テレビもさることながらプロジェクターでも4K対応が当たり前のようになっている中、
我が家のテレビとプロジェクターの4K対応をどのタイミングでするべきかは常に悩みの種であった。
だが、いろいろ調べて考えてみると、そんなに急ぐこともないなあと思い始めた。
UHD-BDが立ち上がり、4K映像ソフトがそこそこの種類入手できるようになっている。
その辺りで4K対応を意識し始めたのだが、実際に4K製作されているソフトは現時点では結構少ないようだ。
https://realorfake4k.com/というサイトで4Kソースを用いているか、2Kのアップスケーリングを収録しているか簡単に記載されている。
fake4Kという言われようは提供側とすれば腹立たしい言われようだろうが、こんなページが普通に運営されているというのは、さすが自由の国と思わせる。
そこで確認するとリアル4Kの映画作品は思った以上に少ない。
正直なところ4K対応に相応のコストがかかるのだから、それなりに魅力的なラインナップがないと困る。
HDRだとか60Pだとか色情報の多さだとか、4K以外にもUHD-BDのメリットはあるのだが、そこそこの額の投資になるわけだから、中途半端な時期に無理してアップデートを敢行する必要性は高くない。今後リアル4K映画が増えるだろうが、日本での映画公開がアメリカよりも遅れることを考慮しても、まだまだ悠長に構えて良さそうだ。
しかもレンタルで観ることができない。高額に設定されたセル用を買うしか選択肢がない。
巷のレンタルショップではUHD-BDのレンタルなど行っていない。
レンタルショップは「レンタル用ディスク」を購入することでしかレンタルに出せないので、レンタル用UHD-BDソフトが存在しない以上レンタルされる見込みがない。
配信もあるにはあるが、これはオマケ程度で考えて置く必要がある。4Kの映像作品が限定的である上に、ビットレートも高くはなさそう。そして業者が多すぎる中でいつ仕様が変更されるか分からない有料月額サービスのベストな選択肢を吟味するのは困難であり、過剰な期待は禁物に思われる。固定の光回線もあまり使いすぎると通信制限されるようなので、その辺りも懸念にはなってしまう。
今年2018年12月に4K/8KのNHKBSが開局予定であるという。この放送はリアル4K製作が多くなることは自明であり、期待が持てそうだ。8K放送も始めるというが帯域的には相当に厳しく、世界初の8K放送というお題目を達成してドヤるためのものとしか思えない。実用的には4K放送が殆どとなるだろう。この対応チューナーは現時点では規格も定まっていないので存在しないが、2018年夏頃に登場するという。ある程度選択肢が豊富に出そろうのは2019年で、価格がこなれて来るのは2020年夏の五輪特需が終わった頃というのはもはや火を見るより明らかだ。4Kテレビの買い替え時はそこに焦点を当てれば良いのではないか?プロジェクターはレーザーがまだ小型化廉価化できておらず、100万以下での厳密な意味でのネイティブ4K対応は実質的にはソニーしか出せていない。2020年夏までのレーザー4Kの各社達成状況を見つつ、購入に踏み切るか、さらに待つかを検討するくらいで良いような気もする。
さらに4K/8KのBSでは22.2chサラウンドの音声仕様も存在する。個人的にはなかなか面白そうではあるが、AVアンプメーカーがどこまで対応してくれるか疑問ではある。AVアンプは国内メーカーがシェアを握っているものの、販売先の大半は世界である。国内メーカーが出しているにもかかわらず、国内未発売モデルなんてものがザラにある。その状況下で恐らく日本のBS放送でしか使わないマイナー規格の22.2ch音声規格に対応することによる販売増がどこまであるのか?という懸念が当然のように浮き上がってくる。日本国内で11.1ch以上のサラウンドを欲しがる世帯数がその市場規模とほぼ同義であることを考えると、相当にニッチであることは言うまでもない。ただ規格としてはオブジェクトオーディオでもなく、新しい規格ながら少しレガシーで、片手間で対応できるのかもしれない。ニッチではあるが対応は簡単だから各社対応してくれるという展開が期待できるかもしれない。ただし片手間対応では難しいアンプのチャンネル数の大幅拡張は期待できないので、せいぜい13.2ch~15.2chくらいにダウンミックスしての対応が普及価格帯の限界に思われる。そのダウンミックスがどのような仕様になるかは気になるところだが、個人的にはセンターの定位のリフトアップのためにもセンターハイトが追加できるような仕様で、それをatmosやDTS:Xにも使えるようにしてくれると有り難い。
こういったことを踏まえると実質的にリアル4Kソースを豊富に楽しめるのは2018年12月以降、つまりは2019年以降で、ご祝儀相場や五輪需要の殿様商売を回避することを考えると2020年夏以降が買い時というのが個人的な見解だ。
そう考えると、そろそろ4K対応に買い替えなきゃとソワソワしている気分が落ち着いた。
我が家のテレビとプロジェクターの4K対応をどのタイミングでするべきかは常に悩みの種であった。
だが、いろいろ調べて考えてみると、そんなに急ぐこともないなあと思い始めた。
UHD-BDが立ち上がり、4K映像ソフトがそこそこの種類入手できるようになっている。
その辺りで4K対応を意識し始めたのだが、実際に4K製作されているソフトは現時点では結構少ないようだ。
https://realorfake4k.com/というサイトで4Kソースを用いているか、2Kのアップスケーリングを収録しているか簡単に記載されている。
fake4Kという言われようは提供側とすれば腹立たしい言われようだろうが、こんなページが普通に運営されているというのは、さすが自由の国と思わせる。
そこで確認するとリアル4Kの映画作品は思った以上に少ない。
正直なところ4K対応に相応のコストがかかるのだから、それなりに魅力的なラインナップがないと困る。
HDRだとか60Pだとか色情報の多さだとか、4K以外にもUHD-BDのメリットはあるのだが、そこそこの額の投資になるわけだから、中途半端な時期に無理してアップデートを敢行する必要性は高くない。今後リアル4K映画が増えるだろうが、日本での映画公開がアメリカよりも遅れることを考慮しても、まだまだ悠長に構えて良さそうだ。
しかもレンタルで観ることができない。高額に設定されたセル用を買うしか選択肢がない。
巷のレンタルショップではUHD-BDのレンタルなど行っていない。
レンタルショップは「レンタル用ディスク」を購入することでしかレンタルに出せないので、レンタル用UHD-BDソフトが存在しない以上レンタルされる見込みがない。
配信もあるにはあるが、これはオマケ程度で考えて置く必要がある。4Kの映像作品が限定的である上に、ビットレートも高くはなさそう。そして業者が多すぎる中でいつ仕様が変更されるか分からない有料月額サービスのベストな選択肢を吟味するのは困難であり、過剰な期待は禁物に思われる。固定の光回線もあまり使いすぎると通信制限されるようなので、その辺りも懸念にはなってしまう。
今年2018年12月に4K/8KのNHKBSが開局予定であるという。この放送はリアル4K製作が多くなることは自明であり、期待が持てそうだ。8K放送も始めるというが帯域的には相当に厳しく、世界初の8K放送というお題目を達成してドヤるためのものとしか思えない。実用的には4K放送が殆どとなるだろう。この対応チューナーは現時点では規格も定まっていないので存在しないが、2018年夏頃に登場するという。ある程度選択肢が豊富に出そろうのは2019年で、価格がこなれて来るのは2020年夏の五輪特需が終わった頃というのはもはや火を見るより明らかだ。4Kテレビの買い替え時はそこに焦点を当てれば良いのではないか?プロジェクターはレーザーがまだ小型化廉価化できておらず、100万以下での厳密な意味でのネイティブ4K対応は実質的にはソニーしか出せていない。2020年夏までのレーザー4Kの各社達成状況を見つつ、購入に踏み切るか、さらに待つかを検討するくらいで良いような気もする。
さらに4K/8KのBSでは22.2chサラウンドの音声仕様も存在する。個人的にはなかなか面白そうではあるが、AVアンプメーカーがどこまで対応してくれるか疑問ではある。AVアンプは国内メーカーがシェアを握っているものの、販売先の大半は世界である。国内メーカーが出しているにもかかわらず、国内未発売モデルなんてものがザラにある。その状況下で恐らく日本のBS放送でしか使わないマイナー規格の22.2ch音声規格に対応することによる販売増がどこまであるのか?という懸念が当然のように浮き上がってくる。日本国内で11.1ch以上のサラウンドを欲しがる世帯数がその市場規模とほぼ同義であることを考えると、相当にニッチであることは言うまでもない。ただ規格としてはオブジェクトオーディオでもなく、新しい規格ながら少しレガシーで、片手間で対応できるのかもしれない。ニッチではあるが対応は簡単だから各社対応してくれるという展開が期待できるかもしれない。ただし片手間対応では難しいアンプのチャンネル数の大幅拡張は期待できないので、せいぜい13.2ch~15.2chくらいにダウンミックスしての対応が普及価格帯の限界に思われる。そのダウンミックスがどのような仕様になるかは気になるところだが、個人的にはセンターの定位のリフトアップのためにもセンターハイトが追加できるような仕様で、それをatmosやDTS:Xにも使えるようにしてくれると有り難い。
こういったことを踏まえると実質的にリアル4Kソースを豊富に楽しめるのは2018年12月以降、つまりは2019年以降で、ご祝儀相場や五輪需要の殿様商売を回避することを考えると2020年夏以降が買い時というのが個人的な見解だ。
そう考えると、そろそろ4K対応に買い替えなきゃとソワソワしている気分が落ち着いた。