モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

真の4K元年は2019年?

2018-02-18 19:33:13 | ホームシアター
テレビもさることながらプロジェクターでも4K対応が当たり前のようになっている中、
我が家のテレビとプロジェクターの4K対応をどのタイミングでするべきかは常に悩みの種であった。
だが、いろいろ調べて考えてみると、そんなに急ぐこともないなあと思い始めた。

UHD-BDが立ち上がり、4K映像ソフトがそこそこの種類入手できるようになっている。
その辺りで4K対応を意識し始めたのだが、実際に4K製作されているソフトは現時点では結構少ないようだ。
https://realorfake4k.com/というサイトで4Kソースを用いているか、2Kのアップスケーリングを収録しているか簡単に記載されている。
fake4Kという言われようは提供側とすれば腹立たしい言われようだろうが、こんなページが普通に運営されているというのは、さすが自由の国と思わせる。
そこで確認するとリアル4Kの映画作品は思った以上に少ない。
正直なところ4K対応に相応のコストがかかるのだから、それなりに魅力的なラインナップがないと困る。
HDRだとか60Pだとか色情報の多さだとか、4K以外にもUHD-BDのメリットはあるのだが、そこそこの額の投資になるわけだから、中途半端な時期に無理してアップデートを敢行する必要性は高くない。今後リアル4K映画が増えるだろうが、日本での映画公開がアメリカよりも遅れることを考慮しても、まだまだ悠長に構えて良さそうだ。

しかもレンタルで観ることができない。高額に設定されたセル用を買うしか選択肢がない。
巷のレンタルショップではUHD-BDのレンタルなど行っていない。
レンタルショップは「レンタル用ディスク」を購入することでしかレンタルに出せないので、レンタル用UHD-BDソフトが存在しない以上レンタルされる見込みがない。

配信もあるにはあるが、これはオマケ程度で考えて置く必要がある。4Kの映像作品が限定的である上に、ビットレートも高くはなさそう。そして業者が多すぎる中でいつ仕様が変更されるか分からない有料月額サービスのベストな選択肢を吟味するのは困難であり、過剰な期待は禁物に思われる。固定の光回線もあまり使いすぎると通信制限されるようなので、その辺りも懸念にはなってしまう。

今年2018年12月に4K/8KのNHKBSが開局予定であるという。この放送はリアル4K製作が多くなることは自明であり、期待が持てそうだ。8K放送も始めるというが帯域的には相当に厳しく、世界初の8K放送というお題目を達成してドヤるためのものとしか思えない。実用的には4K放送が殆どとなるだろう。この対応チューナーは現時点では規格も定まっていないので存在しないが、2018年夏頃に登場するという。ある程度選択肢が豊富に出そろうのは2019年で、価格がこなれて来るのは2020年夏の五輪特需が終わった頃というのはもはや火を見るより明らかだ。4Kテレビの買い替え時はそこに焦点を当てれば良いのではないか?プロジェクターはレーザーがまだ小型化廉価化できておらず、100万以下での厳密な意味でのネイティブ4K対応は実質的にはソニーしか出せていない。2020年夏までのレーザー4Kの各社達成状況を見つつ、購入に踏み切るか、さらに待つかを検討するくらいで良いような気もする。

さらに4K/8KのBSでは22.2chサラウンドの音声仕様も存在する。個人的にはなかなか面白そうではあるが、AVアンプメーカーがどこまで対応してくれるか疑問ではある。AVアンプは国内メーカーがシェアを握っているものの、販売先の大半は世界である。国内メーカーが出しているにもかかわらず、国内未発売モデルなんてものがザラにある。その状況下で恐らく日本のBS放送でしか使わないマイナー規格の22.2ch音声規格に対応することによる販売増がどこまであるのか?という懸念が当然のように浮き上がってくる。日本国内で11.1ch以上のサラウンドを欲しがる世帯数がその市場規模とほぼ同義であることを考えると、相当にニッチであることは言うまでもない。ただ規格としてはオブジェクトオーディオでもなく、新しい規格ながら少しレガシーで、片手間で対応できるのかもしれない。ニッチではあるが対応は簡単だから各社対応してくれるという展開が期待できるかもしれない。ただし片手間対応では難しいアンプのチャンネル数の大幅拡張は期待できないので、せいぜい13.2ch~15.2chくらいにダウンミックスしての対応が普及価格帯の限界に思われる。そのダウンミックスがどのような仕様になるかは気になるところだが、個人的にはセンターの定位のリフトアップのためにもセンターハイトが追加できるような仕様で、それをatmosやDTS:Xにも使えるようにしてくれると有り難い。

こういったことを踏まえると実質的にリアル4Kソースを豊富に楽しめるのは2018年12月以降、つまりは2019年以降で、ご祝儀相場や五輪需要の殿様商売を回避することを考えると2020年夏以降が買い時というのが個人的な見解だ。
そう考えると、そろそろ4K対応に買い替えなきゃとソワソワしている気分が落ち着いた。
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マルチチャネル音源再生を改めて比較

2018-02-13 12:44:31 | オーディオ
整理も検討しているSACDマルチ音源用のシステムですが、
改めてオーディオシステム側とシアターシステム側で比較試聴しました。

オーディオシステム側
フロント:800diamond
センター:HTM4diamond
サラウンド:803S

シアターシステム側
フロント:802D
センター:HTM1D
サラウンド:803S

オーディオ側はフロントの物量が上で、シアター側はセンターの物量が上になってます。
比較してみると、SACD音源(クラシック)だとフロントからの出音が大部分を占めているようで、シアター側の低音の下が伸びないのと、あまりセッティングに余裕がないので、明瞭感も不利な印象。
やはりオーディオシステム側でマルチチャンネルオーディオを再生した方が質は良いようでした。とりあえずリストラ延期。
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パワーアンプの組み替えをして今回の小改装は一段落

2018-02-04 09:14:45 | オーディオ


5.0chオーディオのセンターに使ってたモノラルアンプを7.2.4chシアターのセンター用に組み替え。
これによりアンプを邪魔でない場所に移動しつつ、より頻用するセンターの音質改善に成功。やっぱりシアターで一番投資するのはセンターだなあと思う。ここだけグレード落とすと異様に気になるけど、ここだけグレード高くても悪くは鳴らない気がする。

これで、今回弄ろうと思った部分は概ね完了。機器よりもセッティング面の変更がほとんどになった。古い機種が多くなってきたから機器の買い替えも検討中だけど、本当にマッチする機器がお値打ちになるまで気長に待つのもアリかなと。
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5.0chオーディオ用センターの壁掛け化と調音パネル増設

2018-02-02 07:24:46 | オーディオ
通販のホームセンターで購入した25cmm×25cmの厚手のステンレス棚受け(L字形)が届いた。



壁に30cm間隔で取り付け。



センタースピーカーのスタンドと接続するためのネジ穴と棚受けをネジで固定。



センタースピーカーの壁付けに成功。
そして調音パネルもとどいたので増設。





思い通りに設置できた。
正面の調音パネル増設で中高域が鮮やかになり、前に出てくるようになった。
側面のパネル増設でサイドからの圧迫感が減り音場が広くなった感じ。
音像が奥に引っ込みすぎるほどでもない。
細かいセッティングは変更するかもしれないですが、概ね想定通りに行ってる感じ。

マルチチャンネルオーディオのセンターが上方に追いやられたけど、再生してみるとそんなに悪くない。オーケストラの配置が変わったような錯覚もあるけど。不自然にはなってない。
チェアの背もたれに寄りかかって聴く場合センタースピーカーは高い場所にあった方が低い場所にあるより違和感は少ないと思う。大型センターをリフトアップするわけにもいかないけど。

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新ラック導入

2018-02-01 07:44:47 | オーディオ
音像の邪魔に感じていたラックを移動して、新しいラックが届いたので入れました。



sound magicのHS03BSというもので、これを選んだ理由は高さと収納が丁度良くて安かったから。
値段が2万ちょいでレビューもそんなに良くないのですが、まあ失敗だったらシアター機器収納に使えばいいかなーと思って購入。
ただ、実際使ってみると自分にはかなりマッチしていていいかも。

①支柱は円柱のポールのみで側壁がないので、スピーカーからの反射音が最小限に抑えられる。
②オーディオラックとしては奥行きがかなり浅くてビックリしたが、機器の足は全部入る。板が大きすぎないので、反射音の低減にはむしろ良い。
③ディスク再生機機がないので制震はほどほどでいい。オーディオラックを名乗るだけあって多少の制震はできている。全ての板に重量機器が乗っていれば共振もほとんどなさそう。
④軽いし組み立てが容易だったので扱いが楽。

ディスク再生やプリメインアンプ、パワーアンプを入れようとすると微妙なラックなんでしょうけど、用途を選べば悪くないと思います。
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