする。なのに、愛するは愛をしない。)”

でも もしかしたら

♪ ブタのような女と(忘れそうな想い出を) 
愛をしていたのかもしれない。。。

「今だったら(♪ ブタのような女と、バージョンでも)歌う自信があるんですけど。」
安全地帯の人は そう振り返った。

こちらだって 今だったら 聞き込める自信があると 答えちゃいそうで、怖い。。。

 

 

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「SONGSスペシャル 井上陽水×玉置浩二」

2017-11-12 | _きく__

♪ もっと勝手に恋したり

 

♪ 夜空をたださまようだけ

 

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「夏の終りのハーモニー」の「夢のリユニオン」。
と 番組紹介にあった。

 

曲が先に作られていた「ワインレッドの心」で玉置さんは 
三度目の正直?みたいな先で示された陽水さんからの詞の
(それとも‘ブタのような’!とは違って最初からあったのかな?)
「もっと」 に 驚いたという。
そのエピソードに引っ張られて聞く 出だし。 

もおっと 勝手に恋したり

歌詞の先の 引き返せないどこか が より聞こえてくるような。。。

たださまようだけ

サラウンドな この時、に。

 

 

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「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」

2017-11-05 | _気な・気な_映画・ドラマ_

映画「めぐりあう日」を借りてきた。
原題は 「Je vous souhaite d'être follement aimée」 。
アンドレ・ブルトン(誰?)著「狂気の愛」の中の文章とのこと。(光文社古典新訳文庫に入っている海老坂武訳によると 「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」。これが英題になると 「Looking for her」 。うーん。。。作品内容をひと口で表してはいる、英題。)


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「産みの親を知らずに育ったエリザ(夫と8歳になる息子とのパリ3人暮らし)は養父母の了解のもと、実母の調査を専門機関に依頼しているが、匿名で出産した女性を守る法律に阻まれ、実母にたどりつくことができない。6か月後、ついにエリザは自ら調査をするために、自分の出生地である港街ダンケルクに、息子ノエと共に引っ越して来る。」(公式サイトの「ストーリー」より)


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「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている。」


愛は愛したり愛されたり、けれど
旅は旅するのに旅されない、
恋も恋するのに恋されない。と
まっっったく関係ないことを頭に浮かべながら鑑賞した。
(旅するは旅をする。恋するも恋をする。なのに、愛するは愛をしない。)
(↑文法学者からやいのやいの言われそうだ><。きっと説明はつくのだろう。勝手に気になっている。)
誰?なんて言っている私だからそうなっちゃうのかな。
ブルトンでJe vous souhaite d'être follement aiméeと続いたら
「アンドレ・ブルトン?分かるわよ。」圏 の人々は 「ああ、あれか(あの一節か)。」ってなるのかな。
英題・邦題が「Looking for her」・「めぐりあう日」とされたことは
「アンドレ・ブルトン?分かるわよ。」圏外 の人々に向けて
丁寧なる道案内表現をしている、ということになるのだろうか。


 


ピアノの音。
アネットという女性のいくつかのセリフ。
心に残り 響いていきました。


 


 

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「文藝別冊 神谷美恵子」

2017-11-03 | _よむ__

“神谷美恵子著作集、どこまで読んだんだっけと 別まわりぐるぐるまで発生し
あ、「ウルフ」読んでいない。「生きがいについて」、ついていくのが大変だった。
―80年代、ぽつぽつ思い出す。 ”

「文藝別冊 神谷美恵子」 2014 を手にしている。
80年代、「青いりんごのふるさと」からの流れで 神谷美恵子に出会った。
ちょうど著作集が逐次刊行されていた頃だった。 
今回のムックの中には 学生一人暮らしをしていた長男・律さんのことをあれこれ心配する書簡が 未発表だったものとして収められている。(律さんの弟さんの方は ちょっと前だけどTVで見かけたことがあったな。面白い笛の演奏者なのです。)時は1968年を前後する頃。九通の手紙が掲載されているが、それぞれに律さんの今の思いのコメントも付いている。その頃律さんは大学紛争、そのまっただ中にいる学生生活。自分の母親が書いた大学紛争を案じる一文(それは、著名な大学教師としての立場からも書かれている)が新聞に載っているのを目にもしていたような時代。それは大変複雑な心境だったのだろうな。と なんだか息子さん目線で読んでいった。
美恵子さんの好きな音楽、美恵子さんの初恋話!、いろいろ載っていて ムックとは目の回る世界である。

 

 

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