スピーカー買い換えの時の恒例行事である新旧機種聴き比べを
やろうと思っていたのだが、すっかり忘れて半年余りが過ぎてしまった。
今回の聴き比べは旧環境でメイン使用していたスピーカーの802Dと
今のステレオ用スピーカーの800diamond(800SD)。
しっかりレビューするなら、スピーカー以外の環境を揃えるべきだが、
このウェイトのスピーカーを同じ環境で試聴するという作業は正直つらい。
労力や破損リスクを考えると数万積まれても割に合わない苦行である。
なので、802Dをフロントに使用したシアターシステムと800diamondを使用したステレオシステムとで、
同じ楽曲を聴いてインプレッションを行うというアンフェアな聴き比べのレベルで妥協している。
シアターシステム概要
スピーカー:802D
アンプ、DAC:SC-LX59(AVアンプ)
シアターシステムなので、画像にはサブウーファーやセンターがあるが、
フロントスピーカーのみ動かしている。
802Dの音楽再生を現環境で行ってみると、奥行きや広がりが旧環境とまるで違う。
正直、あれこのスピーカーここまでの音出せたっけ?と戸惑ってしまう。
やはり部屋が変わると出てくる再生音も大きく変わるのだな、と改めて思う。
フォーカスは800に比べると若干甘いが、定位は破綻せず、少し軟らかい分聴きやすいという解釈もできる。
ただし、これは前面スクリーンの存在や、部屋の端にセッティングした影響が強いので、スピーカーの違いによるものではないのかもしれない。
そして低音が明らかに多めに出ている。モリモリ出ている。
低音の再現性は取り立てて悪くはないのだが、
曲によっては少し低音の量感が耳につくこともある。
アンプによる影響もあるのだろうが、
同じAVアンプからの出力音で周波数特性を測定するAVアンプの機能で試した結果を見ても、
どの所有機よりも802Dが低音が出ているし、
ネットで流れている周波数特性を見ても800よりレンジは若干狭いものの、
802Dの方が低音のボリュームが少し盛り上がっている。
現状ではシアター用途のスピーカーとして活躍しているので、
結果的にこの特性は適材適所なのかもしれない。
再生音のクリアネスは800と比較すると、AVアンプ再生の影響があるのかもしれないが、
リアリティに相当の差がある。単体で聴くとほとんど気にはならないが、
比べて聴くと音が正確にされている感じが1段劣っていると言わざるを得ない。
リスニングシステム概要
スピーカー:800diamond
アンプ:SC-11S1、MA-9S2
プレーヤー:NP-S2000
比較試聴による第一の印象は802Dと比較して量感が減少していることである。
あれ?小さい802Dの方がモリモリ押し出しているんだけどな、と最初は感じた。
802Dの方が特性的に低域がよく出るのと、AVアンプで鳴らしている影響はあるのだろう。
ステレオシステムの方はあまり量感を出す機器を用いていないというのもありそうだ。
ただ、802Dでは低音が耳につくような曲でも、800diamondはナチュラルに出力していて、
どんな曲でもこなせてしまう印象を持った。
この辺りが上位機種の妙なのだろうか。
フォーカスはしっかり決まっていてピントの合っている感じはあるが、
シアターシステムと比較すると包まれる感じは少ない。
ピントが合わない方が大きく見えるという視覚効果と同様に、
定位がハッキリしているほど、包容感は乏しくなるのかもしれない。
不満を感じるほどではないのだが、スピーカー間の距離を広げれば
広がりが大きくなるのかもしれない。今度試してみたい。
やろうと思っていたのだが、すっかり忘れて半年余りが過ぎてしまった。
今回の聴き比べは旧環境でメイン使用していたスピーカーの802Dと
今のステレオ用スピーカーの800diamond(800SD)。
しっかりレビューするなら、スピーカー以外の環境を揃えるべきだが、
このウェイトのスピーカーを同じ環境で試聴するという作業は正直つらい。
労力や破損リスクを考えると数万積まれても割に合わない苦行である。
なので、802Dをフロントに使用したシアターシステムと800diamondを使用したステレオシステムとで、
同じ楽曲を聴いてインプレッションを行うというアンフェアな聴き比べのレベルで妥協している。
シアターシステム概要
スピーカー:802D
アンプ、DAC:SC-LX59(AVアンプ)
シアターシステムなので、画像にはサブウーファーやセンターがあるが、
フロントスピーカーのみ動かしている。
802Dの音楽再生を現環境で行ってみると、奥行きや広がりが旧環境とまるで違う。
正直、あれこのスピーカーここまでの音出せたっけ?と戸惑ってしまう。
やはり部屋が変わると出てくる再生音も大きく変わるのだな、と改めて思う。
フォーカスは800に比べると若干甘いが、定位は破綻せず、少し軟らかい分聴きやすいという解釈もできる。
ただし、これは前面スクリーンの存在や、部屋の端にセッティングした影響が強いので、スピーカーの違いによるものではないのかもしれない。
そして低音が明らかに多めに出ている。モリモリ出ている。
低音の再現性は取り立てて悪くはないのだが、
曲によっては少し低音の量感が耳につくこともある。
アンプによる影響もあるのだろうが、
同じAVアンプからの出力音で周波数特性を測定するAVアンプの機能で試した結果を見ても、
どの所有機よりも802Dが低音が出ているし、
ネットで流れている周波数特性を見ても800よりレンジは若干狭いものの、
802Dの方が低音のボリュームが少し盛り上がっている。
現状ではシアター用途のスピーカーとして活躍しているので、
結果的にこの特性は適材適所なのかもしれない。
再生音のクリアネスは800と比較すると、AVアンプ再生の影響があるのかもしれないが、
リアリティに相当の差がある。単体で聴くとほとんど気にはならないが、
比べて聴くと音が正確にされている感じが1段劣っていると言わざるを得ない。
リスニングシステム概要
スピーカー:800diamond
アンプ:SC-11S1、MA-9S2
プレーヤー:NP-S2000
比較試聴による第一の印象は802Dと比較して量感が減少していることである。
あれ?小さい802Dの方がモリモリ押し出しているんだけどな、と最初は感じた。
802Dの方が特性的に低域がよく出るのと、AVアンプで鳴らしている影響はあるのだろう。
ステレオシステムの方はあまり量感を出す機器を用いていないというのもありそうだ。
ただ、802Dでは低音が耳につくような曲でも、800diamondはナチュラルに出力していて、
どんな曲でもこなせてしまう印象を持った。
この辺りが上位機種の妙なのだろうか。
フォーカスはしっかり決まっていてピントの合っている感じはあるが、
シアターシステムと比較すると包まれる感じは少ない。
ピントが合わない方が大きく見えるという視覚効果と同様に、
定位がハッキリしているほど、包容感は乏しくなるのかもしれない。
不満を感じるほどではないのだが、スピーカー間の距離を広げれば
広がりが大きくなるのかもしれない。今度試してみたい。