モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

耳周りの音響について少し実験

2010-02-28 20:04:22 | オーディオ
この前、椅子の背もたれによる反射音に問題があるのではないかという
疑問が浮かびあがりましたので、少し実験をしてみることにしました。
耳周りに大理石プレートを枕のように敷いて音を聴いてみましたが、
やはりこの前感じていた後を引くようなわずかな音の濁りが少なくなった気がします。

でも通常使用で石を背もたれに置くなんてことやってられないんですけどね。
使い易くて良い方法を検討してみたいと思います。
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椅子の背もたれがもたらすもの

2010-02-27 20:59:10 | オーディオ
椅子の深くもたれかかってみると、少し音の明瞭度が落ちる感じがすることに気付きました。
耳の周りの椅子の背面からの反射音が音の鮮度を悪くしているのではないかと思っています。

音響を考えて客席を響きの良い木材で作ったコンサートホールもありますし
あながち間違いではないでしょう。

そのへんに気を配ったリクライニングチェアとかあったら嬉しいんですけどね。
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ステレオ再生でサブウーファーは必要か?

2010-02-24 22:55:05 | オーディオ
 



最近忙しくて音楽聴く時間もこの記事を書く時間も満足に取れません。

昨日はマーラー5番を聴きながら第3楽章くらいのところで寝てしまいました。
椅子に座りながらの睡眠なのであんまり寝た気がしません。

今ステレオ再生でVictorのSX-DW77というサブウーファーを使っています。
元々はNautilus805を使っていたときの低音の付け足しのためでしたが、
現在のステレオは802Dに変更し、低域性能はサブウーファーなしでも
飛躍的に向上しています。

802DとSX-DX77ではメーカーもバスレフ・密閉のタイプも価格のグレードも大きく異なり
下手するとサブウーファーなどない方がいいということになりかねないですが、
現環境でウーファーの電源を入れたり入れなかったり、
ローパスフィルターやボリュームの調整をしたりしてベストな使い方を探ってみました。

802Dのウーファーはφ20cm×2発のため、超低域の性能は十分とは言えません。
低域を不足なく出すことに専念して設計され、
そのためのアンプを内蔵されているSX-DW77だからこそ出せる低域もあるようです。
もちろん802Dで出せる低域と干渉しないように、
ローパスフィルターはかなりきつめにかけておく必要はあります。
フィルターのかけたSX-DW77は、映画ならまだしも、音楽再生の場合、
ほとんど聞こえない程度の音しか出まぜん。
殆どの場合、会場の残響を再現する要素の一部にのみ関与しています。
聴覚というよりむしろ触覚で感じ取れるような低音の部分の再現は
やはり802D単体で使用するよりも、サブウーファー併用の方が優れているといえます。

ただ、注意したいのは、Nautilus805にしろ802Dにしろ、
再生帯域はサブウーファーを追加することで向上しますが、
だからと言って、それで800Dや801Dの音を再現できるわけではないということです。
100Hz付近の低音はNautilus805でも802Dでも十分な音量をとることはできますが、
800Dが出す100Hz付近の音とは聴いたときのスケール感が全く異なります。
もちろんサブウーファーはその範囲の帯域は全てカットしているわけですから
その問題に対する解決策にはなりません。
フィルターをかけなければ、低音過多になり、
しかも2種類の低音が飛び交うわけですから、音質として論外と言えます。

聴覚的には20Hzの音よりも100Hzの音の方がよっぽど敏感で、
音楽的意義のある低域なわけですから
現行の音質改善をサブウーファー追加でなんとかしようとするのは
根本的問題を対処せず、遠回りな対症療法を行っていることになります。

私的結論をまとめると、ステレオへの密閉型サブウーファー追加は

○フィルターを調整すれば意外に違和感がない
  →超低域は聴覚的に鈍感な帯域のため
○再生可能音域が下で大きく広がる
  →上から下まで全ての音域をカバーするパッシブスピーカーが
   極限の低域を不足なく再現することはハイエンド中のハイエンドでしかできない芸当です
●音楽的意義の大きい中低域の改善にはほとんど寄与しない
  →ステレオスピーカーにサイズがないとスケール感がでません。

こんなところでしょうか。
私見として音質改善のためにサブウーファーを購入することは推奨しませんが、
ホームシアター用途にサブウーファーを既に持っている場合、
アンプのプリアウトと接続して試して遊んでみるのも面白いかと思います。 
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現在のオーディオシステムの短期レポート

2010-02-22 21:30:27 | オーディオ
PM-15S1が役目を終えて旅立って行きました。
十分使わせていただきましたが、中古オーディオ市場が活気があるおかげで
意外に買い手からの高い評価をいただきました。
買値と売値の価格差を考えるとそんなにかなり安価に高音質にありつけたことは
非常にうれしいことではあります。

現在のシステムは以前のシステムに較べて
音場のスケール感が大きくなり、低音の質も満足がいくようになったこと
明瞭感、立体感が増し、音の質として大きくレベルアップできたこと
は十分実感できています。

ただ、古い録音や録音環境の悪い録音はそれを包み隠さず鳴らす傾向があるので
そういった録音に対して印象が悪くなることもあります。
巷でよく言われる「粗が目立ちすぎる現象」ですが、
それをうまくボヤかせてゴマかすよりは、ありのままを表現させて
それを受け入れながら鑑賞したいと自分では思っています。

旧オーディオ部屋と安アンプとセンタースピーカーはあるので、
真空管とか自作とか違った趣向のサブシステムも作ってみたいとも
考えていますが、メインシステムが完成したばかりで具体的な計画は立っていません。
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soulnote sd1.0導入

2010-02-21 20:37:15 | オーディオ
AirMacExpressを用いたデジタル音楽の高音質化を図るため
D/Aコンバーターとしてsoulnoteのsd1.0を導入しました。



外観は安っぽいけど10万以内のDACの中では珍しく価格に見合う物量を搭載し
評判もいいので当機種を購入しました。
肝心の音は、SE-U55Xの出力とは音の明瞭感が明らかに異なり良好です。
SA-15S1のデジタル出力とAMEのデジタル出力をそれぞれsd1.0で受けて音を比較しましたが
はっきりと判る違いはありません。

「デジタルデータは伝送の際に基本的にロスはない」という理論通り、
無線伝送であっても廉価な多目的機であるAMEに通しても、アナログ変換される前であれば
音質的な劣化はほとんどないものと思われます。



問題なのはSA-15S1のアナログ出力とsd1.0のアナログ出力を聴き比べましたが
ほんの少しsd1,0が腰が据わっており、SA-15S1がほんの少し軽快な印象の違いがあった程度で
ほとんど違いがないような感じがしたことです。
価格帯が同じようなものとはいえ、DACチップのメーカーも機器のメーカーも違うのに
鳴り方の違いは意外に少ないようです。

DACの要件はS/N感を損なわずにアナログデータを作り出すことにあり
アンプほど鳴り方の傾向に変化を生み出すものではないみたいですね。

SA-15S1の音には不満はなかったので
似たような音が出たsd1.0に不満はないですが、
SA-15S1を売却してデジタル入力のあるSA-15S2に買い替えた方が
安価で済み、単機で纏められて良かったのかなあと思ってしまいます。
長期的に使ってみたら感想も違ってくるかも知れませんし
まあ別に気にしないことにします。

現在所有していたXLRケーブルが1.0mのものしかなく
sd1.0を設置する場所に困ってセンタースピーカーのCC6を撤去。その跡地にsd1.0を設置してしまいました。
4000円とはいえ、せっかく購入したのにもったいない・・・
どうにか解決策を考えます。



とりあえずこれでほとんどオーディオシステムのアップグレードはほぼ完了しました。
今後細かい部分をいじるかもしれませんが中核をなす機器は当分これ以上変更しないと思います。
お金と時間と手間はかかりましたが、やっぱり楽しかったです。

現在のシステムはこちら↓

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低価格PC用アクティブスピーカーのトレンドに驚き

2010-02-20 21:22:50 | オーディオ
いっつもレビューといえば、メーカーの提灯記事しかなかったphile-webが
低価格でピュアとは言い難いPC用アクティブスピーカーの売れ筋モデルについて
追求した記事を見かけて、ちょっと驚き、面白かったので紹介します。

【緊急レポート】今一番売れているスピーカーは2.1chだった!?
http://www.phileweb.com/review/column/201002/19/76.html


売上高ベースで一番売れているのは何とロジクールの2.1chアクティブスピーカーだそうです。




ロジクールと聞くとPC周辺機器のメーカーという印象があり、
私もマウスを愛用していますが、
ロジクールのオーディオ機器なんてどうせOEMかと思っていました。
それが予想に反してオーディオメーカーを吸収合併しており
素晴らしい測定環境のもとで自社で真面目に作られていたようです。


 


20cmウーファーとセッティングに左右されない音作り
PCスピーカーだけに終わらない拡張性、優れたデザイン性もあり
確かにこれが1万以内で収まるならば売れるのも頷けます。
最近はアクティブスピーカーなんて無縁の存在でしたが
私も数年前まではこういった製品を使って音楽を聴いていたわけで
無縁なものと思いたくないですし、面白い記事だとも思いました。
オーディオメーカーや総合家電メーカーも負けずに頑張って
いいオーディオ機器を作って欲しいものです。
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インシュレーターで一番効果を実感した機器

2010-02-19 21:46:42 | オーディオ
最近忙しくてなかなか音楽を聴いたりblogを書く時間がなかなか取れません。

でも、もうすぐAVコンポーネントのアップグレードがひととおり完了するので
張り切っていきたいと思います。

音楽ライブラリーのCD取り込みがやっと全て終了しました。
楽曲データを外付けHDDに収納し、Macbookに繋いでWi-Fiで音楽データを送信していますが
バッファローの外付けHDDが意外に動作音がやかましく、
HDD自体は視聴場所から結構離して設置しているにも関わらず、
動作音がわずかに聞こえてしまうのが邪魔でした。

騒音対策として、押し入れなどの閉鎖した空間に隔離しようかと思いましたが
USBの配線が面倒で正直気が進みませんでした。
そこで思い出したのが使っていなかったオーディオテクニカの安物インシュレーター。

外付けHDDを横にしてインシュをかまして設置してみました。



すると騒音が激減。周囲に共振させていた分がカットされたようです。
スピーカーのみならず、CDPもターンテーブルもアンプも
オーディオ機器は多少なりとも最初から制震に気を配った作りをしていますので
インシュを追加してもでそれほど劇的な変化は実感できない印象がありましたが、
制震対策の幼稚な外付けHDDでは見事に変化を実感できました。
床への設置時の制震の大事さを改めて実感できた瞬間であります。
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どーもくん人形の引退

2010-02-18 22:29:34 | オーディオ
音質的にはまず影響しない部分ではありますが、
SACDPの近くに、現在再生中のCDのケースを立てるために
どーもくん人形を使っていました。



味があって気に入っていましたが、
どーもくん人形は見た目に反して安定感が悪いので
marantzのCDケース立てを導入してみました。
クールですが、どーもくんみたいなシュール感がない・・・

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リベルタンゴを聴く

2010-02-16 22:49:12 | オーディオ
あと残ったコンポーネントの改善点は
DACと電源周りと部屋の調整と残り少ないですが
DACはオークションで連戦連敗でなかなか入手できません。
オーディオ機器って人気機種は異様に落札価格が上がりますね。
下手すると店舗の中古より高いだろうというところまで軽く行ってしまいます。

今週の名曲探偵アマデウスを試聴しましたが
今回はタンゴの名曲「リベルタンゴ」でした。
さすがにネタ切れかと思ったら
意外にタンゴについて触れることのできる良い機会でした。
もっとよくタンゴを聞きたくなっちゃいました。
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オリンピックでサラウンドを楽しむ

2010-02-15 20:35:02 | オーディオ
バンクーバーオリンピックが始まりました。
テレビはオリンピック一色ですが5.1ch音声が多く
完成したサラウンド環境を楽しめる絶好の機会であります。

そこそこよく聴けるのですが、
やはりフロントとサラウンドでミッドレンジの高さが違うことと
何よりスピーカーサイズが違うことによる鳴り方の違いもあり
おまけにサラウンドのNautilus805が若干指向性が強いこともあり
なーんかイマイチ自然に決まらないんですよね。
セッティングを改善すれば解決するのかもしれませんが
部屋のサイズやサラウンド関係に投資できる予算も限られていますので
抜本的解決はできるか疑問です。

ホームシアターやりたい場合は安くても同じグレードに全てを揃えた方が
良好な結果を得られるのかもしれないですね。
センタースピーカーだけでなくサラウンドの難しさも思い知らされました。
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