入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’24年「夏」(17)

2024年06月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 午前7時、薄い雲が朝の日の鋭い光を幾分ながら和らげてくれている。気温15度、きょうも鳥の声が聞こえてくる穏やかな朝だ。キャンプ場のレンゲツツジの花がようやく咲き揃い、緑一色の単調な世界にこの時ばかりはオレンジ色の花がよく目立つ。

 先週里へ下った際、忘れずに殺鼠剤を買ってきた。飴玉より若干大きいだけだが一粒800円する。それが一箱4個入り、3200円と安くない。
 早速2個を台所に置いたところ、一晩でなくなっていた。少なくとも2匹のネズミには効いたと考えていいとしても、他にも効果があったかまでは分からない。
 昨夜も台所の方で物音を聞いたのでまた1個、今度は持って行かれないように殺鼠剤とそれの入っている容器を接着しておいたが、今朝見たらまた中身は消えていた。他のネズミにもお裾分けされていることを願うばかりだが、さてどうか。   
 ネズミに悩まされ、鹿に手を焼き・・・、そういえば、先週の土曜日に殺処分してもらった2匹の鹿の他に、もう1頭がまだ罠の中にいることが分かった。逃がすか、放っておいて20日に上がって来る牛たちと一緒にしておくか、ウーン、結論はまだ出ない。

 きょうも午後になったら、小入笠の頭まで電気牧柵の点検のため上がるつもりでいる。土曜日に最終点まで通電し、7000ボルト以上は確保できているのを確認済みだが、鹿が電牧の衝撃を体験し、触れてはいけないことを学習するまではまだしばらく頻繁に点検を続けなければならない。
 そして牛が入牧すれば、今度はその点検は毎日になる。牛も鹿と似たような経過をたどるにしても、鹿を真似てそこからどこかへ行かれてはたまらない。脱柵は牛守にとって一番厄介な事態と言ってもいいのだ。
 
 入牧の準備はほぼ終わった。キャンプ場の草刈りは、今年も昨年に続き下からの応援を待たずにきょうの午前中で片付く。それはいいとして、少しづつ農協やその職員の頭の中から山小屋やキャンプ場ばかりか、牧場への関心が薄れていくようで気になる。引き継がれていくべきことが減っていく。

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 小屋の電話(0266-62-4122)が復活しました。留守電に予約される場合はこちらからも確認の電話をいたしますので、名前、電話番号は、はっきり、ゆっくりとお願いいたします。
 本日はこの辺で。


 
 

  
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