リスニングルームでくつろぎ易くしたいということについて考察していて
先日リスニングポジションの後ろにソファベッドを置いて、そこで寝転がれるようにするというアイディアで記事を書いたが、書きつつも「これは満足するものなのか?」と違和感を感じていた。

考察してみて気付いたのは、寝転がれる場所が欲しいことは事実だが、寝転がれる場所が理想のリスニングポジションである必要がない、理想を追求しても仕方が無いということである。
ソファベッドを真ん中に置いたとしても仰向けやうつ伏せになるなら結局音像定位は理想からは程遠いものになってしまう。
つまり「いい音を聴きながら寝たい」という理由でリスニングルームにソファベッドが必要と考えている訳では無い。リスニングルームに滞在している間に横になりたいと思ったときに「部屋の外に出ることなく横になれる」ことにより部屋が使い勝手がよいからリスニングルームにソファベッドが必要と考えているのである。そういう場所があると疲れている時もその部屋に入りたいと思うはずである。逆に横になれるところがないと、疲れている時はリスニングルームに行くのが「かったるい」と思ってしまい、融通が利かない部屋になってしまう。
つまりソファベッドは左右的に真ん中である必要はあまりない。
どちらかというと、リスニングポジションの真後ろの比較的定位の良いポジションは映像音声を鑑賞するスペースに利用した方が利便性が良いと思われる。
リスニングルームでビジュアルと併用となると、ホームシアター兼用というイメージがあるが、ホームシアターシステムはプロジェクターの画面や大画面液晶などが前提となる。システムが大仰で長時間試聴は画面が大きすぎて疲れやすい。ステレオ音源にマルチチャンネルシステムは不要であったりする。テキストを読む作業なども相性が悪い。
PCモニターとしても使えるような20インチ前後の液晶ディスプレイを用いてリスニングポジションの後方でPCで動画鑑賞やゲームなどを遊べるスペースとするのが使い易いのではないかと思う。音声はステレオシステムで再生するようにしたいところではあるが、ガッチリ音質重視で伝送するよりもカジュアルに使えるようにBluetoothで送信するくらいが使い易いのではないか。
そこでリスニングポジションの後方は作業机とオフィスチェアを設置することにする。モニターは本格的なリスニングの際に響きの悪影響にならないように折りたたみ式で簡単に片付けられるモバイルディスプレイとする。そしてソファベッドは部屋の後方の片隅に設置するのが良いのではないかという発想になる。

音楽鑑賞は当然ながら、PCでyoutubeや動画配信をステレオシステムの音声で鑑賞することもできる。ゲームなどもできるし、机に肘をついて音楽を聴きながら読書や書き物もできる。お茶やコーヒーを飲んだりお茶請けを食べたりすることも出来る。疲れたらソファベッドで横になることもできる。
日常生活の行動を大体できるようにはなっており利便性の高い部屋になってくれてはいるものの、片側だけにソファがあるのは音響的にやや問題がある。
布張りのソファは吸音材の塊のようなものなので後方に吸音材があるのは悪いことではないが左側だけ吸音効果が高いことになってしまう。吸音率が左右で大きく変わってしまうことは受け入れがたい。
そこで左右対称に2つソファをデスクの横に置いてみる。

応接室の機能が復活することにはなる。
これだと響きとしては問題ないだろうが、デスク周りが手狭で、しかも出入り口の導線が悪くなる。ソファが2つある必然性もやや微妙に感じる
導線の問題からソファのを片側だけ小さいのにしてみる。

これで導線は確保されるが、左右対称性が前ほどではないにしろ右側の吸音が少なくなってしまう。
ソファを後壁に沿わせるように左右対称に設置してみる。

良さそうな感じがする。ソファの真後ろの音響調整用の棚はソファで吸音されるためあまり意味が無い。ソファの設置スペース確保のため、高さ100cmまでの後壁の棚を削除してみる。


高所の構造が映り込んでいて分かりづらいが平面図

これはそれなりに個人的に抑えておきたいポイントを抑えられている気がする。
左右の吸音率を揃えるためにソファが2組あるが、それだけではなく実際はほぼベッドとして使うソファベッドと、普通にソファとして使うためのソファの用途の異なる2種類のソファがあるのは問題ない。
ソファとデスクを向かい合わせる位置に動かせば応接もできる。応接は頻繁にするものではないからたまに使えればいいし、たまにであれば動かす労力も気にならない。応接しない時にはソファは邪魔になることはない。
ただ以前にあった掛け布団を収納するスペース、使用していない機材やシアター機材などを収納するスペースはなくなってしまっている。必須ではないので許容できるものだが、全面に棚がある割には大きな物は収納できない事実は否めない。



先日リスニングポジションの後ろにソファベッドを置いて、そこで寝転がれるようにするというアイディアで記事を書いたが、書きつつも「これは満足するものなのか?」と違和感を感じていた。

考察してみて気付いたのは、寝転がれる場所が欲しいことは事実だが、寝転がれる場所が理想のリスニングポジションである必要がない、理想を追求しても仕方が無いということである。
ソファベッドを真ん中に置いたとしても仰向けやうつ伏せになるなら結局音像定位は理想からは程遠いものになってしまう。
つまり「いい音を聴きながら寝たい」という理由でリスニングルームにソファベッドが必要と考えている訳では無い。リスニングルームに滞在している間に横になりたいと思ったときに「部屋の外に出ることなく横になれる」ことにより部屋が使い勝手がよいからリスニングルームにソファベッドが必要と考えているのである。そういう場所があると疲れている時もその部屋に入りたいと思うはずである。逆に横になれるところがないと、疲れている時はリスニングルームに行くのが「かったるい」と思ってしまい、融通が利かない部屋になってしまう。
つまりソファベッドは左右的に真ん中である必要はあまりない。
どちらかというと、リスニングポジションの真後ろの比較的定位の良いポジションは映像音声を鑑賞するスペースに利用した方が利便性が良いと思われる。
リスニングルームでビジュアルと併用となると、ホームシアター兼用というイメージがあるが、ホームシアターシステムはプロジェクターの画面や大画面液晶などが前提となる。システムが大仰で長時間試聴は画面が大きすぎて疲れやすい。ステレオ音源にマルチチャンネルシステムは不要であったりする。テキストを読む作業なども相性が悪い。
PCモニターとしても使えるような20インチ前後の液晶ディスプレイを用いてリスニングポジションの後方でPCで動画鑑賞やゲームなどを遊べるスペースとするのが使い易いのではないかと思う。音声はステレオシステムで再生するようにしたいところではあるが、ガッチリ音質重視で伝送するよりもカジュアルに使えるようにBluetoothで送信するくらいが使い易いのではないか。
そこでリスニングポジションの後方は作業机とオフィスチェアを設置することにする。モニターは本格的なリスニングの際に響きの悪影響にならないように折りたたみ式で簡単に片付けられるモバイルディスプレイとする。そしてソファベッドは部屋の後方の片隅に設置するのが良いのではないかという発想になる。

音楽鑑賞は当然ながら、PCでyoutubeや動画配信をステレオシステムの音声で鑑賞することもできる。ゲームなどもできるし、机に肘をついて音楽を聴きながら読書や書き物もできる。お茶やコーヒーを飲んだりお茶請けを食べたりすることも出来る。疲れたらソファベッドで横になることもできる。
日常生活の行動を大体できるようにはなっており利便性の高い部屋になってくれてはいるものの、片側だけにソファがあるのは音響的にやや問題がある。
布張りのソファは吸音材の塊のようなものなので後方に吸音材があるのは悪いことではないが左側だけ吸音効果が高いことになってしまう。吸音率が左右で大きく変わってしまうことは受け入れがたい。
そこで左右対称に2つソファをデスクの横に置いてみる。

応接室の機能が復活することにはなる。
これだと響きとしては問題ないだろうが、デスク周りが手狭で、しかも出入り口の導線が悪くなる。ソファが2つある必然性もやや微妙に感じる
導線の問題からソファのを片側だけ小さいのにしてみる。

これで導線は確保されるが、左右対称性が前ほどではないにしろ右側の吸音が少なくなってしまう。
ソファを後壁に沿わせるように左右対称に設置してみる。

良さそうな感じがする。ソファの真後ろの音響調整用の棚はソファで吸音されるためあまり意味が無い。ソファの設置スペース確保のため、高さ100cmまでの後壁の棚を削除してみる。


高所の構造が映り込んでいて分かりづらいが平面図

これはそれなりに個人的に抑えておきたいポイントを抑えられている気がする。
左右の吸音率を揃えるためにソファが2組あるが、それだけではなく実際はほぼベッドとして使うソファベッドと、普通にソファとして使うためのソファの用途の異なる2種類のソファがあるのは問題ない。
ソファとデスクを向かい合わせる位置に動かせば応接もできる。応接は頻繁にするものではないからたまに使えればいいし、たまにであれば動かす労力も気にならない。応接しない時にはソファは邪魔になることはない。
ただ以前にあった掛け布団を収納するスペース、使用していない機材やシアター機材などを収納するスペースはなくなってしまっている。必須ではないので許容できるものだが、全面に棚がある割には大きな物は収納できない事実は否めない。



