かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

春の花満開

2013年04月12日 | 街の情報
重い話や固い話が多かったので今日は少し一休み

春の花がどこでも満開!
興野の街で素敵な花壇に出会いました。持ち主の立会いの下撮影しました。

全体はこんな感じ

色とりどりのパンジーや花々…
  

 
「私は同じ花で揃えたかったんだけど、お父さんが全部違う苗を買ってくるのよね」とは奥様の弁。

 
でも素敵デスヨ。心がホッとします。

日本の異常 高学費・有利子奨学金-区議会で給付制奨学金の実現を求める意見書全員一致で採択!

2013年04月11日 | 議会
4月8日付の赤旗新聞の記事…心を揺さぶられました。
ご紹介したいと思います

(しんぶん赤旗より)
 新入生が希望に胸をふくらませる春です。しかし高すぎる日本の学費は、充実した大学生活を望む若者の前に立ちふさがり、子育て世帯に過重な負担を強いています。学費問題を通して「日本の異常」に迫ります。


「何のための大学か」
 「公認会計士の資格をとろう」

 東京都内の私立大学に入学したとき、田原真人さん(23歳=仮名)は意欲に燃えていました。「商学部の勉強はおもしろい」。順調に簿記2級に合格しました。しかし1年目の冬に、挫折しました。

 両親は自営業。1990年代のバブル崩壊後、経営が悪化しました。「大学には行くといい」。進学を後押ししてくれましたが、費用は奨学金に頼らざるをえませんでした。

大学の学費急騰

 入学金と4年間の授業料で約400万円。生活費が4年分で約300万円。合わせて700万円を超す借金を背負いました。

 それでも生活費は足りませんでした。居酒屋で週3~4回、午前3時か5時まで働きました。授業に出られずアパートで眠る日が増えました。自由な時間が限られ、簿記1級の分厚いテキストをこなせませんでした。

 わずかな貯金ができても、実地調査の授業の交通費と宿泊費に消えました。友人から映画館に誘われても断り、趣味の映画は100円のレンタルビデオを借りて見ました。

 「高い学費で学生生活が台なしにされる。何のための大学なのか。おかしな国です」

 日本の大学の学費は70年代以降、急騰しました。初年度納付金は60年と比べ、国立大学で約82倍、私立大学で約19倍になっています。(グラフ)



給付奨学金なし
 世界に目を向けると、日本の教育政策の異常さは際立ちます。

 OECD(経済協力開発機構)加盟34カ国のうち、半数の17カ国は大学の授業料が無償です。

 フランスは登録料171ユーロ(約2万4千円)のみ。スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークは登録料もない徹底した無償制です。

 そのうえ32カ国で、返済義務のない給付制奨学金が支給されています。授業料が比較的高いアメリカでは65%の学生が受給。授業料が無償の国でも、低所得の家庭の学生に生活費を保障するなどの目的で支給されています。

 授業料が有料で給付制奨学金さえないのは、日本だけ。文字通りの「例外国家」です。

そんな中、足立区議会の最終本会議(3月27日)、「給油制奨学金の実現を求める意見書」を全員一致で議決、上程しました。
全文を掲載します


日本の公的奨学金制度は、大多数が卒業後に返済しなければならない貸与制であり、有利子の奨学金が7割を占めている。
このため、奨学金が卒業と同時に多額の負債となり、就職難の中、返済が心配で、困っている人ほど借りにくい制度になっている。
世界を見るならばOECD(経済協力開発機構)加盟国の中で、大学授業料が有料で給付制奨学金がないのは日本だけである。
教育は次世代という未来を育てる土台であり、その成果は様々な形で社会に還元されるという観点に立ち、高校や大学で学ぶことを社会が支え、子どもたちが経済的理由で進学をあきらめることのないよう条件整備が急がれる。
よって、足立区議会は国会及び政府に対し、高校生及び大学生に対する給付制奨学金制度の早期実現を強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

平成25年3月27日

議長名

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
財務大臣
文部科学大臣あて



大島都議とめぐる都内ツアー 番外編

2013年04月10日 | 街の情報
2日続けた大島都議とめぐるバスツアー番外編です!

トイレ休憩に立ち寄ったのが東京ゲートブリッジすぐ近くの「若洲公園」

キャンプ施設になっていて
 
こんな店やあんな店で、バーベキューの炭から原材料…すべて揃うようになっていました。
キャッチコピーは「手ぶらでバーベキュー」


あちこちに色とりどりのテントが…

春の花も満開でしたよ
 

都立公園かと思ったら

江東区立の公園でした。

大型バスも駐車できるようになっていて、大勢や家族連れに最適!

思わずキャンプしたくなるような、海も近いいい環境の穴場でしたよ。


大島都議とめぐる都内ツアーPART2

2013年04月09日 | ワークショップ
大島都議とは昼食後にお別れして、
築地の場外市場に続いて訪れたのは
農民連の食品分析センター

板橋区にあります。
これで臨海から皇居、新宿、板橋と都内をぐるっと回った感じです。

この食品分析センターは、1996年、WTO協定スタートの年に小さな建物からスタートしました。WTO協定の中で、輸入食品の検査基準を緩める、輸出国で検査したら輸入国では検査してはいけないなどの規定があり、輸入食品の残留農薬などを調べるために誕生。都内には50~60の分析センターがあるが、募金で作った施設はここだけだとのこと。

それ以来
 学校給食パンのポストハーベスト農薬問題
 漢方薬の残留農薬問題
 割り箸への漂白剤使用問題(濃すぎて測定器で測れなかった!)
 2000年には、あの中国産冷凍ホウレンソウの残留農薬を発見し、食品衛生法改定のきっかけにもなったそうです―日本ではありえない「収穫直前の葉っぱに農薬を振りかけていた」ことがわかり、それでも最初はなかなか政府が動かなかったそうです。その理由がなんと!
 …
 「冷凍ホウレンソウは加工食品なので検査しないことになっている」これが最初の政府役人の回答だったそうです。しかし、この発見をきっかけに食品衛生法が改定され、加工食品の残留農薬などの基準値があるのは日本だけだそうです。
  これもTPPで狙われているんですね。

住民の安全を守る砦のような役割を果たしてきたことがよくわかりました。


講義のように1時間近く説明してくれる八田所長。若いです!
大変勉強になりました。

募金で成り立っている施設なので、参加者みんなで募金を行い手渡しました。


3グループに分かれて順番に3つの検査機器の説明を受け見て回りました。

私たちのグループは、最初は農薬の検出・測定器

化学の世界の説明でした。地道で繊細な作業でした。

2番目に放射能測定の最も精度の高いゲルマニウム半導体測定器

 
自然界の放射線を遮断するために、重い鉛で囲まれていました。
メーカーであるフランス企業の労働組合が「震災支援したい」と協力してくれて迅速に手に入れることができたそうです


みんなで説明を聞いているところ


この検査機器での検査結果は
総検査数822検体
うちセシウム134、137が検出されたのは260検体(検出限界は各1㏃/㎏)
 1-5ベクレル 185検体
 5-10ベクレル 44検体
 10-36ベクレル 30検体
政府の基準は、1年前までは何と500ベクレル!今でも100ベクレル
「この基準値は高すぎる。100を超えるものなど殆どない。基準を超えるものが出ないように基準を決めたようにも思える。そうすれば賠償しないで済むから」
 の言葉に真実味が…。

3番目に、同じ放射能測定機でも、シンチレーションスペクトロメータを見学

実際にやってみてくれました
 

福島だけの問題ではない!
驚いたのは「土」の放射線量。都内で普通にはかっても400ベクレル位あるそうです。
汚染は福島だけの問題ではない、ということ。
これはセシウムは土に吸着する性質があるからだそうです。
それなのに、土壌の基準は全くないそうです。

被害を小さく見せる、真実を明らかにしようとしない政府の本質を垣間見たような気がしました。

ちなみに放射能の内部被ばくから身を守るためには
カリウムの多い食品を摂ることだそうです。カリウムとセシウムは同周期のため?だそうです。
例えば大豆、セシウムも吸いやすいけれども、それにもましてカリウムが多いので、セシウムは排出されるそうです。だから大いに摂った方がいいようです。
セシウムは「水溶性」という特性があるので、
野菜はよく水洗いする、ゆでこぼすことでかなり減るそうです

恐ろしいのは、海産物の問題です。食物連鎖などからいっても、大きな魚介類に影響が出るのは2年後といわれ、「ちょうど今」なのです。
しかも、最近のニュースで、今なお汚染水が流出とのこと。
しかも「海上で獲った魚介類は、たとえ福島県沖で獲れても、水揚げが静岡なら静岡産になるのよ」と参加者が教えてくれました。結局わからない!
もう出産予定のない私たちはいいけれども、若い人、子どもへの影響を考えると…

やっぱり原発はなくすべきです。一日も早く…。


大島都議とめぐる都内ツアー

2013年04月08日 | ワークショップ
4月5日、後援会で企画した「大島都議と巡る都内ツアー」に参加してきました。東京ゲートブリッジ、豊洲、オリンピック候補地、築地をまわり、臨海防災公園で体験、そして最後は農民連の食品分析センターで放射能のことを学ぶ、「移動語る会」でした


まず大島よしえ都議がバスの中でご挨拶


バスは満席でした!お断りするのが大変な状態で…

まずは「東京ゲートブリッジ」

総事業費1125億円!高速道路ではなく、一般道です。水面から最上部まではビル25階建て分だそうです!


この空いた道路の先にゲートブリッジが…
国の「直轄事業」として国の補助金が全体の3分の2!税金が大型事業に流れる象徴のように感じました。

次にオリンピック予定地や、豊洲の市場移転予定地へ

ゲートブリッジを渡り終えると左手に、中央防波堤最終処分場が…。いわゆる「最後の燃えないゴミ」の処分場です。
この辺りも、オリンピックのマウンテンバイクコース予定地らしいです。

考えてみれば、東京の埋立地は、夢の島をはじめとして全てゴミで埋め立てているわけですから、ごみの上でオリンピックを行うことになるんでしょうか。

そして豊洲の市場移転予定地。

汚染対策の工事が急ピッチですすめられていました。


大島よしえ都議いわく「オウム真理教のサティアンみたいな建物…ここで汚染対策を行っています」。「人目に触れないところでなんて・・」などの声が。

 
右を向いても左を向いても工事工事。

ご存知の方も多いと思いますが、ここから出たベンゼンは環境基準の43000倍。
そのため国内でも例を見ない規模の土壌汚染対策工事です。
汚染土壌すべてを掘削し、予定地の表土を全て地下2M間で掘り下げて入れ替える、その上に2・5Mの盛土を行うという工事です。
それでも不安が残るというものです。

食の安全はどうなのでしょうか。

続いては「東京臨海広域防災公園へ」

通称は「そなエリア東京」です


集合写真

ここの体験施設のテーマは「72時間生き延びれるか」です

72時間=3日間。この3日間は、救命・鎮火などが中心になるため、救援物資などが届きません。まず3日間、生き残るために何が必要かをゲームで体験しながらワークできます。

 
職員の方が、シチュエーションやゲームの進め方を説明。


希望者全員に「任天堂DS」が配られます。初期設定をしてゲーム開始!


これはエレベーターを待っているところ。
エレベーターに乗ると、中で地震が起きます。

エレベーターから脱出すると

そこはもう震災の現場

ここで様々な問題をDSを使ってフィードワークしながら、進んでいきます。
「火事を見つけたらどうする?」「人が埋まっていたら?」「ガスの復旧のやり方は?」などなど…問題は人によって異なります

見事クリアすると

その先に避難場所が

ここでは役に立つグッズの紹介もあります

有明駅の目の前。個人でもどなたでも体験できるそうです。ぜひ一度体験されるといいと思います。

この「そなエリア東京」は、震災時の現地対策本部にもなります



隣には新しい癌研センター。災害時には拠点病院になります



公園のあずまやというか、パーゴラやベンチ

災害時にはこんな風になります
 

私が議会で提案してきた、太陽光・風力ハイブリッド型街路灯。

二つを組み合わせることにより、安定した電力供給ができ、停電時の街路灯としても役立ちます


しっかり学んだあとは
昼食です。
すぐ隣のワシントンホテル内になる「レストラン メヒコ」
カニを使ったお料理が「売り」です

カニピラフの概念が変わるくらい、カニが沢山入っていて、カニが山積みのピラフ。ライス一粒一粒にまでカニがしみています
スープもカニの出汁がよくきいていました。


続いては築地の場外市場へ。
女性陣は目の色を変えてお買い物。男性陣はものの見事に壁の花みたいになっていましたよ。
私は、2店舗の卵焼き、明太子、鮮魚、お刺身などなど…買い込みました

この後は、東京農民連の食品分析センターで、放射能のこと、測定のことを学びました
また明日お届けします














環境審議会の見学会 PART3~エネルギー効率を考える~

2013年04月07日 | 環境
先週、環境審議会で東京ガスショールーム見学会の一部をアップした時、
エネルギー効率のことを少しふれました。

「創エネスクエア」の展示です




今回の見学会では、そのエネルギー効率のことを学び、考える機会にもなりました。
「原発ゼロ、低エネルギー社会」にむけて…

一次供給エネルギーと実際に工場や家庭で使用される最終エネルギーにはギャップがあります。当然,供給とエネルギー>消費エネルギーの関係にあり,その差分は一次エネルギーから二次エネルギーあるいは石油製品などを作り出すときに発生する損失ということになります。

例えば電力。火力発電所では天然ガス,石油,石炭などを燃焼させて電力を生み出します。そのときのエネルギーの変換効率は35-40%しかありません。私たちが使用している電力の背景にはその3倍近い一次エネルギーが使用されているのです。原子力発電でも同じです。発電に使用できなかった2/3近いエネルギーは温水の形で廃棄されます。日本の火力発電所や原子力発電所がすべて海岸近くに建設されているのはこのためでもあります。せっかく作り出した熱の2/3を捨ててしまうのはいかにももったいない話です。日本の発電所はその巨大さゆえに都市の周辺には建設することができません。福島県や新潟県の大きな発電所から東京に送電するときの損失も電力の数%に相当します。

発電所が大きいために都市のそばに造れないのなら,都市の中に,例えばビルの中に小型の発電設備を設置し,発生熱を都市に供給するコジェネレーション(Co-generation)という考え方が出てきます。
そのイメージ図です


当然電力の場合は、原油や原材料(化石燃料など)を直接家庭に届けるわけではなく、
都市ガスの場合は、原料を家庭に届けてそこで熱などに替える訳ですから、ほぼ100%だという
考えてみれば、当たり前のことに気づきました。

わが家は、以前からガス中心の暖房、どちらかというとガス派でした。




ちなみにショールームは、いろいろな体験ができました。
楽しく学んだ一日でした。


原発の被害を目で見て考え行動―大島都議と区議団で福島へ PART4

2013年04月06日 | 原発
他の記事も書きたいけど…まだまだフクシマから伝えたいことが満載
今日は写真中心でUPします!

バスは「避難指示解除準備区域」の楢葉町へ。「避難指示解除準備区域」といっても、日中立ち入りができるだけで、夜は誰ひとり寝泊りができない「捨てられた」街です。


荒れ果てた宝鏡寺本堂前を見学。

ご住職の早川さんは、事故直後の12日朝、避難放送を聞いて14人の障害者を同行して(障害者のグループホームなども運営し障害者のために力を注いでいた)避難。
今も居住はできないため、小さなアパートで生活しているとのこと。


本堂は、鍵をかけても壊されてしまうとのことでこんな掲示が。


放射線量を測定する大島都議。

0.67μ㏜/h。東京だったら大騒ぎの数値です。


ここからは、伊東達也さんの盟友、半沢さんによるご案内です。


富岡町に向かいます。富岡町は、いままで誰一人と入ることができず、住民が防護服を着て数時間入るだけの地域でした。つい一週間ほど前、一部入れるようになり、半沢さんはその日に富岡町に入ったそうです。


豪雨の車窓で分かりにくいと思いますが、車が倒れたまま

常磐線の富岡駅に到着。時間が止まったままの街でした。復興どころか原発事故・放射能によって復旧もできません。
嵐の中ですが降りてホームへ。



傘の骨もぐちゃぐちゃになりました


 

駅前広場



かつてはこんな美しくかわいい駅でした

駅周辺も止まったままの街でした
 

 

続いてバスで同じ富岡町でもより福島第一原発に近い居住制限区域に向かいました

線量計の数値がみるみる上昇


ついには2μ㏜/hを超えました。締め切ったバスの中での数値です。


国道6号線がバリケード封鎖。ここでUターンです

昼食を食べた福仙は豊間地区にあります。
割安料金で美味しい和食が食べられます。

地区の数百世帯は、震災・津波でいなくなり
それでも踏ん張って営業。御祖母さんが「生き残ったのだから利益ではなく分かち合いをしていきたい」
の言葉通りの営業を。
社長の息子さんに再会し固い握手。参加者に挨拶を求めると「料理は得意だけどしゃべるのは得意じゃない」と固辞しておられましたが、
それでも一言だけ挨拶してくださいました。私たちに「生きることが毎日つらい。でもこうやって大勢の人が来てくれて励ましてくれると生きていてよかったと思える」と目を潤ませ言葉が詰まりながら話してくださいました。
「生きていていいのだろうか」…こんなことを言わせていいのだろうか!
地震・津波だけでなく、放射能による風評被害、地震は自然災害でも、原発がなければこんなに苦しまず、復興できていたのに 怒怒!

続いては蒲鉾の 
かねまん本舗。若社長が津波の様子や説明を。

津波の被害後、ただちに復旧させ、避難所などに蒲鉾を届ける活動をしてきました。
震災後、大企業などは解雇失業者を大量に生み出しましたが、一人も解雇せずに踏ん張ってこられました。


震災で止まったままの時計

嵐と強風で塩屋岬と山六商店店主のお話、豊間中学校などは通るだけになり

最後に向かったのは
まるかつ商店。

このお店は、以前はららみゅうに出店していましたが、再建されたららミュウの賃料負担が重いので、出店を断念し、近くの店で営業をしておられます。


若奥さんが、津波の状況を説明。
鮮魚店ですが、福島の魚を売ることはできません。


店内には津波の写真を展示。

この最後になってやっと雨がやみました。


漁港を前に


そして帰路の高速では夕焼け空が

帰りに晴れて、悔しいような、それでも一日大雨よりはよかったような…

とにかく今回も得るものが多かった福島行でした











原発の被害を目で見て考え行動―大島都議と区議団で福島へ PART3

2013年04月05日 | 原発
今日は「政府の情報隠し」「何故電力会社は原発に固執するのか」です!

情報隠し
政府はスピーディーに基づく放射能の拡散予測図を、事故後10日間もかくしてきました。

そのため、放射能汚染地域から汚染地域に移動した福島県民も多く、県民の被曝をひどくした罪はどんな言い訳をしても許されません!
バスの中でも「南に逃げればよかったのに、知らないから北西に逃げた…」県民のお話も。

よく昔、太平洋戦争中の情報隠しについて語られ、「天気予報さえも正確に届けられなかった」ことに驚きを感じていましたが…今の日本でこんなことが…改めて衝撃を受けました。

何故原発に固執?
伊東達也さんが準備して下さった資料より

国民のためでも電力の為でもなく
「原発が最も利益を確保できる」という電力会社・財界をはじめとした原発利益共同体が求めているから…

東電を始め電力会社は全国を10の地域に分けた地域独占企業。

原発は1機4500億円から5000億円の巨大投資。お金を貸すのは巨大銀行

原子炉をつくるのは東芝・日立製作所・三菱重工業だけ
(家電製品購入の時にも参考にしたい、改めて感じました)

原子炉建屋を始め建造物は大手ゼネコン、大手鉄鋼・セメント会社への発注

40年間にわたるメンテナンスは原子炉を作った3社を始め、大手の電設・機械メーカー。
その下に定期点検時には1万人近くの人が働く六次から七次までの壮大な下請け・派遣会社を傘下にし、労働者は劣悪な状況の下で働いている

事故が起きても儲かるしくみ
除染作業もゼネコンなど大企業が独占的に請け負っている

多額の広告費を投入によるメディア支配、大学をはじめとした教育・研究機関の支配…。世論誘導…。
これも電気料金でまかなっている!

国策とする官僚は、退職後に天下り。政党政治家への政治献金、選挙応援などによる取り込み

…こうした利益で結びついた集団は、利益を最優先する原発利益共同体となり、異論を持つ者は排除し、異論を許さない世界となっている

「人命を危機にさらさず、環境をひどくしなくても電気はつくれる」
原発からの撤退こそ、今必要なこと…
改めて確信しました


原発の被害を目で見て考え行動―大島都議と区議団で福島へ PART2

2013年04月04日 | 原発

バスの中で、支援募金を大島都議が伊東達也さんに手渡す。

昨日に続き、伊東達也さん (原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員、福島県浜通り医療生協理事長)などから伺ったお話をお届けします。

あまりにも深刻な被害の実態

伊東さんだけでなく、共通して語られたのは「マスコミでは報道協定もされていて、深刻な実態が1%位しか報道しない」ということでした。
伺ったお話の一部です

行方不明者を探すこともできなかった。死体が何カ月も置き去りにされた
浪江町では置き去りにされて、あとから発見されたご遺体が166人。遺族は330名
浪江町のある息子さんが、自分の親を探しに入ることも許されず、一カ月経ってから死体置き場で「貴方の親では?」との連絡でやっとわかった。直ちに避難、中に残った人を救いに入ることができなかったなか、この親御さんは「衰弱死」で、3月22日まで生きていたことが分かったそうです。どんなに苦しくつらかったことか
双葉町の病院の職員。「丸ごと避難」といっても、大型バスで一度に全員を避難できない。食料を置いて「また戻って迎えに来る」と約束したまま、戻ってきたときには、「立ち入り禁止・封鎖」で入れてもらえず。自分て食べ物を探して食べられた患者さんだけでなかった。何とか入ろうとしても、自衛隊員に阻止される。残った患者さんは病院でお亡くなりに。「自分が人を殺した」と罪の意識にさいなまれ、仕事も続けられなくなった

避難を余儀なくされている15万6000人の過酷な状況
生活手段を奪われ、人生を根本から狂わされた。いまだ家族そろって住める家もない、希望もない、展望もない
避難時や避難先での「震災関連死」が今年3月31日現在で1371人(直接し1599人)。
全町民が避難した浪江町では1700人の小中学生全員からアンケートを取った。この結果、半数の子どもが家族と別々に暮らしていて、県内外の実に690校に散り散りになって勉強したことが分かったそうです。
アンケートには
「自然がいっぱいでわらびがとれる町になってほしい。じいちゃんはわらびとりの名人です」
「大人になった時、浪江町はあるのでしょうか」
「ともだちと勉強やあそびがしたい」
「町長さん、東京電力に言っといてください。原発さえなければ、友だちと離れて、遠くに避難しないでよかったのに」…


避難をしないですんだ福島県民も苦しみの中に
(「元の生活をかえせ・原発事故被害いわき訴訟」の提訴への伊東さんのあいさつより)
原発事故によっていわき市民の中には、解雇された人、商売ができなくなった人、売り上げ減少になく人々が生み出されてきた
放射能は親子の対立、夫婦の対立など家族間の対立を生み出した。今でも子どもを守るために子どもを連れて他県に住む母親と、いわきで働く夫…と別れて暮らす人を生み出している
地域社会の中にも対立を生み出し、友人を失った人や心に傷を負ったままの人々も
子どもを持つ夫婦は、子どもの健康を心配し、将来結婚で差別されないかと思い悩んでいる。子どもは思い切り外で遊べず、川遊びも海水浴も、家族そろっての山登りもできません。川や海や池での釣りもできません。この2年間、家庭菜園も中止したままの人、孫も来てくれなくなったと嘆く人も沢山いる。
毎日放射線量を意識して暮らす人、北風が吹くと放射能を心配する人、ふと、元の生活に戻っていないことをたくさんの市民が感じながらの生活が続いている

などなど…
参加者からは「政府は収束宣言」というけれど、この実態のどこが収束なのか!など…口々に感想が語られていました。


次回は「政府の情報隠しの罪は大きい」「なぜ電力会社は原発に固執するのか」、学んだことをお届けしたいと思います。
その後に実態・実情の写真をお届けします。

原発の被害を目で見て考え行動―大島都議と区議団で福島へ PART1

2013年04月03日 | 原発
3日、大島都議と区議団で福島に行き、現実を目の当たりにしてきました。
もともと、私の地域の後援会で企画し昨年10月に実施。現地の方々の話に、現実に衝撃を受け、
「これは区議団や大島都議にも見てほしい」と企画し、昨年11月に実施予定でしたが、急きょ解散総選挙が決まり延期になっていたものを実施したものです。


誰が雨男か雨女か…
爆弾低気圧の中、嵐とともに移動することに。ものすごい風、被災地が近づくにつれ道路状況も悪い所もあり、縦に横にと揺られ、まるで船に乗っているかのようでした。


広野ICで、暴風雨の中、出迎えてくれたのは、伊東達也さん (原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員、福島県浜通り医療生協理事長)。
伊東さんは、日本共産党のいわき市議会議員を5期18年、福島県議会議員を3期12年務めた後、「原発の安全性を求める福島県連絡会」の副代表として04年以来、抜本的な対策を取るべきだと東京電力に求めてきたが、「聞く耳を持ってもらえなかった」と。

急きょ国会の原発問題の公聴会の参考人として行かなければならず、1時間に満たない時間。それでも豊富な資料を基に、バス中で怒涛のように言葉が溢れ、全容がわかるお話に、頭を殴られたような感じでした。
「私たちは絶対に忘れてはいけない。現地の方々の苦悩と心ひとつに」の想いを強めました。

伊東さんは、まず福島第一原発事故は「日本史上最大にして最悪の公害」と。

何故「公害」?
「公害」の定義は「事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲 にわたる(1)大気の汚染、(2)水質の汚濁、(3)土壌の汚染、(4)騒音、(5)振動、(6)地盤の 沈下及び(7)悪臭によって、人の健康又は生活環境に係る被害が生ずること」とあります。
災害ではなく公害、それは人の活動によって生み出された被害だからです。

伊東達也さん先頭に「原発の安全性を求める福島県連絡会」が東電に対し津波に対する抜本的な対策を採るように求めだしたのは七年も前の2004年からだったそうです。
2005年5月10日勝俣恒久東電社長宛て申し入れ書「チリ津波級の津波の引き潮と高潮に耐えられない東電福島原発の抜本的対策を求める申し入れ」は,社団法人土木学会が2002年2月にまとめた「原子力発電所の津波評価技術」に照らしても福島原発の場合,現状のままではチリ地震級の津波で発生する引き潮と高潮には対応しきれないものであり,即刻の対処をすべきと求めたものでした。

決して想定外ではない!その内容は、「まず,引き潮に際して。チリ地震級の津波が起こった場合,引き潮の時に第一原発の全機で炉内の崩壊熱を除去するための機器冷却用の海水設備が機能しなくなること,および,冷却材喪失事敀用施設の多くが機能しなくなることが判明したために,これを重視して早急な改善を求め続けました(その後三回にわたって)。

まさに!今回の事故を想定し、警鐘を鳴らしつづけていたのです!

次回はあまりにも深刻な被害の実態、「日本史上最大にして最悪」の見聞したお話をお伝えします。

しかし政府も東電も電気事業連合会も、「原子炉圧力抑制室などへの貯水で大丈夫」と繰り返すのみで改善対策を検討する態度は示さなかったそうです。


日本共産党の緊急申し入れがスピード実現!風しん対策の緊急予防接種助成事業実施へ

2013年04月02日 | 区政情報
3月22日、風しん対策の緊急申し入れを実施。緊急だったので、参加できたのは私(ぬかが和子)と、はたの議員、鈴木けんいち議員の3人。私が申し入れ書を副区長に手渡し、副区長と衛生部長に実施を強く求めました。副区長から「何らかの対策を講じたい」との回答でした。

風疹の流行が止まらない!
 風疹の流行が止まりません。昨春、西日本を中心に流行し始めた風疹は、その後、東京都を中心とする首都圏にも流行が伝播し、昨年1年間の報告数は2353人に達ました。それに伴い、懸念されていたの先天性風疹症候群(CRS)も各地で報告されています。もともと風しんは春から夏に向け流行する傾向があることから、今後さらに流行が拡大する可能性があり、特に、免疫を持たない妊婦が風しんに感染することによる先天性風しん症候群の発生が危惧されています。

先天性風疹症候群とは妊婦が、妊娠初期に風疹にかかると、障害のある子どもが生まれてくることがあります。これを先天性風疹症候群といいます。
 妊娠1か月以内に風疹にかかると、約50%、妊娠3か月以内の場合は約20%の確率で先天性風疹症候群の子どもが生まれます。妊娠6か月をすぎれば、先天性風疹症候群はおこらなくなります。
 目の異常(白内障、小眼球、網膜の病変)、聴力の障害、心臓の形態異常(動脈管の開存、心室や心房の中隔欠損)、中枢神経系の異常(水頭症、小頭症、精神発達遅滞)、歯の異常などが子どもにおこるおもな障害です。

都が緊急対策
 このような状況を受け、東京都は緊急対策として先天性風しん症候群の予防を目的として予防接種を希望する19歳以上の方で、①妊娠を予定又は希望している女性、②妊娠している女性の夫に対するワクチン接種を区市町村が実施する場合の経費の補助を行うことを決めました。
 しかし足立区など各区が実施を決め予算化しないと、実際には妊婦や必要な人が補助を受けられません。

区議団で区に緊急申し入れ~スピード実現!
 そこで日本共産党足立区議団は3月22日、区に対し、対象の区民がこの制度を利用し、予防接種を受けることが出来るよう、速やかに予防接種事業を行うよう申し入れを行いました。足立区からは石川副区長、三橋衛生部長が対応し、検討を約束、その後すぐに実施を表明し、区議会最終本会議の開催される27日に急きょ厚生委員会、総務委員会を開催し、追加の補正予算審議を行い議決。スピード実現しました。(詳細については足立広報4月10日号に掲載)

その内容です


「他区のように無料実施を!」日本共産党
 23区でも各区が続々と実施を表明し、わかっているだけでも近隣区で江東・墨田・江戸川区が自己負担なし・無料実施を行います。日本共産党は厚生・総務の両委員会で無料実施を強く求めました。

大島都議との連携プレイで

 大島よしえ都議から、「都が補助する。でも各自治体が実施しないと実現しないから資料を送る」といわれ、すぐに区議団が連携プレイでが緊急申し入れをし、その後スピード実現しました。引き続き都民の命と健康を守るためがんばります。

4月1日ギャラクシティリニューアルオープン!

2013年04月01日 | 教育・子ども
 工事のため閉鎖していたギャラクシティ(子ども未来創造館)が、本日いよいよリニューアルオープンしました。


写真は、一般にプレオープンした3月30日の夕方です。
ギャラクシティの周辺は、ものすごい人、子どもたちで賑わっていました!
たまたま用事があって近くに車を止めなければいけなかったのですが、コインパーキングは満車満車でした。

これに先立って3月21日、区議会として改修した施設見学をしました。

 今回のリニューアルのポイントは総合的な体験施設に生まれ変わったことです。

日本共産党の要求が実現!
企画段階から子どもが主役の「青少年センター」に
 企画段階から子どもたちが参加しながら作り上げてきました。また、開館した後も子どもが参加して一緒に作り上げていく、常に進化する施設になります。
 日本共産党区議団は、ぬかが和子区議を先頭に、「ゆう杉並」など23区の優れた施設の調査も行い「子どもが企画や運営に参加できる施設を」と求め続け、ついにそれが実現し、子どもたちが作り上げた施設になりました。


アンケートの声を生かし「思いっきり身体を動かせる」をコンセプトに
 私(ぬかが)は、企画段階で「利用する子どもの意見の反映を!」と求め、区は幼児の保護者、小学生からアンケートを実施しました。その結果「思いっきり身体を動かせる施設」の要望が強いことがわかり、これをコンセプトにしています。


 新しく設置されたネット遊具は直径17メートル、三層式で国内最大級の面積です。


 正面入り口に設置されている高さ7・5メートルの本格的なクライミングウォール『がんばるウォール』は大人の方も楽しめます。幼児や小学生が安全に体験できるウォールクライミングもそれぞれあります。

23区最大のプラネタリウム
 以前のプラネタリウムはマルチ体験ドームに変わりました。直径23メートルの投影ドームは、23区最大で、世界一高い精度の映像を映し出します。宇宙に一番近い南米チリのアタカマ天文台からの美しい星空のライブ中継もおこなわれます。

  ご家族皆さんで楽しめる施設に生まれ変わりました。ぜひ、お出かけください。

西新井文化ホールの改修も完了

写真は西新井文化センターのホール内。同時に改修が行われた西新井文化ホールはエレベーターが新設され、バリアフリー化が進みました。


要望の強かった文化ホールのエレベータ―。これで車いすでも上のフロアまで行かれます!


車いすの方が使えるトイレもつくられました。

ちなみに、このギャラクシティ(西新井文化ホール)で4月10日に演説会を行います。

ぜひ「日本共産党演説会」に参加され、新しくなったギャラクシティ―、バリアフリー化された中で開催される文化ホールを体感してみて下さい!