スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

19世紀ダンスイベント

2006-11-20 23:45:03 | 授業 ダンス
一人ずつ先生のIngridに呼ばれる。
今夜は19世紀風のダンスイベント。一人ずつIngridが衣装に合わせてヘアセットをしてくれるのだ。私が借りた衣装は檸檬色と若草色のドレス(写真右上)。
夕食時には先にヘアセットを終えた人たちが、ジーンズにぐるぐる縦巻きイライザ風(キャンディキャンディに出てくる)の髪で現れ、変な感じ。
私も食後に早速、スタンバイ。rumpaをお尻に側につけウェストで結ぶ。髪はコテでくるくる巻きながら、Ingridが「髪が太いね」と。これでも日本では「髪、細いねー!」と言われるんですけど。そりゃあ、金髪ネコっ毛を博多ラーメンとすると、私のは長崎ちゃんぽん極太麺かもね。

部屋のライトはキャンドルのみ。ピアニストも今日は外から呼んでます。暖炉にも薪をくべ(本物)、部屋中が柔らかい色で包まれいい感じ。キャンドルのもとでは私の写真テクでは雰囲気が伝わらないので残念。

まず、手元のカードにダンスプログラムが書いてあり、ダンスパートナーを見つけ、そこにその人の名前を書いていく。そのカードは手首にリボンで巻きつけます。
まずはポロネーズ(ポロネーゼ?)から。踊って納得。なるほど!これか!日本でポロネーズを弾いていたときに、どんなダンスか知らなくて尋ねたことが。「行進曲のようなダンス」という返事で頭が「???」だった。けど、確かに。ペアで踊るけど行進ばっかり。なぜか、運動会の入場行進を思い出してしまった。右行ったり交差したりするうちに二人一列が4人一列になったりする、アレみたい。

ダンスの合間には、フルートやバイオリン、歌、詩の朗読(←もちろん私には意味不明)などの余興も。そして、以前あまり面白くないと書いた、例のダンス。意外や意外。このドレスで踊るとなぜだか面白い!ジーンズで練習したときは、意味不明な回転や横移動ジャンプが退屈だったのに、このドレスだとスカートの動きと相まっておもしろい。
ゲームのようなダンスもいくつか。椅子とりゲームみたいに「曲がやんだら男性が女性の隣に座る。そのペアは踊れて、椅子からもれた男性は一人ぼっち」とか、「女性が投げた輪を木の棒でキャッチできたらそのペアは踊れる」とか。昔の人はこうやって社交の場で出逢ってたのかな。

Fika(ティータイム)も19世紀を意識したらしい。ちゃんと「お菓子の歴史」という本で研究して何人かで作ったみたい(他人事風なのは、ダンスコースが主催のため)。
さっそく、レモネードにコーヒー2杯、タルト二つとカップケーキ二つをほおばる私。う、く、苦しい…。ふと隣をみると、ブロンド美人のクラスメートがカップケーキを文字通りがっついていた。「Oj!(おっと!)、うっかり紙のカップも食べちゃった」だって。「大丈夫?」と聞くと、「もう飲み込んじゃったから大丈夫」とのお返事。わたくしたち、19世紀レディーにはほど遠いでございますわ。

さてさて、苦しくなったところにポルカにギャロップ、激しいダンスが続きます。
前の練習のときにも、今回も、思ったのだけど私の踊る相手はみんな、ぜーはー息切れ状態。私は平気。なんで?ふと、昔テレビでみた「鳩ミトコンドリア」を思い出してしまった。鳩は平均寿命30年と長生きで、その秘密はミトコンドリアが他の動物と違うからとかなんとか細かい話は忘れたけど、マラソン選手も似たようなミトコンドリアを持っていて平均的な人より心肺能力が高いとかいった話。私も鳩ミトコンドリアだったりして!?
でも、もう一つ考えられる。へたっぴーにありがちで、ちゃんとした動きになってないから疲れない。あー、こっちかなぁー。
やっぱり?
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