入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (23)

2019年03月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

       「大阿原早春」            Photo by Ume氏

 西山で採ってきたカタクリの芽が出てきた。採取した翌年には発芽したのに、それをHAL奴が蹴散らしてしまい、それ以来、何年経っても葉は生えてくるも花が咲かないままの状態が続いた。ところが昨年初めて花を咲かせてくれた。まだ小さいが、今年はどうなるか、期待して待っている。
 そしてきょう、ついにボケの花が二輪だけ咲いた。この花の咲くのを待って、北原のお師匠や、昨年野菜をたくさん届けてくれた友人などを呼び、天婦羅でも揚げて春の小宴をと、ずっと考えていた。



 この時季だけだが毎年、放置したままの荒れた庭に残る草花に気を遣う。どうせまたすぐに、「主(ぬし)無き宿」になってしまうのだが、あばら家とも呼ばれたこの家にも、思い入れの何程かは残っている。枯葉をどけたら、イカリソウの芽も出始めていた。

 驚いた。種平小屋が長期休業に入ったと、久しぶりに届いたF破氏からの通信で知った。早速「種平小屋便り」を開いてみたら、小屋の営業ばかりか、いつも羨ましく読んでいた"夫婦の渋い山行"の記録「種平小屋便り」も中断するという。一体どうしたことかと、電話した。幾つかの事情を種平小屋の主人が話してくれ、また再開の意志もあると知って納得し、安堵した。そこらの事情をここで代弁はできないが、一つだけ言っておきたい。
 前から知ってはいたが、訪れる人たち対して虫のことを気の毒なほど気にしていた。しかし、山奥の山小屋、と言ってはもったいない、に虫がいてはまずいのだろうか。そんなことを気にする人には、来てもらわなくても一向に構わないじゃないかと、つい言ってしまった。どうもそういう人の話を時々に耳にするが、周囲の環境だけは美しい自然を求め、街の暮らしと同じような便利さ、快適さを求めるなんて、それこそ虫が良すぎはしないか、と言いたい。もちろん虫の嫌いな人が悪いわけではないが、我慢できないなら・・・、これ以上言わなくてもわかるでせう。
 小屋の営業を生活の糧にしている人たちではない。それでもウオシュレットを備えたトイレ、檜の風呂を設け、訪れた人たち本意の山小屋である、惜しい。
 まあ古い家屋だから、修理の必要も分からないではない。営業再開を首を長くして待つが、「種平小屋便り」だけは、あの小屋を愛する人たちのために、ぜひとも続けていってほしい。頼みます。

 F破さん、通信ありがとうございました。写真撮影会は当然その中の一人と確信しています。Ume氏には講師役をお願いしたいと思っています。他にもウルサイ人が来てくれるはずです。I籐さん、海老名出丸さんはどうかな。クク。
コメント
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