オーディオシステムの最大のネックであったデータベースの無秩序性が解消され、
ようやく一息ついたところで、
他の状況を調べていたところ、シアター面でもまた新たな動きが出ていたようだ。
Auro-3Dという第3のサラウンドフォーマットがdenon&marantzのAVアンプで
アップグレード対応が開始され(今のところ海外限定)、本格普及の兆しを見せている。
そのコンセプトとしては、水平位のスピーカーにそれぞれハイトエリアのスピーカーをあてがい、さらに真上にトップスピーカーとして1本備え付けるというもの。
海外marantzが今の所対応しているのはAuro10.1という構成
構成だけで言えば、オブジェクトオーディオが出てくる前にAVアンプメーカーの中で流行った
「フロントハイト」「リアハイト」にトップスピーカーを1つ加えた構成と言ったところ。
DTS:Xの一般的な構成がAuro3Dと異なる点は、なんと言っても真上という概念がないこと。
(ただし企業展示で22.2chくらいのをやっているときに真上は付けていたので将来的には実装の可能性は否定できない)
そして各チャンネルにトップを付けるという概念が薄いこと(水平に7つに対してトップが4)あたりなのだろうか。
Dolby atmos(家庭用)はトップスピーカーに対して水平スピーカーとのペアという概念は薄く、
トップスピーカーがハイトスピーカーとは一線を画しているような印象を受ける。
Auro-3Dで言うところのハイトをなくしてトップを複数構成にしたというところ。
それぞれの悪い点を上げるなら
Dolby atmosは家庭用と劇場用で情報量に格差があり、家庭用は本格性を重視していない印象。水平スピーカーとトップスピーカーとの繋がりが合理的でない印象がある。
DTS:Xはatmosと比較してやや準備不足な感があり対応ソフトが少なく、セッティングガイドが不十分で未だにどんなサウンドステージを表現するのか、明確な意志は見えてこない。
Auro-3Dの欠点は何と言っても最後発であるにも関わらず、視聴者の真上のスピーカーというものをPRポイントにした点だ。
真上のスピーカー設置は最高レベルで敷居が高い。何と言っても落ちてきたら視聴者の頭部に直撃するリスクが十分考えられるので素人工事はできない。
プロにやってもらうにしても、向こうも責任が伴うので、重量のあるブックシェルフスピーカーを天井真上に設置するという仕事をやってくれるとは断言はできない。ある程度軽量の天井埋め込み専用スピーカーか10kg以内の小型ブックシェルフしか対応しないという可能性は十分考えられる。
そして自分のようにシーリングライトなど他の設備が入っていて、スピーカーを入れるスペースがないケースも多い。
また、atmosやDTS:XはAuro-3Dのトップに相当する位置のスピーカーを現在のところ定義しておらず、仮にAuro-3Dが普及しなかった場合、他に利用する機会がないという汎用性の難点がある。
また、家庭用の場合高さ情報が一番欲しいのはセンターである。
なぜなら水平のセンターがスクリーン下と低い位置にセッティングされるケースが多いためである。
なのにAuro 10.1chではこともあろうにセンターにはハイトスピーカーを定義していない。
Auro11.1chにはセンターハイトが定義されているようだが、現行機種では対応していない。
ちょっとこの辺りはイマイチ共感し難いところを感じる。
どのフォーマットもまだ発展途上の段階であり、これから完成度が上がってくるのだろうが、
成熟につれて、どのフォーマットも似たような構成に収束してくるのではないかと予想はしている。
個人的には壁掛けスピーカーが余っているので、ハイトスピーカーを増やした構成が一般的に利用できるのは大歓迎ではある。
ようやく一息ついたところで、
他の状況を調べていたところ、シアター面でもまた新たな動きが出ていたようだ。
Auro-3Dという第3のサラウンドフォーマットがdenon&marantzのAVアンプで
アップグレード対応が開始され(今のところ海外限定)、本格普及の兆しを見せている。
そのコンセプトとしては、水平位のスピーカーにそれぞれハイトエリアのスピーカーをあてがい、さらに真上にトップスピーカーとして1本備え付けるというもの。
海外marantzが今の所対応しているのはAuro10.1という構成
構成だけで言えば、オブジェクトオーディオが出てくる前にAVアンプメーカーの中で流行った
「フロントハイト」「リアハイト」にトップスピーカーを1つ加えた構成と言ったところ。
DTS:Xの一般的な構成がAuro3Dと異なる点は、なんと言っても真上という概念がないこと。
(ただし企業展示で22.2chくらいのをやっているときに真上は付けていたので将来的には実装の可能性は否定できない)
そして各チャンネルにトップを付けるという概念が薄いこと(水平に7つに対してトップが4)あたりなのだろうか。
Dolby atmos(家庭用)はトップスピーカーに対して水平スピーカーとのペアという概念は薄く、
トップスピーカーがハイトスピーカーとは一線を画しているような印象を受ける。
Auro-3Dで言うところのハイトをなくしてトップを複数構成にしたというところ。
それぞれの悪い点を上げるなら
Dolby atmosは家庭用と劇場用で情報量に格差があり、家庭用は本格性を重視していない印象。水平スピーカーとトップスピーカーとの繋がりが合理的でない印象がある。
DTS:Xはatmosと比較してやや準備不足な感があり対応ソフトが少なく、セッティングガイドが不十分で未だにどんなサウンドステージを表現するのか、明確な意志は見えてこない。
Auro-3Dの欠点は何と言っても最後発であるにも関わらず、視聴者の真上のスピーカーというものをPRポイントにした点だ。
真上のスピーカー設置は最高レベルで敷居が高い。何と言っても落ちてきたら視聴者の頭部に直撃するリスクが十分考えられるので素人工事はできない。
プロにやってもらうにしても、向こうも責任が伴うので、重量のあるブックシェルフスピーカーを天井真上に設置するという仕事をやってくれるとは断言はできない。ある程度軽量の天井埋め込み専用スピーカーか10kg以内の小型ブックシェルフしか対応しないという可能性は十分考えられる。
そして自分のようにシーリングライトなど他の設備が入っていて、スピーカーを入れるスペースがないケースも多い。
また、atmosやDTS:XはAuro-3Dのトップに相当する位置のスピーカーを現在のところ定義しておらず、仮にAuro-3Dが普及しなかった場合、他に利用する機会がないという汎用性の難点がある。
また、家庭用の場合高さ情報が一番欲しいのはセンターである。
なぜなら水平のセンターがスクリーン下と低い位置にセッティングされるケースが多いためである。
なのにAuro 10.1chではこともあろうにセンターにはハイトスピーカーを定義していない。
Auro11.1chにはセンターハイトが定義されているようだが、現行機種では対応していない。
ちょっとこの辺りはイマイチ共感し難いところを感じる。
どのフォーマットもまだ発展途上の段階であり、これから完成度が上がってくるのだろうが、
成熟につれて、どのフォーマットも似たような構成に収束してくるのではないかと予想はしている。
個人的には壁掛けスピーカーが余っているので、ハイトスピーカーを増やした構成が一般的に利用できるのは大歓迎ではある。