入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (13)

2019年03月14日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                        Photo by Ume氏(再録)

 林の中に幾つかのコテージがあって、以前にも利用したことがあった。しかし今回、どこがそうだかさっぱり分からない。この時季、コテージなど営業しているのかと案じていたが、予約は取れているはずだった。仕方なく電話をすると「早く上がっておいで」とET子さん。「2階の一番奥」などとも言う。完全な思い違いだと分かるまで、しばらく時間がかかった。
 実はコテージは一方的な思い込みで、今回はちゃんとした村営の宿泊施設だった。すでに4名が到着して、後続のわれわれを待っていた。古来稀なる年齢を過ぎた者同士、もう手のかかる食事作りはせず、宿泊所の世話になることに決めてあったという。そこら辺のことは、どうやらいい加減に聞き流してしまったらしい。もちろん、暖かいベットのある部屋の方が有難い、文句なし。
 ところでこの集まり「同級会の練習」と言う。この変わった名前が定着し、いつも同じ仲間で最低でも年に1回はやっている。男3人、女3人、そのうちKM子さんの旦那S氏は同級生ではないが、そういう人がいるのも悪くないと、同級生のような格好に納まっている。もう、付き合いはかなり長い。若干他の同級生が出入りしたこともあったが、今は増えもせず、減りもせずでずっと安定している。生憎YR子さんは翌日に用事ができたとかで宿泊できなかったが、夕食は一緒にして、結構遅くまで付き合った。いつもメルセの、その中でも高級車で迎えにきてくれるM君とET子さんは中学からだが、KM子さんYR子さんは学年ひとクラスしかない小学校1年からの付き合いで、呼び捨ては当時から変わらない。
 ここでそれぞれのことを呟いたら面白い個性派ばかりだが、それは控えておく。酒を飲み、若いころに還って語るのはつくづくいいものだ。牧場の露天風呂の写真を見ながら「今度は混浴するか」とMが言ったら、間髪入れずに「いいよ」と恐ろしい返事が返ってきた。そういう冗談も言える年齢に来てしまったことを喜んだらいいのか、悲しんらいいのか、何とも複雑な思いが湧いてきた。合掌

 この5か月というもの、運動らしきことはまったくしてません。だから仕事を始めると1ヶ月くらいは大変です。確かに白岩岳は標高差1千メートル、かなりの急登です。しかし、戸台からの20キロ余を革靴で牧場まで歩いてきたO里さんのこと、大丈夫でしょう。「アジアから消えた多様な『人類』たち」という傍題の本を読んでますが、アイヌの祖先がこの辺りにもいたのでせうか。




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