かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

超人シェフのスーパー給食 IN青井中に参加・試食しました

2010年01月22日 | Weblog
超人シェフ倶楽部ってご存じですか?
食育普及・食糧自給率向上をめざす一流シェフによる社団法人です。

そのHPでは
「シェフが学校給食をプロデュースする食育活動『超人シェフのスーパー給食』は、シェフとの交流を通して子どもたちの食への関心を深めるだけでなく、栄養士や調理員のスキルやモチベーションが向上し、保護者の理解も図ることができる等、その成果が各方面から評価されています。
今後は、この『超人シェフのスーパー給食』を中心とした子ども向けの体験学習など、体にやさしい料理、正しい食習慣、楽しい食事、食べることの大切さをシェフとして真摯に考え、伝えることで、食育を追求していきます。」
と紹介されています。

20日、青井中学校で区内第3回目の「超人シェフのスーパー給食」が行われ、文教委員全員で参加、それぞれのクラスに分かれて試食してきました。第1回目はイタリアンで梅島小、第2回目はフレンチと中華のコラボで綾瀬小、につぐ3回目です。
今回は青井中の給食レシピを中島貞治シェフと山口利和シェフが考え、調理に参加されました。

当日は、多くのマスコミも参加。子どもたちはマスコミに囲まれている「非日常」に沸いていました。

中島貞治シェフ
「魯山人仕込みの味を進化させる、和食界のサラブレッド」といわれています。あの有名な「料理の鉄人」はじめTVでもおなじみのシェフ。現在もNHKの生活ほっとモーニングの人気企画「夢の三シェフ競演」のレギュラーです。一つの食材をテーマに、和・フレンチ・イタリアンのシェフが料理を実演し、お互いに食べ交流する楽しい番組です。


山口利和シェフ
山口シェフはなんと足立区在住。娘さんも区内の中学校に在学中だそうです。今回、その娘さんの意見をいろいろ聞いて、今回は子どもたちが苦手な食材を分からないように沢山入れ、美味しく食べられるメニューを考えられたそうです。


区議会議員も、それぞれ別れて各教室で一緒に給食をいただきました。もちろん給食費はそれぞれ払っての参加です。写真は配膳風景。5分の間に、あっという間に配膳が完了。

座席はあらかじめ決まっており、私の名前もありました。
これが完成した「スーパー給食」
鮭と椎茸の混ぜご飯(中島シェフ担当)
(材料 米・甘塩鮭・生椎茸・水菜・黒胡麻)
和風ミートグラタン(山口シェフ担当)
(材料 豚挽肉・長ネギ・にんにく・しょうが・ホールトマト・赤味噌・田舎味噌・ひよこ豆・レンズ豆・ジャガ芋・マカロニ・小松菜・白菜・玉葱)
粕汁(山口シェフ担当)
(材料 鶏ガラ・削り節・酒粕・田舎味噌・みりん・醤油・大根・人参・ごぼう・里芋・蓮根・木綿豆腐)


シェフを囲んでの給食風景です。
今の中学生って、豆が苦手なんですね。周りの子に「嫌いなものは?」と聞くと、共通して「豆・椎茸・ネギ」のどれかの返事が返ってきました。家庭で「豆」を使った手作り料理の機会が少ないことあらわれでしょうか。
今日のメニューは、それが全て入っているのです。私たち大人はとっても美味しくいただきましたが、子どもたちは?

「豆を感じない」「これなら食べられる」「椎茸を感じなかった」こういった感想が続々。それでも「自分の苦手なもの」を箸で避けて食べている子どももいました。周りのある人を思い出しました。


給食後は、シェフを囲んで質問コーナーと交流。
出された質問が中学生らしくておもしろかったですよ。
中学生「苦手な料理は何ですか?」とか。

1校だけでみれば、子どもたちにとっても生涯忘れられない取り組みだったと思います。みんな張り切っていました。
もちろん、費用対効果とか、優先度とか、私たちが考えなければならない課題はありますが、久しぶりに学校給食を食べ、子どもたちと交流をした一時でした。