いろいろ調べていくとD級アンプが相当良くなっているらしい。
HypexのNcoreというパワーアンプモジュールはマランツやテイアックが採用しているが
確かにダンピングファクターはAB級の大型アンプを遥かに凌ぎ、高域特性も悪くないようだ。
価格はそれなりにするとはいえ中価格帯でも組み込める。それなら採用するのも頷ける。
ただ自分が今使っているAB級のモノパワーを置き換えるかというと、少々疑問が残る。
電源IC、DACチップ、オペアンプ、ボリュームIC、D級アンプモジュールと
チップやモジュールを組み込むだけでかなりの特性を出せる時代になったようだ。
高級機メーカーはあえてそういったものを組み込まずにディスクリートで作ったりしているが
特性的にはチップの方が数値が良いこともままある。
コストなど比較するまでもなくチップの方が安い。
プレーヤーにSonica DACやNT-505など高級チップを組み込んでそれなりに正しく設計されたもの
プリはプレーヤーの組み込み、もしくは良質なボリュームICとオペアンプを組み合わせたもの
パワーはNcore組み込みのもの
これで組み合わせればそこそこの価格でコンパクトなシステムで
数値特性上はハイエンドオーディオと遜色ないものが作れてしまうのかもしれない。
今から始める人にとっては素晴らしいことだが、恐ろしい時代ではある。
中国のオーディオメーカーがコスパ抜群の機器で台頭しているようだが、この環境であれば躍進を続けていくだろう。
スピーカーには載せれば間違いのないチップなどはないので、ここだけはどうにもならないが。
かつては特性が良くてコスパがよければそれでいいと自分は思っていたが、今はそうでもなくなってきた。
これを言っては元も子もないが、自分は趣味でやっているので買い替えるなら所有満足度が低くなるモノを買いたくないのだ。
仮にD級アンプモジュールがさらに劇的に性能が良くなったとしてもAB級の大きなモノラルパワーアンプを、小さなD級ステレオアンプに買い替えたいかというと二の足を踏んでしまうだろう。
大型スピーカーを動かすのが小さいパワーアンプではカッコがつかないからだ。
とはいえ本当にD級が明らかにA級AB級よりも優れるアンプになったなら買い替えるだろうけれども。現状は肩を並べられるというレベルなので今はその選択に悩まなくても済んでいる。
DACチップやボリュームICで十分良い特性を出せるのにあえてディスクリートで組み上げる。そういう機器の方が欲しいのだ。
特性的に優れているわけではないにしても、チップではできない個性や音の世界、その音を作るための物量やそこに至るまでのエピソード、そういうバックグラウンドがあるからこそ所有満足度が高くなるし相棒としての愛着も沸いてくるものだ。数値として大差はないとしてもポリシーのある音の方が気に入るのだ。
電波時計で正確性には文句は無いがムーブメントの高級時計を好む人が相当数いるのと同じかも知れない。
何よりチップやICやモジュールはどんどん新しいものが出てくる。
ありがちなパーツの構成で、その基幹部が最新のものでなくなったら
安くて、古くて、特性もその時の基準では良いとは言えないものになってしまう。
そんなものは買い替え候補筆頭だ。
機器単体でコスパが良いとは言っても、簡単に買い替えたくなってしまうものは
結果的にはコストが余計にかかってしまう可能性が高いのだ。
HypexのNcoreというパワーアンプモジュールはマランツやテイアックが採用しているが
確かにダンピングファクターはAB級の大型アンプを遥かに凌ぎ、高域特性も悪くないようだ。
価格はそれなりにするとはいえ中価格帯でも組み込める。それなら採用するのも頷ける。
ただ自分が今使っているAB級のモノパワーを置き換えるかというと、少々疑問が残る。
電源IC、DACチップ、オペアンプ、ボリュームIC、D級アンプモジュールと
チップやモジュールを組み込むだけでかなりの特性を出せる時代になったようだ。
高級機メーカーはあえてそういったものを組み込まずにディスクリートで作ったりしているが
特性的にはチップの方が数値が良いこともままある。
コストなど比較するまでもなくチップの方が安い。
プレーヤーにSonica DACやNT-505など高級チップを組み込んでそれなりに正しく設計されたもの
プリはプレーヤーの組み込み、もしくは良質なボリュームICとオペアンプを組み合わせたもの
パワーはNcore組み込みのもの
これで組み合わせればそこそこの価格でコンパクトなシステムで
数値特性上はハイエンドオーディオと遜色ないものが作れてしまうのかもしれない。
今から始める人にとっては素晴らしいことだが、恐ろしい時代ではある。
中国のオーディオメーカーがコスパ抜群の機器で台頭しているようだが、この環境であれば躍進を続けていくだろう。
スピーカーには載せれば間違いのないチップなどはないので、ここだけはどうにもならないが。
かつては特性が良くてコスパがよければそれでいいと自分は思っていたが、今はそうでもなくなってきた。
これを言っては元も子もないが、自分は趣味でやっているので買い替えるなら所有満足度が低くなるモノを買いたくないのだ。
仮にD級アンプモジュールがさらに劇的に性能が良くなったとしてもAB級の大きなモノラルパワーアンプを、小さなD級ステレオアンプに買い替えたいかというと二の足を踏んでしまうだろう。
大型スピーカーを動かすのが小さいパワーアンプではカッコがつかないからだ。
とはいえ本当にD級が明らかにA級AB級よりも優れるアンプになったなら買い替えるだろうけれども。現状は肩を並べられるというレベルなので今はその選択に悩まなくても済んでいる。
DACチップやボリュームICで十分良い特性を出せるのにあえてディスクリートで組み上げる。そういう機器の方が欲しいのだ。
特性的に優れているわけではないにしても、チップではできない個性や音の世界、その音を作るための物量やそこに至るまでのエピソード、そういうバックグラウンドがあるからこそ所有満足度が高くなるし相棒としての愛着も沸いてくるものだ。数値として大差はないとしてもポリシーのある音の方が気に入るのだ。
電波時計で正確性には文句は無いがムーブメントの高級時計を好む人が相当数いるのと同じかも知れない。
何よりチップやICやモジュールはどんどん新しいものが出てくる。
ありがちなパーツの構成で、その基幹部が最新のものでなくなったら
安くて、古くて、特性もその時の基準では良いとは言えないものになってしまう。
そんなものは買い替え候補筆頭だ。
機器単体でコスパが良いとは言っても、簡単に買い替えたくなってしまうものは
結果的にはコストが余計にかかってしまう可能性が高いのだ。