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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「世界名作の旅」に出る 寄り道

2008-04-21 | _よむ__

今月から 新聞連載「記者風伝」が始まった。
「連載は…、1年間続きます」とある。
いつか 「世界名作の旅」のことも 話題に上るかしらんと
いそいそ切抜きを始めた。
3日続いたが、4枚目から もうおっくうになった。
細長い切抜きを さてどうやって取っておくか、そんなことから すぐつまづいた。

19日(土)、
昨日分の新聞をストッカーに移そうと ぱらぱらページをめくっていた。
久しぶりに「記者風伝」のところに目をやると
「世界名作の旅へ」の小見出しがついていた。

「『1年間続きます』かあ・・・」なんてのんびりしていたら
1ヶ月もたたないうちに 出会えることとなった。

ストッカーをひっくり返し、切抜きを再開した。
手元に 15枚の細長い切抜きが集まっている。
三國一朗「鋏と糊」あたりに 
こういった形の切抜きについての話があったような気がする。
あの本、うちにあったかな。後で探してみよっと。
(つい2週間ほど前には おっくうがっていたのに…。)

 

[2012/10/18 編集]

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「世界名作の旅」に出る 1-9 アラビアン・ナイト 2

2008-04-17 | _よむ__

アンドレ・ジイドは 人間を二種類に分けた。
すなわち、
『アラビアン・ナイト』を読んで感動する人びとと、
この名作を閉ざし、何の関心も示さぬ人びととに。

この回の著者が こんな風にジイドの言葉を紹介している。
学生街の(喫茶店…ではなくて)古本屋から
文庫版の「千夜一夜物語」第1巻(バートン版)を買ってきたはいいが(2月28日)、
さっぱり読み進んでいない私は どちらに混ぜてもらえるだろうか…。

『アリ・ババと四十人の盗賊』
『アラジンと魔法のランプ』
『船乗りシンドバッドの冒険』・・・
この回の著者が 次々と『アラビアン・ナイト』の中の物語を紹介しているが、
題名は知っていても あらすじをちゃんと再現できるものがないんだな、私、と
変な再確認をすることになった。

そもそも
「妃の不貞を憤った王様が 毎日処女をめとって翌朝になると殺し、
 それを三年続けていた。」から始まる話だったとは!
「国中に乙女がいなくなり・・・、最後の娘・才媛シャーラザードは
 王様のもとに行き、夜話をはじめる。」それが あまりにも面白く、
「話はついに千一夜に及ぶのである。」…そうだ。

ジイドが 聖書とともに この『アラビアン・ナイト』を熱愛したように
この回の著者も この物語にとりつかれ、
飛んで(イスタンブール…ではなくて)バグダッドへ向かっている。

(新聞に連載されたのは 昭和40年前後のようなので
 その当時のイラクに飛んでいるわけだが、
 さて 1965年あたりのイラクって どういう国だったのだろう。

 イラク 歴史 と検索すると
 長~い Wikipediaの項目が 検索の上の方に出てきた。
 1958年に イラク共和国が誕生しているが
 1961年には クウェートが独立し・・・、
 ムリダ、なんとも複雑な歴史の流れで
 「読んでみる」だけでも ついていけない。           )

現地の記者と会った この回の著者が
相手と交わした 挨拶の言葉を記している。

「あなたの上に平和がありますように」「あなたの上にも平和がありますように」
「おお、とうとぶべき私の友人よ!」「おお、私の親しき友よ!」

かの国の言葉をほとんど知らない私には
萩尾望都の作品の中の台詞のように 心地よく響くのだった。
ついでに
「開け、ゴマ」と唱えれば
目の前に シャーラザードと妹のドニアザードが現れ出でて
夜な夜な物語ってくれれば(←ぐうたら者デス) 楽チンなのだが。
いやはや、
この頃 目がショボショボしていて
楽なほうへ楽なほうへ と 流れてしまいます。

 

[2012/10/18 編集]

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流れてくるものは… 7 「瞳をとじて」 4  <気になる・気になる>

2008-04-14 | _きく__

 ♪ 朝 目覚める度に 君の抜け殻が 横にいる
    ぬくもりを感じた いつもの背中が 冷たい

男声パートが 滑らかに発進する。
この電車なら大丈夫、途中で心地よく居眠りしても大丈夫。
私なりの こんな変わった置き換えで この歌を聴くことができた。
平井堅・ご本人版では 超特急過ぎて(←もはや、意味不明になりつつある表現ですが)、
私の降りる駅はどこですか、もしかしたら行き先を間違えているのでは、と
不安が 先に立ってしまうのだった。
↑なんでこんな風に 思っちゃうんですかね、私。

番組進行のアナウンサーが 途中に
「さあいよいよ、切ないラブソングに挑戦です。」と
ナレーションをはさんでいた。

切ないラブソング、そこなんです。
堅さんの 切なさを 私が見聞きしちゃっていいんですか、
なんだか「ダメです。」と 真顔で拒絶されそうな、
あるいは それは実は裏返されたもので
私という者が さえぎっているのかもしれません。

高校生の合唱は 切ないラブソングを 
「青春と言う名の 苦い思い出(おー、それなら私も参加できる♪)」
あたりに アレンジしてくれたような気になりました。(ありがとネ。)

というわけで
一旦安心!?してしまえば とことん曲を聴くことができた。
(アァ、メンドクサイネ 私。)

 ♪ あの日見せた泣き顔 涙照らす夕日 肩のぬくもり
    消し去ろうと願う度に 心が体が君を覚えている

女声も男声も 佳境に入ってきた。
合唱指導者が
「一番いい声で!びっくりするくらい いい声で(歌ってごらん)!」と
はっぱをかけている。
指導者は こうも言っていた。
「(この作品の)原作を小説で読んだという人もいるかもしれないし、
 映画で見たという人もいるかもしれない。
 (歌うにあたって それらとは)全然違うことを心の中で思っていても
 それは全くかまわない。・・・」
一人の人間にも 気持ちの中にたくさんのものがある。
音や声をそろえる合唱も 複雑な心が各人にあってこそ 
かえっていい音になることがある、指導者は そう言葉を続けていた。
いい事言うねえ、この指導者に 座布団三枚っ!!

中学生と同様、15分そこそこの練習で すぐ発表となったようだ。
全国からやってきた その中でも運よく壇上に立った高校生が
一番いい声で びっくりするくらい いい声で 歌っていた。

 

[2012/10/18 編集]

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