SA-11S2導入してあるていど評価が固まってきたので
レポート記載していこうと思います。
まず外見はボタンの種類やヘッドフォン端子が異なる以外にはほとんど相違ないですが
SA-11S2は背面端子にバランス出力が備えてあり
SA-13S2はデジタル入力があり、それぞれで使える機能に差別化されています。
ディスクのトレーがSA-11S2は金属製で13S2はプラスチックせいで
その部分にはグレードの違いを感じます。
そのせいなのか、11S2の方が13S2よりも静音性が高く、
11S2は近くで耳を澄ませてもわずかな回転音しか発しません。
また採用されているモーターが違うのか、動作音や、立ち上がりの早さ、
命令の受け付け可能なタイミング(読み取り中に再生ボタンを受け付けるのか)
など細かい仕様が異なっていますが、11S2の仕様は15S1と似通っており、
グレードの違いというよりは、発売時期の違いによるものなのかもしれません。
肝心の音の方ですが、11S2はフィルターが3種類もあり、
なかなかそのキャラクターについて評価を下すのは難しいのですが
音の細かさはfil3>fil1>fil2、音の厚みはfil2>fil1>fil3であるようです。
13S2は音の細かさはfil2>fil1 厚みはfil1>fil2ですが、
細かい音の再現性は13S2のfil2よりも11S2のfil2の方が勝っており
上位機種分の音質上のメリットは聴覚上でも十分に存在しているようです。
ただDACの違いなのか、発売時期の違いなのか
音色の傾向に違いがあるように感じます。
11S2は15S1の延長線上のような素直な音でしたが
13S2のfil1は11S2にも15S1にもない、
熱い音を持っているような印象を受けました。
個人的評価としてはやはり総合的に11S2に分があるとは思いますが
DAC機能を持っていないので、フルに生かせない気がするのが残念です。
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