リア用としてなかなか良い活躍をしてくれている803Sですが,
どんな音の傾向なのかステレオスピーカーとして使ってみました.
高音はB&Wの伝統のアルミツィーターの音です.この音は割と良く聴いてきましたが,
特に下位機種と大きく違いはないように感じます.
中域はFSTミッドレンジですが,805シリーズに比べると押し出しの強い印象.
802と比べると残響が付帯された少し窮屈な印象.
低域は18cmロハセルコーンが2発付いていますが,
802の低域と比べても量感はそこまで痩せているわけではありませんでした.
その分少し緩いモワモワした印象の低域に感じます.
805と比べると音のスケールはかなりアップしているのが実感できます.
下位モデルも上位モデルも所有しているので,比較的実力は想像しやすかったですが,
上位機種と比較して気付いた点としては,
「中域は正確性で上位機種と差がある.」
「低域は量感はある程度確保できているが,質が劣る.」
という点でした.
中域は振動板が構成が基本的に同じなのでそこまで違わないと思っていましたが,
Nautilusヘッドの涙滴型エンクロージャーが中域の音質の向上にしっかり寄与していたようです.
低域の振動板は小さい方が制御しやすいと思っていたので,
803の低域は802に比べて「締まっているが,量感に劣る」と予想していました.
803や804のトールボーイ型モデルは,フロア型の800,801,802やブックシェルフの805と比べて
よりシアター用途に適うチューニングが行われた結果なのかもしれません.
ともあれ,総合的に見れば定価80万のスピーカーとしてはかなり高いレベルでまとまっているのではないでしょうか.個人的には今後も愛用したいモデルであります.
(Signatureモデルは所有満足感はありますが,レギュラーモデルに比べてコストパフォーマンスでは不利に感じます.)
どんな音の傾向なのかステレオスピーカーとして使ってみました.
高音はB&Wの伝統のアルミツィーターの音です.この音は割と良く聴いてきましたが,
特に下位機種と大きく違いはないように感じます.
中域はFSTミッドレンジですが,805シリーズに比べると押し出しの強い印象.
802と比べると残響が付帯された少し窮屈な印象.
低域は18cmロハセルコーンが2発付いていますが,
802の低域と比べても量感はそこまで痩せているわけではありませんでした.
その分少し緩いモワモワした印象の低域に感じます.
805と比べると音のスケールはかなりアップしているのが実感できます.
下位モデルも上位モデルも所有しているので,比較的実力は想像しやすかったですが,
上位機種と比較して気付いた点としては,
「中域は正確性で上位機種と差がある.」
「低域は量感はある程度確保できているが,質が劣る.」
という点でした.
中域は振動板が構成が基本的に同じなのでそこまで違わないと思っていましたが,
Nautilusヘッドの涙滴型エンクロージャーが中域の音質の向上にしっかり寄与していたようです.
低域の振動板は小さい方が制御しやすいと思っていたので,
803の低域は802に比べて「締まっているが,量感に劣る」と予想していました.
803や804のトールボーイ型モデルは,フロア型の800,801,802やブックシェルフの805と比べて
よりシアター用途に適うチューニングが行われた結果なのかもしれません.
ともあれ,総合的に見れば定価80万のスピーカーとしてはかなり高いレベルでまとまっているのではないでしょうか.個人的には今後も愛用したいモデルであります.
(Signatureモデルは所有満足感はありますが,レギュラーモデルに比べてコストパフォーマンスでは不利に感じます.)