オーディオルームの断面の仕様が決まった。
基本的に石井式に乗っ取っているが、多少の省略や、利便性を重視した部分もある。
いろいろ考えたが、床材はホワイトオークの無垢材、壁面はシナ合板にした。
無塗装のものを使用して、最終的にオイルで仕上げる予定。
前例としてはローズウッドやカリン、チークなどのフローリングを使用することも多いようだ。
自分のところでホワイトオークを採用したのは、コスト面はもちろんのこと、あまり暗い色の木材を多用して部屋を暗い印象にしたくなかったこともある。
全面に木材を使用するので、ただでさえ圧迫感があり狭く見える部屋になりがちだが、暗い色の木材を使用するとさらにそれが顕著になってしまう。
また壁面は表面木材の硬さを妥協する例が多いのに、フローリングだけ硬い木材に拘りすぎても仕方ないというのもある。(そもそもホワイトオークもかなり硬い。)
それにローズウッド、マホガニー、チークなどの高級木材は希少性が高く、現状では入手できるものは代替材を使用していることが多い。希少材を選べば選ぶほど、その性質をどこまで信用していいのかわからないことになりかねない。
また希少材の場合、置いてある業者が少なく仕様の選択肢が少なくなってしまうことも難点である。インターネットで格安の銘木フローリングの販売を行っている業者はいくつもあるが、ほとんどが近縁種だったり、最低グレード品を使っていることが多いのだそう。もし希少な銘木に拘るなら、本物が間違いなく手に入るように気をつけないといけない。
シナ合板を壁材に採用したのも同じような理由で、コストが安く、仕様の選択肢が多いこと、色調が暗くなりすぎないこと、それに木目がうるさくないので壁面の圧迫感が比較的少ないことが理由。
コスト面も十分に気を遣いながらもそこそこの仕様がまとまったとは思っている。
仕様図はこんな感じ↓