裏砂漠って知っています?まるで日本ではないような空間が広がっています。
初日の昼食後に案内してくれたのは、その「裏砂漠」でした。
三原山の東側には日本で唯一砂漠という地名がついている「裏砂漠」があります。国土地理院作製の地図において日本で唯一「砂漠」と表記されている場所。
ここはその名前の通り、過去何度となく繰り返された噴火で噴出した石で出来た砂漠です。 一面火山噴出物のスコリアで覆われた黒い大地で、ここはどこ?地球?と感じてしまう壮大な場所です。スコリアとは、この裏砂漠に立つと、日本とは思えないというより、地球とは思えない、どこか違う惑星に降り立ったような錯覚に陥ります。 またここは、映画・ドラマ・プロモ・CM等で数多くのロケが行なわれている場所でもあります。大島に来て裏砂漠に足を踏み入れないなんて勿体無いとしか言いようがありません。 不思議な砂漠をたっぷり楽しみました。
「砂漠」と名のつくのに、どこまでも車で走って沈まないんです。車で行けるんです。道なき道を。
なぜ沈まないか。それは、砂のように見えるのは「スコリア」だからです。火山性噴出物の一種で、火山弾や火山礫とも異なり、火山灰でもありません。軽石よりも目が粗いのです。
手に取ってみるとこんな感じ
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思い思いに歩いてみました。
全員で三原山を背に記念撮影。逆光でした。
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次に同じ場所で180度向きを変えて撮影。当然順光です。
本当に道なき道です。
案内をしてくれた「朝海館」の若主人も「こんなところまでは親父(朝海館のご主人・元町議)がいなければこれません」とのこと。
そこを思う存分ドライブ。というかクルージングという感じ。
ご主人の車にひたすらついていきました。見失ったら、裏砂漠から出るのは大変だそうです。パワースポットとも言われています。
以前にお客さんがレンタカーで裏砂漠から出られなくなり、SOSがかかり、迎えに行くことはできたが、日も落ちると真っ暗で何も目印がなく、地元の若主人ですら抜け出すのに5時間かかったそうです。
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日本じゃないみたいですよね
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ひたすらついていきます。
一時間くらいドライブしたでしょうか?非日常の異空間に迷い込んだような感じで、素晴らしかったです。
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続いては都はるみの歌で有名になった「波浮の港」を展望台から。歌碑がありました。
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こんな絶景でした。
この波浮港、もとは海とはつながっていない火口湖だったそうです!
元禄16年(1703年)の小田原地震の大津波で海とつながり、さらに江戸時代末期の1800年、崖を切り崩し、港口を拡げて現在の形の港として完成したそうです。さすが火山と共に生きる島!
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今日は風が強く、ウインドサーフィンが気持ちよさそうでした。
続いては「筆島」
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島といっても、筆のような岩が出ているだけ。でも筆岩ではなく筆島なんです。その姿が筆の穂先に似ていることから筆島と呼ばれています。ここは200万年程前は火山活動の活発だった場所で、この筆島は火山の火道で固まった溶岩だと考えられています。つまり、三原山が噴火する前、この地域の最初の火山だったところだそうです!
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海の水がきれいでした。
続いて行ったのは「バームクーヘン」!
わかります?最初は「ロールケーキ」などと間違えていたのですが、行ってみたら確かにバームクーヘンでした!
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そのすばらしさに、またもや歓声が!
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こんな大地の造形は生まれて初めて!私は地学も専攻していましたが、生まれて初めて見ました。
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高さ30メートル、長さ600メートルの大きなバームクーヘンです!
このいわゆるバームクーヘン=「地層大切断面」は、伊豆大島の火山噴火史を物語る地層の大切な断面です。およそ100~150年程度に1回という大噴火によって降り積もったスコリア・火山灰主体の降下堆積物が幾重にも積み重なり見事な縞模様をつくっています。外国の火山研究者にも広く知られた自然遺産的断面で、その美しさから地元では『バームクーヘン』と呼ばれていました。起伏に富み、一見褶曲のような見かけで褶曲だと思っていたのですが、そうではなく火山体斜面の尾根と谷の繰り返し地形を覆って降り積もった堆積物が斜面勾配と直角に切られて見せた断面です。低い谷の部分には溶岩が流れ込んでいるのも見られます。
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「ホントにバームクーヘン!」と口々に話しておりました。
このバームクーヘンは島の周回道路沿い?にあり、逆側は海。こんな美しい風景が広がっていました。
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写真展に出せそう!遠くに利島、新島が。その奥には薄く式根島まで見えましたよ。
この後、お土産のクサヤ(パッケージされたものではなく、小池元議員おすすめの製造・販売店だったので、その値段の安さにはビックリ!だって小さいアジのクサヤなら一枚160円。一番大きくても280円なんです。
しかも、宿にお土産をいただき、夕飯時にはサービスでクサヤがたっぷりと食卓に並ぶことになりました。ごちそう様でした。
この日の最後は「御神火温泉」です。
宿のお風呂は一度に大勢は入れないので、この温泉でゆっくりと過ごしました。
風が強く寒かった一日、でも温泉で身も心も温まりました。
「御神火」とは、辞書で調べると「火山を神聖なものとし敬って、その噴火をいう語。伊豆大島の三原山などの噴煙をさしていう」とのことでした。
最初に聞いたときは「??」という感じでしたが、現地では「御神火」とは本当にくらしの中に根付いて、敬い、共に生きてきた歴史の言葉なんだと、素敵だと思いました。
宿に着いたのは、日も落ちた17:50分ごろ。もうみんなおふろにも入っているので、小休止後、すぐに宴会に突入しました。
その様子はまた明日。
何回UPすると終わるかしら…。でも本当に伊豆大島はステキで、その良さを伝えたいので、お付き合いくださいね。