かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

日本の異常 高学費・有利子奨学金-区議会で給付制奨学金の実現を求める意見書全員一致で採択!

2013年04月11日 | 議会
4月8日付の赤旗新聞の記事…心を揺さぶられました。
ご紹介したいと思います

(しんぶん赤旗より)
 新入生が希望に胸をふくらませる春です。しかし高すぎる日本の学費は、充実した大学生活を望む若者の前に立ちふさがり、子育て世帯に過重な負担を強いています。学費問題を通して「日本の異常」に迫ります。


「何のための大学か」
 「公認会計士の資格をとろう」

 東京都内の私立大学に入学したとき、田原真人さん(23歳=仮名)は意欲に燃えていました。「商学部の勉強はおもしろい」。順調に簿記2級に合格しました。しかし1年目の冬に、挫折しました。

 両親は自営業。1990年代のバブル崩壊後、経営が悪化しました。「大学には行くといい」。進学を後押ししてくれましたが、費用は奨学金に頼らざるをえませんでした。

大学の学費急騰

 入学金と4年間の授業料で約400万円。生活費が4年分で約300万円。合わせて700万円を超す借金を背負いました。

 それでも生活費は足りませんでした。居酒屋で週3~4回、午前3時か5時まで働きました。授業に出られずアパートで眠る日が増えました。自由な時間が限られ、簿記1級の分厚いテキストをこなせませんでした。

 わずかな貯金ができても、実地調査の授業の交通費と宿泊費に消えました。友人から映画館に誘われても断り、趣味の映画は100円のレンタルビデオを借りて見ました。

 「高い学費で学生生活が台なしにされる。何のための大学なのか。おかしな国です」

 日本の大学の学費は70年代以降、急騰しました。初年度納付金は60年と比べ、国立大学で約82倍、私立大学で約19倍になっています。(グラフ)



給付奨学金なし
 世界に目を向けると、日本の教育政策の異常さは際立ちます。

 OECD(経済協力開発機構)加盟34カ国のうち、半数の17カ国は大学の授業料が無償です。

 フランスは登録料171ユーロ(約2万4千円)のみ。スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークは登録料もない徹底した無償制です。

 そのうえ32カ国で、返済義務のない給付制奨学金が支給されています。授業料が比較的高いアメリカでは65%の学生が受給。授業料が無償の国でも、低所得の家庭の学生に生活費を保障するなどの目的で支給されています。

 授業料が有料で給付制奨学金さえないのは、日本だけ。文字通りの「例外国家」です。

そんな中、足立区議会の最終本会議(3月27日)、「給油制奨学金の実現を求める意見書」を全員一致で議決、上程しました。
全文を掲載します


日本の公的奨学金制度は、大多数が卒業後に返済しなければならない貸与制であり、有利子の奨学金が7割を占めている。
このため、奨学金が卒業と同時に多額の負債となり、就職難の中、返済が心配で、困っている人ほど借りにくい制度になっている。
世界を見るならばOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、大学授業料が有料で給付制奨学金がないのは日本だけである。
教育は次世代という未来を育てる土台であり、その成果は様々な形で社会に還元されるという観点に立ち、高校や大学で学ぶことを社会が支え、子どもたちが経済的理由で進学をあきらめることのないよう条件整備が急がれる。
よって、足立区議会は国会及び政府に対し、高校生及び大学生に対する給付制奨学金制度の早期実現を強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

平成25年3月27日

議長名

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
文部科学大臣あて



国保条例反対討論

2013年03月28日 | 議会
国保条例の反対討論 全文をアップします

2013・3・27 ぬかが和子
 只今議題となりました第56号議案「足立区国民健康保険条例の一部を改正する条例」について、日本共産党足立区議団を代表し反対討論を行います。

 本議案は国民健康保険料の改定を提案したものですが、第1に3年前に国民健康保険料の賦課方式が税額方式から旧但し書き方式に変わり、2年間の激変緩和措置が終了し、多くの世帯が本則通りの負担増になる、第2に新たな激変緩和を行うごく限られた世帯も、2年間で完全に本則通りになり、今後3年連続負担増になる、第3に廃止されるはずの後期高齢者支援金の増額が国保料の値上げ幅を押し上げて、大幅に負担増になるものです。
 この一年間、私たちは繰り返し経過措置の継続を求め、区も区長会などで経過措置の継続を主張してきたことは承知しており、23区統一保険料方式の必要性も十分認識しています。だからといって、今回提案された値上げの内容は、深刻さを増す区民の生活実態からみて、その負担の重さを思うと、賛成できるものではありません。

高額所得者は値下げ、低所得者は値上げ
このどこが「広く薄く」なのか!

 平均の値上げ額は一人あたり年間3188円といわれていますが、低所得者は大幅値上げ、所得が増えるほど値上げ幅が少なくなり、逆に値下げになります。年金受給者の2人世帯では、年収230万円で約14000円の値上げ、400万円を超すと逆に約1000円の値下げになり、900万円では16000円もの値下げです。
区は、区民委員会で「広く薄く負担をしていただく」と繰り返しのべていましたが、このどこが「広く薄く」と言えるのでしょうか。

年間20万円→43万円に値上げの家庭も
困難が多い家庭ほど負担増に! 

 住民税方式を採用していた3年前から見ると、今回提案された保険料は大変な負担増です。年収300万円の4人世帯・給与所得者では、約13万円の負担増です。年収450万円の5人家族で一人が大学生、一人が障がい者、住宅ローン返済中のある世帯は、3年前には、所得割がゼロだったために年間保険料が20万円だったものが、43万円にまで跳ね上がってしまいます。
住民税方式は、憲法25条の理念から最低生活費非課税の原則にもとづいて、各種の人的控除が反映されています。だから子どもが多い、障がい者がいる、ローン返済中など困難が多ければ多いほど控除される割合が高かったものです。しかし旧但し書き方式に変わったことにより、基礎控除以外は一切配慮されずに、単純に収入と世帯構成で保険料が決まるため、大幅な負担増になってしまいました。今後、完全に旧但し書き方式に移行することによって、障がい者がいる家庭、子どもが多い家庭など生活の困難が多い家庭ほど負担が大きくなってしまうことは、到底認められるものではありません。


連続値上げで平均所得は179万円→168万円なのに
一人当たりの保険料負担は39000円→98465円に

国民健康保険料は、10年以上の連続した値上げです。この要因は、区も認めたように、単に医療費が増大しただけでなく、国保の総支出に対する国の国庫支出金の割合が減り続けていることにあります。国庫支出金の国保の総支出に占める割合は、1980年度には57・5%ありましたが、今では23%しかありません。
そのために保険料が上がり続けました。1980年と比べると30年間余で加入世帯の平均所得は179万円から168万円に減っているのに、一人あたりの年間の保険料額は39020円から 98465円へとついに2.5倍に跳ね上がる、過酷な負担になりました。
これではとても払える保険料とは言えません。本来保険料のあり方は、所得に応じて払える保険料額で相互扶助を行うものであるべきです。ただでさえ現在の加入世帯12万7500世帯のうち、滞納がある世帯が48500世帯ある中、繰り返しの値上げの中で「払いたくても、高くて払えない」保険料になり、さらに今回の値上げによって収納率の低下も招きかねません。

どの医療保険よりも低所得者が多いのに、どの保険よりも保険料が高いことこそ問題
また、今回の審議で区は「他県に比べて安い」と強調していましたが、比べるなら他の保険制度と比べるべきです。そもそも国民健康保険は、中小零細自営業者や、社会保険に加入していない中小零細企業に勤める者や、派遣などの非正規社員や、フリーターや失業者や退職者など、所得が少ない方が加入する国民皆保険制度の最後の受け皿的な役割を果たしています。どの医療保険よりも低所得者が多いのに、それでいてどの医療保険より高いことこそ問題です。脆弱な財政基盤だからこそ、国や自治体がささえることで成り立つ制度です。それを住民の負担増に押し付けるべきではありません。
区が、住民の保険料負担を抑える立場に立ってあらゆる努力をつくされることを強く求めて、討論を終わります。

長かった予算議会が終わりました!

2013年03月27日 | 議会
長かった予算議会、やっと本日終わりました!
疲れた…

終わるや否や、地元での相談活動。
保育園に入れない「保活」は深刻です
あと、道路現況のない密集地に、2020年と期限を区切って強制力をもって大型の都市計画道路建設をすすめる都の「木密10年プロジェクト」により、興野地域では道路建設説明会が行われ、街ではその話題でもちきりです。

休む間もありません(^_^;)
でも充実の毎日です

今日は日本共産党区議団からは
5人が討論。
私は国保料の条例に対し討論しました。

他には
「23区で一番高い保育料を他区並みに抑える条例(共産党提案)」の可決を求める討論
「常東コミュニティ図書館をなくさないで!」の陳情の採択を求める討論
「東京電力や大企業には値下げ、区民の利用は値上げの公園占用料の改定」の反対討論
「都営住宅と同じように名義継承・収入基準を抑えることを条例で位置づける区営住宅条例」の反対討論
を区議団として行いました。

それと、
「給付制奨学金の実現を求める意見書」を議員提出議案として、議会運営員会を代表して私が提案理由説明を行い、全員一致で議決しました。
意見書については、全会派一致制です。
幹事長会に各会派が意見書案をもちこみ議論、部分修正なども経たのちに、一致するものを上程しています。
提出本数が1本の場合は最大会派が、2本目は第2会派が、3本目は第3会派である共産党が提案理由を説明しています。

明日から
またボチボチ更新していきたいと思います!

予算議会準備、政策活動で息つく間も…

2013年01月23日 | 議会
只今閉会中の委員会真っ最中
今日は、文教委員会で学校統廃合問題などが報告、議論をしました。

とれとともに
一番重要な予算議会を目前に控え
様々な政策活動で息つく間もありません。

PCに向かい打ち込む仕事は、早朝、3時くらいから毎日起きてやっています。
昼間は、行政とのやり取り、各分野の会議や検討会、休憩時間・合間に
地域のみなさまの暮らしの悩みや相談を解決する取り組み…

問題点をズバリ指摘し、少しでも改善するとともに、すべての問題で具体的に提案したい。
そのためには、準備が95%です。

隣の針谷議員から
「もう睡眠障害だね」といわれています。
確かに毎日睡眠時間が短い…。
多く寝た日でも4時間半くらいかしら…

松も明けて議会モード100%

2013年01月10日 | 議会
松も明けたので、議会モード100%!
テンプレートもお正月モードから変えました。

今日は、新年度予算要望への区長回答でした。詳細はまた後日に。
総務部・政策経営部・資産管理部・危機管理室の報告事項を立て続けに聞き
他にも、地域の街の改善要望も行政に届け、
区の孤立ゼロプロジェクトの関連での問合せ、
私が委員長を務める生活保護・高齢者いきがい対策調査特別委員会の議事内容の確認…
合間に地域の相談やアポなし相談にも応じて…

そんな息つく間もないような時間の合間に嬉しいことも



仙台の知人が蒲鉾を送ってくれたのですが
これが、壊滅状態といわれた被災地・女川町で唯一生き残った蒲鉾メーカー「高政のかまぼこ」だったんですね。
かつてTV番組日経スペシャル「ガイアの夜明け」で
「復興への道 第⑧弾 働く希望を! ~"震災失業"を突破する働き方~」として紹介されたメーカーです。

女川は、漁業と水産加工で栄えた港町。

(2011年7月の女川町を訪問・撮影。根こそぎ倒れたビルがそのままに)

地元の人たちは工場に保存していた魚の処分に追われていました。
腐って異臭を放っていたのです。

作業をしていたのは、工場が流されて解雇された人たち。
自主的に後片付けを手伝っていました。

震災後、宮城県の失業者は5万3511人。
(厚生労働省 6月12日現在)

女川町におよそ40軒あった水産加工会社。
その中でも奇跡的に生き残った会社が
かまぼこメーカー「高政(たかまさ)」です。
津波の被害は免れたものの、地震であちこちが壊れていました。

しかし「高政」は震災から9日後、損傷が少なかったラインを再開。
いち早く名物の揚げかまぼこを作り、避難所に毎日配り続けました。
その数、12万枚。

自らも津波で家と父を亡くした高政の社長。
従業員を一人も解雇することなく、今後の事業展開を考え、女川町で被害を受けた取引先の水産加工会社たちに、工場の一角を提供。
共に手を携えて、地元の復興を支えていこうと動き出しました。
彼らは津波ですべてを流された水産加工会社の人たちです。

2つの会社が「高政」の工場の一角で仕事を再開することになったのです。
この日から29人が以前のように働けるようになりました。

場所だけではなく、仕事に必要な長靴や包丁などは全て「高政」が無償で提供しました。

大企業が簡単に震災を理由に大量解雇を行う中、
地元企業のがんばりに思わず涙です。
がんばれ!高政!
がんばれ!女川!
私たちも、完全復興まで、最後まで、できることを力をつくしていきます

写真で見る昨年一年の活動日誌 後半

2013年01月06日 | 議会
4日に続いて写真で見る昨年一年の活動日誌 下半期(後半)です

7月
7月は気候も活動も熱い月でした

7・16脱原発10万人集会にみんなで参加

区内の若者雇用・孤独死対策に関連して調査

大臣や多くの方が「参考に」訪れる「若者サポートステーション」
もう何回目か。懇談も繰り返し行いました
共産党区議団が「存続」を繰り返し求めていたころとは
隔世の感が。


孤独死の先進事例、大谷田公団内の「ころつえ」を調査、懇談。
行政(地域包括職員)がつなぎ手となって
孤立を防ぐ「絆づくり」の担い手が、団地内で生まれてきていることに感動。


静岡・浜松で開催された
「自治体学校」に参加。
学者・自治体労働者・地域の運動家・議員などが一堂に会して
各テーマ別に先進事例の報告・交流も行われました
私は「脱原発・自然エネルギー」の分科会に参加。目からウロコでした。



その帰りに静岡・沼津にある
「静岡東部若者サポートステーション」の調査・懇談。
足立とはまた違った良さがあり、大いに参考になり、次の提案・質問に生きました。


7月の締めくくりは「核廃絶国民平和大行進」です。
竹の塚第五公園を出発し、平和のパレードです。

8月

「支援物資も不足している」の連絡を受け
今年2回目の宮城県石巻市への支援ボランティア
さすがに瓦礫は片づけられていましたが
片付く瓦礫と共に忘れられていく被災地のことを痛感。
「こんなに来てくれるのは共産党だけ」ともいわれ。
それとともに心の傷を負っている方の多いこと多いこと…
繰り返し忘れないで支援に行くこと、
「忘れていないよ。激励に来たよ」と心通わせることだけで
メンタル面での支援になること
だからこそ繰り返し訪問することの大切さを心に刻みました。

9月

夏におこなった様々な調査を生かし
本会議で史上初めて
「孤独死・自殺対策」を総合的に質問。

10月
続いて決算特別委員会。

区が「新たに復興増税財源で防災井戸を50か所つくる」
とぶち上げたことに対し、それは否定しないけれども
「今ある井戸さえも管理できず、一度も使っていない」実態を示し
税金の無駄遣いにならないよう指摘


同じく孤独死対策で質問。
全国の先進事例を紹介し。提案。
その後「孤立ゼロプロジェクト」につながり
実態調査(悉皆調査)はじめ数々の提案が実現することになりました。


10月には原発立地付近の楢葉町(8月まで誰も入ることができなかった)や、福島県いわき市にも行きました。
津波にさらわれた久ノ浜の防波堤付近で、たまたま来ていた近所のおじいさんと、お孫さん。
「何しに来ているんですか?」
「支援で来ているんですよ」というと
「この辺にもほとんど来てくれない。忘れないで来てくれるだけでその気もちが嬉しい。ありがとう」と。
復興できる日まで、形は違っても支援をする、心を届ける、このことを固く決意した瞬間でした。
楢葉町に人の気配はなく、荒れ果てた田んぼはセイタカアワダチソウが占領。
人類と原発は共存できないと肌で感じた瞬間でした。
写真は、壊滅した豊間中学校前。
行くあてのない瓦礫で校庭は埋め尽くされていました。
ここで参加者から集めた「気持ち」も直接現地の方に手渡し。
共産党の募金がどのように活用され、復興に一番生きているかも現地を見ながら教えていただきました。

11月

アンケートでも以外に声の多かった
「公園が自由に使えない」「ボール遊びもできない」
解決策として、プレーパークを提案。
写真は、最近誕生した
渋谷の春の小川プレーパークを調査、説明を受けているところ

12月

突如、国会が解散、総選挙となりました。
写真は大師門前で祖父江元希・池内さおり両候補と共に宣伝。
寒い師走、忙しい師走
それに加えての総選挙は、並大抵の忙しさではありませんでした。
残念ながら議席は減らしましたが
「よく踏みとどまった」と激励もいただきました
ご協力本当にありがとうございました

写真で見る 昨年 一年の活動日誌

2013年01月04日 | 議会
昨年はブログの中断期間が結構多くて
ブログに記せなかった活動も沢山ありました
そこで…
一年間の主な活動を月ごとに写真で振り返ってみました。
もし良ければお付き合いくださいませ(^_^;)

1月

元旦から笠井あきら衆議院議員
・大島よしえ都議とともに
区議団そろい踏みで西新井大師駅前で宣伝!
元旦から走りました


成人式。そぶえ元希さんと共に
区議団揃って新成人に呼びかけました

2月

恒例の区議団合宿。
予算議会に向けて、新年度予算の分析、予算修正をするかどうかの判断、都政の報告など…
集中して議論・検討を行い、万全の準備を行いました。

3月

3・11「原発いらない集会・パレード」
区内西新井さかえ公園で初めて開催しました


予算委員会の集中審議。
昨年「明日の環境首都・飯田市」で
学んだ教訓を生かして、地元の匠の技を生かした
「エコモデル住宅」を提案。


同じく予算委員会で、
太陽光を活用した公園での照明を提案
実現が決まりました


この予算委員会の質問では
「自然エネルギー」「防災」につきた感が
これはトイレの備蓄の提案。
家庭用備蓄というと、食料や水と思いますが
被災地で学んだことの一つがトイレ。
下水道の復旧が一番遅いので
必要なものです。

4月

震災後一年経った被災地・石巻市ボランティアへ
お米プロジェクトと称してお米もたくさん集めて届けました。
復興の遅れを痛感するとともに、
メンタル面も含め、
役に立てることが沢山ある、
継続した支援が必要と気づかされました

5月

5月は、地域の方の相談がとても多かった月でした
深刻な相談も多く駆けずり回っていました。
写真の西新井本町4丁目都住も建て替え計画が発表。
大島都議も交えて住民と懇談を繰り返し、
相談にのった方、みんなが希望の住宅に移れることになりました

6月

東京都は「防災・災害対策」というと大きな道路をつくることに終始。
それへの対抗軸として、街を壊さない
「修復型のまちづくり」を提案してきました
関原の修復型まちづくりは全国でも先進事例。
私が議員になった当初から行われ続け
20年たって区議団のメンバーを案内しながら検証をしました
地道な取り組みの中で、防災性が向上している素晴らしさに
感動。うれしくなりました。

長くなりましたので、後半は次回に。

5900人!国保料通知に苦情・問い合わせ殺到!

2012年06月28日 | 議会
「高すぎる!」「何でこんなに上がったの?」の声
苦情・問い合わせ数
(6月14日~5日間の数)
電話 4300本
直接窓口に
   1600人
5日間で計5900人



 足立区は、国保料(国民健康保険料)の決定通知を、6月13日に一斉に発送しました。「何でこんなに上がるの?」「高すぎる!」などの声が日本共産党区議団にも届いています。区役所には5日間でなんと5900人もの苦情や問い合わせが殺到したことが、区民委員会の私(ぬかが和子)の質疑であきらかになりました。

どうしてこんなことに?

均等割額を値上げ
 「均等割」は「人頭割」ともいわれ、収入がなくても少なくても賦課される料金です。これを何と10年以上連続して値上げしています。今年は「介護保険分」と合わせて、一人当たり1200円上がりました。4人家族なら値上げ額は4800円です。

野田内閣の「税制改革」によって子育て世代は大幅負担増
 野田内閣は「税制改革」として 16歳までの年少扶養控除を廃止しました。中学生までの子どもがいる家庭は、子ども一人につき33万円、課税標準額が上がってしまいました。「課税標準額が上がる」ということは、収入が増えていないのに「増えた」扱いをされるのと同じです。子どもが2人いる場合は、「66万円収入が増えた」のと同じ扱いです。これにより昨年から所得税が上がりました。この「所得」に連動する「住民税」「国民健康保険料」も今年から連動して上がることになってしまいました。 野田内閣は「子ども手当(今年から「児童手当」と名称変更)を支給しているから」といいますが、実際には中学生の児童手当は削減。手当による増収分よりも、年少扶養控除廃止による増税・負担増額の方が上回ってしまうのです。

介護保険料徴収で子育て世代に追い打ち
 子育て真っ最中の40歳になると、介護保険料が付加されます。それも追い打ちをかけています。

みなさんの声をお寄せください。区政に届けて、がんばります。

「悲しい死」をなくしたい!孤独死・自殺対策で質問

2012年06月26日 | 議会

 足立区議会で私(ぬかが和子)は14日本会議質問に立ち、日本共産党として初めて「孤独死・自殺対策」を一般質問でまとめて行いました。区は、おおもとの所では消極的で冷たい姿勢は変わりませんが、部分的に前向きの答弁があり、一歩前進することができました。

 今回初めてこういった形での質問に取り組んだのには、強烈な動機がありました。
●西新井で老夫婦が病死。死後一週間以上たって発見された事件
●ある女性の自殺。『全国初の自殺対策』を標榜しマスコミにアピールする足立区。『様子がおかしいから見に行ってほしい』と遠方から親族が保健所に相談しても対応せず、その5日後に命を絶った事件
●昨年一年「孤独死」をテーマに特別委員会で議論したその集大成


自席で再質問をしているところです

―「今の社会の矛盾が反映された『悲しい死』の急増。区が盛んに宣伝するような表面的な対策だけでなくその根幹の解決が必要」と強く感じるとともに、具体的な対策についても継続的に取り組むことの重要性を痛感。「いのち・くらし守る政治へ、がんばります。

質問と答弁の主なものをご紹介しますね


 ●ぬかがー国内の自殺者は14年連続で年間3万人をこえ、アメリカの2倍、イギリスの3倍の自殺死亡率である。足立区西新井警察署管内の自営業者の自殺者は都内で最多である。また孤独死と思われる「東京都監察医務院」の検死にかかった一人暮らしの高齢者の数は20年間で5倍に増えている。こうした根底に労働と生活の変化、貧困の進行、雇用の不安定化、社会保障の切り下げなど暮らしにくい社会の広がりがある。生きやすい社会を願って質問する。
「悩みのある人を放っておかない社会づくりをめざす」「就労支援部門などとの連携強化し〃生きる支援〃取り組む」
 自殺の要因のひとつに過労、失業、非正規雇用、事業不振、生活苦などの経済的要因がある。
 ○答弁ー自殺にいたる背景はさまざまで経済的対策の強化のみでは解決できないが、悩みのある人を放っておかない社会づくりをめざし就労支援部門をはじめとした各関係機関との連携を強化しつつ「生きる支援」として取り組んでいく。
「孤独死の基準を早急に定め孤立ゼロプロジェクトの指標としていく」
 ●ぬかがー区は「孤独死ゼロをめざす」と表明しているが孤独死(孤立死)の定義が定まっていないため実際の数がどのくらいあるのかもつかめていない。(孤独死対策の具体化の要となる)孤独死・孤立死の定義づけを一刻も早く行うべき。
 ○答弁ー 今後、孤立ゼロプロジェクトを推進していく中で、孤独死の基準を早急に定め、孤独死数の低下を孤立ゼロプロジェクトの成果の一つとしてまいります。
「適切なサービスにつなげる仕組みを強化する」
 ●ぬかがー制度からこぼれる弱者を生まないために安心して利用できる仕組みを「生存権として保障する」自己責任論からの脱却」の立場が必要。
 ○答弁―関連機関と連携を図り、適切なサービスにつなげる仕組みを強化する。自己責任でカバーできない部分は、社会福祉制度全体で補完し、福祉・医療・地域等の様々な分野から適切にアプローチする。
緊急通報システム「慢性疾患でなくても利用できることを周知する」
 ●ぬかがー「慢性疾患でなくても利用できる」と答弁したが、実際の運用は違う。必要な人が受けられるよう改善を。
 ○答弁―今後は、周知方法やお問い合わせに対し、より分かりやすくご案内できるよう努める。
ライフライン事業者との連携強化
 ●ぬかがー新聞配達店に加え、電気・ガス・水道のライフライン事業者と協定を結び、いざという時に対応できる、こまめな連絡体制の構築を
 ○答弁ー電気・ガス・水道事業者との連絡会において、生活困窮に伴う餓死防止の具体的な連絡体制など取組策を策定する。新聞配達店についても、密接な連絡体制を構築する。
身の回り応援隊との連携強化
 ●ぬかがー「電球の交換」などちょっとした困りごとに対応する「身の回り応援隊」サービスを新宿のように無料にし、「孤独死対策」と連携して「気づく・つなげる」制度へと発展を
 ○答弁ー無料にする考えはないが、孤独死と連携し、気になる方があった場合には地域包括支援センターにつなぐなどしていく。

14日午後2時すぎ~孤独死・自殺対策について質問します

2012年06月10日 | 議会
毎年自殺者が3万人超 
東京では交通事故死者の13倍
孤独死が年間15600人
こんな社会は普通じゃない!

-この問題で本会議質問・提案します
98年から「年間自殺者3万人超」が13年連続で続き、東京においては交通事故死者の13倍の命が失われています。自殺率はアメリカの2倍、イタリアやイギリスの3倍にもなり、OECD諸国の中でも最も自殺率の高い国の一つである。足立区でもこの13年で2122人が自ら命を絶っています。
 特に、西新井警察署管内は自殺者が多く、自営の自殺者数は東京で第一位、無職者の自殺者も第三位という状況です。
 また、東京都監察医務院の検死にかかった一人ぐらしの高齢者の数はこの20年で約5倍に増えています。大手生命保険系列のニッセイ基礎研究所の推計では、死後4日以上経過して遺体が見つかった65歳以上の高齢者は年間1万5600人にものぼります。毎日約40人の高齢者が誰に看取られることもなく息を引き取る社会は、普通ではありません!
 背景には「自己責任論の押しつけ」「貧困・格差の拡大」があります。
 経済的困難を打開すること、人と人の暖かい人間関係を大切にすること、行政が「縦割り主義」を乗り越えて、「孤立や困難に気づき、つながり、支援する」役割を果たすことが今大切です。

本会議質問では、本質論と共に「足立でできること」の具体的な提案を行う予定です。
質問時間はわずか15分。その中に凝縮させる苦労と、実はこういった形で「孤独死・自殺対策」としてまとめて質問するのは共産党区議団としては初めてなんですね。ゼロから質問を作り出す苦労とで、生みの苦しみもありました。

他にも、西新井駅西口のまちづくりと六月地域のバス路線について、質問します。

もうすでに質問通告を終えていますので、今は本文作成に集中しているところです。

ぜひ傍聴にお越しください。
また、議場に来られない方でも、ケーブルテレビで視聴できます。さらにPCでも当日の夜には視聴できると思います(足立区議会のホームページから)



臨時議会が開かれ、委員会構成が変わりました

2012年05月30日 | 議会
大変ご無沙汰してました。新しい年度を迎え、次の議会に向けて準備中です。
更新していなかったにもかかわらず、毎日私のブログにたくさんの方が訪問してくださり、本当に感謝です。

この間撮影した写真、過去のものも含めて少しずつアップしていきますので、よろしくお願いします。

今日は平成24年足立区議会第一回臨時会が開かれました。そこで新しい議長・副議長や各委員会正副委員長の選出および特別委員会の設置が行なわれました。
 私は、新しく設置された「生活保護・高齢者生きがい対策」調査特別委員会の委員長に選出されるとともに、国保・後期高齢・住民税など暮らしに密接な分野と生涯学習などを所管する区民委員になりました。

引き続き重要な議会運営委員、環境審議会委員、財産価格審議会委員の役も担うことになりました。

日本共産党は公平・公正な議会運営、必要性の高い特別委員会の設置になるよう努力しました。
議長には渡辺ひであき議員(自民)、副議長にうすい浩二議員(公明)が選出されました。

 新しい議会構成のもとでの活発な議会論戦につとめます。

日本共産党の所属委員会は以下の通りです。
       (◎は委員長、○は副委員長)
     常任委員会 
総  務  ○鈴木けんいち
区  民   ぬかが和子
産業環境   浅子けい子
厚  生   さとう純子・はたの昭彦
建  設  ○伊藤 和彦
文  教  ○針谷みきお
議会運営委員会
   針谷みきお・ぬかが和子
     特別委員会
交通網・都市基盤整備調査
      伊藤和彦
子ども施策調査
     ○はたの昭彦・さとう純子
災害・オウム対策調査
      針谷みきお・浅子けい子
生活保護・高齢者いきがい調査
    ◎ぬかが和子・鈴木けんいち

予算委員会が終わりました

2012年03月12日 | 議会
先週の金曜日、予算委員会が終わりました。
今回はさすがに心身ともに疲労・体力の消耗が激しく、疲れ果てました。

結局毎朝遅くても3時半に起きて、質問原稿の準備。
6日間の予算委員会で、いろいろ(このいろいろは後日また)あって、5日間発言を行いました。これも前代未聞でした。予算委員会の前日は、本会議で補正予算の反対討論。その2日前は総務委員会。年間で一番忙しい時期だったので、父の葬儀も長女でもある私の日程に合わせていただきました。
家に帰れば、父の亡骸があって、今にも生き返るような父の姿があって、葬儀の打ち合わせやいろいろとあり、朝は3時半。

でも様々な方のご協力により、予算委員会も父の葬儀も滞りなくすませることができました。
昨日は3・11.「さようなら原発集会」に参加し、黙祷も行いました。

さあ、また新しい一週間のはじまりです。
今日はまちづくりの勉強会もあります。

議会のこと、父のこと、いろいろ綴りたいのですが、とりあえず久しぶりの更新です。

もうすぐ予算議会です

2012年02月15日 | 議会
もうすぐ予算議会です。
明日は質問通告日。
私は質問者ではないけれど、役目がら、議会準備で、忙しさもピークです。

昨日は私が行かないと成り立たない夜の集まりにもついに遅刻。
「息つく間もない」とはこういうことか…という一日でした。

今朝は朝4時起きでしたが、久しぶりに寝た!っていう感じです。
昨日までは毎日3時起きでしたから…。
夜は就寝が12時過ぎですから…
ナポレオン並み??

インフルエンザも風邪も流行っていて、周りでも増えていますね。
知人には「今日はうつしに来ました」と言われてしまいました。

私はというと、走るようになって、風邪をひきにくくなったような気がします。体力の回復が早いのです。とはいっても健康に気をつけます。
みなさまから預かった貴重な議席、役割を十分に果たせるように...

みなさまもお身体を十分に大切になさってくださいませ。