かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

大島都議とめぐる都内ツアーPART2

2013年04月09日 | ワークショップ
大島都議とは昼食後にお別れして、
築地の場外市場に続いて訪れたのは
農民連の食品分析センター

板橋区にあります。
これで臨海から皇居、新宿、板橋と都内をぐるっと回った感じです。

この食品分析センターは、1996年、WTO協定スタートの年に小さな建物からスタートしました。WTO協定の中で、輸入食品の検査基準を緩める、輸出国で検査したら輸入国では検査してはいけないなどの規定があり、輸入食品の残留農薬などを調べるために誕生。都内には50~60の分析センターがあるが、募金で作った施設はここだけだとのこと。

それ以来
 学校給食パンのポストハーベスト農薬問題
 漢方薬の残留農薬問題
 割り箸への漂白剤使用問題(濃すぎて測定器で測れなかった!)
 2000年には、あの中国産冷凍ホウレンソウの残留農薬を発見し、食品衛生法改定のきっかけにもなったそうです―日本ではありえない「収穫直前の葉っぱに農薬を振りかけていた」ことがわかり、それでも最初はなかなか政府が動かなかったそうです。その理由がなんと!
 …
 「冷凍ホウレンソウは加工食品なので検査しないことになっている」これが最初の政府役人の回答だったそうです。しかし、この発見をきっかけに食品衛生法が改定され、加工食品の残留農薬などの基準値があるのは日本だけだそうです。
  これもTPPで狙われているんですね。

住民の安全を守る砦のような役割を果たしてきたことがよくわかりました。


講義のように1時間近く説明してくれる八田所長。若いです!
大変勉強になりました。

募金で成り立っている施設なので、参加者みんなで募金を行い手渡しました。


3グループに分かれて順番に3つの検査機器の説明を受け見て回りました。

私たちのグループは、最初は農薬の検出・測定器

化学の世界の説明でした。地道で繊細な作業でした。

2番目に放射能測定の最も精度の高いゲルマニウム半導体測定器

 
自然界の放射線を遮断するために、重い鉛で囲まれていました。
メーカーであるフランス企業の労働組合が「震災支援したい」と協力してくれて迅速に手に入れることができたそうです


みんなで説明を聞いているところ


この検査機器での検査結果は
総検査数822検体
うちセシウム134、137が検出されたのは260検体(検出限界は各1㏃/㎏)
 1-5ベクレル 185検体
 5-10ベクレル 44検体
 10-36ベクレル 30検体
政府の基準は、1年前までは何と500ベクレル!今でも100ベクレル
「この基準値は高すぎる。100を超えるものなど殆どない。基準を超えるものが出ないように基準を決めたようにも思える。そうすれば賠償しないで済むから」
 の言葉に真実味が…。

3番目に、同じ放射能測定機でも、シンチレーションスペクトロメータを見学

実際にやってみてくれました
 

福島だけの問題ではない!
驚いたのは「土」の放射線量。都内で普通にはかっても400ベクレル位あるそうです。
汚染は福島だけの問題ではない、ということ。
これはセシウムは土に吸着する性質があるからだそうです。
それなのに、土壌の基準は全くないそうです。

被害を小さく見せる、真実を明らかにしようとしない政府の本質を垣間見たような気がしました。

ちなみに放射能の内部被ばくから身を守るためには
カリウムの多い食品を摂ることだそうです。カリウムとセシウムは同周期のため?だそうです。
例えば大豆、セシウムも吸いやすいけれども、それにもましてカリウムが多いので、セシウムは排出されるそうです。だから大いに摂った方がいいようです。
セシウムは「水溶性」という特性があるので、
野菜はよく水洗いする、ゆでこぼすことでかなり減るそうです

恐ろしいのは、海産物の問題です。食物連鎖などからいっても、大きな魚介類に影響が出るのは2年後といわれ、「ちょうど今」なのです。
しかも、最近のニュースで、今なお汚染水が流出とのこと。
しかも「海上で獲った魚介類は、たとえ福島県沖で獲れても、水揚げが静岡なら静岡産になるのよ」と参加者が教えてくれました。結局わからない!
もう出産予定のない私たちはいいけれども、若い人、子どもへの影響を考えると…

やっぱり原発はなくすべきです。一日も早く…。


大島都議とめぐる都内ツアー

2013年04月08日 | ワークショップ
4月5日、後援会で企画した「大島都議と巡る都内ツアー」に参加してきました。東京ゲートブリッジ、豊洲、オリンピック候補地、築地をまわり、臨海防災公園で体験、そして最後は農民連の食品分析センターで放射能のことを学ぶ、「移動語る会」でした


まず大島よしえ都議がバスの中でご挨拶


バスは満席でした!お断りするのが大変な状態で…

まずは「東京ゲートブリッジ」

総事業費1125億円!高速道路ではなく、一般道です。水面から最上部まではビル25階建て分だそうです!


この空いた道路の先にゲートブリッジが…
国の「直轄事業」として国の補助金が全体の3分の2!税金が大型事業に流れる象徴のように感じました。

次にオリンピック予定地や、豊洲の市場移転予定地へ

ゲートブリッジを渡り終えると左手に、中央防波堤最終処分場が…。いわゆる「最後の燃えないゴミ」の処分場です。
この辺りも、オリンピックのマウンテンバイクコース予定地らしいです。

考えてみれば、東京の埋立地は、夢の島をはじめとして全てゴミで埋め立てているわけですから、ごみの上でオリンピックを行うことになるんでしょうか。

そして豊洲の市場移転予定地。

汚染対策の工事が急ピッチですすめられていました。


大島よしえ都議いわく「オウム真理教のサティアンみたいな建物…ここで汚染対策を行っています」。「人目に触れないところでなんて・・」などの声が。

 
右を向いても左を向いても工事工事。

ご存知の方も多いと思いますが、ここから出たベンゼンは環境基準の43000倍。
そのため国内でも例を見ない規模の土壌汚染対策工事です。
汚染土壌すべてを掘削し、予定地の表土を全て地下2M間で掘り下げて入れ替える、その上に2・5Mの盛土を行うという工事です。
それでも不安が残るというものです。

食の安全はどうなのでしょうか。

続いては「東京臨海広域防災公園へ」

通称は「そなエリア東京」です


集合写真

ここの体験施設のテーマは「72時間生き延びれるか」です

72時間=3日間。この3日間は、救命・鎮火などが中心になるため、救援物資などが届きません。まず3日間、生き残るために何が必要かをゲームで体験しながらワークできます。

 
職員の方が、シチュエーションやゲームの進め方を説明。


希望者全員に「任天堂DS」が配られます。初期設定をしてゲーム開始!


これはエレベーターを待っているところ。
エレベーターに乗ると、中で地震が起きます。

エレベーターから脱出すると

そこはもう震災の現場

ここで様々な問題をDSを使ってフィードワークしながら、進んでいきます。
「火事を見つけたらどうする?」「人が埋まっていたら?」「ガスの復旧のやり方は?」などなど…問題は人によって異なります

見事クリアすると

その先に避難場所が

ここでは役に立つグッズの紹介もあります

有明駅の目の前。個人でもどなたでも体験できるそうです。ぜひ一度体験されるといいと思います。

この「そなエリア東京」は、震災時の現地対策本部にもなります



隣には新しい癌研センター。災害時には拠点病院になります



公園のあずまやというか、パーゴラやベンチ

災害時にはこんな風になります
 

私が議会で提案してきた、太陽光・風力ハイブリッド型街路灯。

二つを組み合わせることにより、安定した電力供給ができ、停電時の街路灯としても役立ちます


しっかり学んだあとは
昼食です。
すぐ隣のワシントンホテル内になる「レストラン メヒコ」
カニを使ったお料理が「売り」です

カニピラフの概念が変わるくらい、カニが沢山入っていて、カニが山積みのピラフ。ライス一粒一粒にまでカニがしみています
スープもカニの出汁がよくきいていました。


続いては築地の場外市場へ。
女性陣は目の色を変えてお買い物。男性陣はものの見事に壁の花みたいになっていましたよ。
私は、2店舗の卵焼き、明太子、鮮魚、お刺身などなど…買い込みました

この後は、東京農民連の食品分析センターで、放射能のこと、測定のことを学びました
また明日お届けします














今日は合宿最終日

2013年02月08日 | ワークショップ
今日は合宿最終日。

熱い議論が続いています。
区民の付託を受けた議員としての責任が伴うものだから…

足立区の新年度予算分析を行い、調査など課題が浮き彫りになる中
少しでも早く東京に戻り、調査などを行いたいということで、急きょ早めに切り上げて区役所に戻ることになりました。

今日はこんな話題です

西新井駅前 アリオの通り
自転車歩行者完全分離がついに実現!

 昨秋「社会実験」として西新井アリオ前通りと竹ノ塚駅東口の2か所で「歩行者・自転車完全分離」が行われました。竹の塚は車道上に「自転車専用道路」をつくりましたが、自転車が自転車道を通らず不評でした。西新井駅前(アリオ前)通りは、多くの利用者に好評だったため、新年度に本格実施を行うことになりました。「しきり」は安全性・デザインも考慮した上で、固定式になります。


長年の要求が実現!
 この歩道ができた時から「自転車道の分離を」と求め、ついに実現となりました。自転車・歩行者に快適な環境をつくることは、CO2の削減にもつながります。引き続きがんばります。

今日から区議団合宿です

2013年02月06日 | ワークショップ
予算議会に向けて、今日から区議団合宿です
この間、調べてきたことを交流し
新年度予算分析などを行います。
天気予報は雪。
でも中止はありえません。
一泊7000円代で、会議室もある宿を見つけ
缶詰めになります。

区のある幹部職員からは「そんなに勉強しないで下さいよ」「合宿までするんですか…」
などといわれました。

筋を通し区政の問題点をズバリ指摘する、そんな役割の大きさを感じています。
がんばってきます!
もちろんPC持参なので、可能な限り合宿中も更新します!

自治体学校2日目は脱原発そして再生可能エネルギーの社会へ に参加 

2012年07月22日 | ワークショップ
今日は朝から夜まで分科会に参加。
午前中は学者含め四本の講義です(^.^)

最初は「世界一危険」といわれる浜岡原発の「なくす会の事務局長さん」の報告。静岡県下の自治体との共同が広がっています!


続いて掛川市の環境政策課長さんの「再生可能エネルギーの利用促進」の報告です(^.^)



省エネ節電、ゴミ減量は日本一だそうです。生物多様性など様々な取り組み。太陽光発電は年間800基の設置で数年後には全体の2割に。その為に毎週2日市役所の一階で相談会。地元業者との共同で産業振興にも寄与。取り組みの規模、レベルが違います。大変参考になりました。


続いて昨年区議団全員で調査に行った飯田市の課長さんから、日本一の取り組みの報告です。最新情報を手にいれ、イメージも湧きました。

マイノリティインフルエンス(少数者の影響力)の話が印象的でした。
「少数派の一貫した行動が
 多数派に
 心理的葛藤をもたらし
 判断や行動を変化させる」

午前中の最後の講義は大学教授の「地域経済の視点から再生可能エネルギー社会づくり」の講演です。


「太陽光・風力・河川・間伐材による熱エネルギー生産など、『自然の恵み』を拡大して考える必要性。
『再生可能エネルギー』による『自然の恵み』を市民に循環させる必要性。新しい公共事業=市民ファンドによる出資をもとにした公共事業。
自治体がすべてを負担する公共事業と市民ファンドの公共事業の区別。新しい公共事業は、市民・地方自治体・工事業者がすべてウイン=ウインの関係になる、新しい公共事業には、「再生可能エネルギーの全量買い取り制度」などが前提。」
と…


お昼は会場でお弁当


こんな冊子を買い、早速お昼に論文を読みました

お昼休みに気分転換に外に出てみると…

何と モモクロ(桃色クローバーZ)のライブが大ホールで。そのため、全く違う空間になっていました

午後は発言や質問、討論で活発に意見交換が行われました



今日から自治体学校in浜松 が始まりました!

2012年07月21日 | ワークショップ
今日から浜松で自治体学校が始まりました!
自治体学校は市民・議員・職員・学者研究者が一堂に会して、交流・学ぶ場です。もちろん、思想信条は問われません!今年は浜松市。初日は駅前のアクトシティの大ホールです。2日目は10以上の分科会に分かれて、それぞれの専門を高めます。

自治体学校が今日から始まりました。政務調査費が不足し、経費節減のために新幹線でなく車に分乗して参加。
もちろん食事代等は各自で。
せっかく浜松に来たのだからと、ビッグカメラ内にあるお店でウナギを食べました。香ばしく、美味しかった!



会場に向かう際、こんな人に出会いました


歓迎のオープニング太鼓の後

今日は全体講演です。

まずは、学校長が有名なルイアラゴンの「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」の言葉の紹介から始まりました。


続いて浜松市の副市長が歓迎のあいさつ。


続いてシンポジウム


生活保護のケースワーカーさんは、生活保護を3回申請し断られ餓死した姉妹のことを歌にした「傷名(きずな)」の歌を自作(作詞作曲)し披露。


心に残ったのは福島からの報告でした。

例の「原発事故で亡くなった人は一人もいない」発言。自殺した人もいるのに。
福島県民が翻弄され切り刻まれている。今なお16万人が県内避難。61548人が県外避難。震災関連死953人。原発事故関連自殺者は公式発表だけで15人!
「福島原子力発電事故は終わっていない」で始まる国会事故調査報告書。終息宣言などとんでもない!

盛りだくさんの自治体学校…。
この後も記念講演と続くのでした




伊豆大島旅行会⑥いよいよ最終回

2011年12月20日 | ワークショップ

続いて川島町長を訪ねて、町役場へ。
「明日から議会」という時。議会準備でお忙しいな中でしたが、快く迎え入れてくださいました。

ここが町長室。めったに入ることができないところに入り、町長と懇談をしました。
 
右手前が川島町長です。
 
町長の明るい気さくなお人柄に、みんなほれ込みました。


続いて、ダイビングスポットでもある野田浜に。
この鐘は、海で命を落とした方への慰霊の鐘です。その輪の中に富士山が。

海もきれい、富士山も見事でした。「こんなにきれいな日はめったにない」と案内の宿の若主人。
 

 
みんな思い思いに海と絶景を楽しみました。

これですべての日程を消化し、宿に戻ってお弁当を食べ、岡田港へ。

ここでも嬉しいお土産が。

牛乳せんべいという大島のクッキーのようなお菓子を「船の中でみなさんで食べてください」と、時得議員が港に駆けつけてくださいました。
港の売店で、思い思いに最後の買い物を楽しみました。

桟橋にはどんどん船が近づいてきました。
 
かめりあ丸です。

御蔵島・式根島・新島などを回り、伊豆七島最後の乗船が大島でした。

就航後の景色がまた素晴らしかったんです。夕日と富士山に包まれて5時間の船旅です。


太陽と伊豆大島を背に船はすすみます


船底の船室ではミニ宴会。
するとデッキにいた方から「日が沈むのが見えますよ。綺麗だよ」と教えてくれて、みんなでデッキへ

富士山と一緒に船旅です
 
息をのむくらい美しかったです
 
同じ富士山を撮っても、角度によって背景・街並みが少しだけ違っているのがわかるでしょうか
 



日没後、
月明かりがこれまた見事でした


横浜港に寄港。クリスマスシーズンでライトアップした夜景までよく見えました。


この2日間、すべてにおいて楽しく美味しく美しく…「これで2万円は安い!」と参加者は大満足。
私も2日間何回も「これて良かった。参加して良かった」と目を潤ませながらつぶやいていました。
実行委員の皆様、ボランティアでお手伝いくださった皆様、本当にありがとうございました。







伊豆大島旅行会⑤椿の花と動物園

2011年12月19日 | ワークショップ
朝見館では、いろいろな方から心温まるお土産をいただきました。

これは「何ですか?」と聞くと「ハヤトウリだよ。持って行っていいよ。今たくさん取れるから」と。糠漬けやみそ汁に入れても美味しいとのこと。
我が家では、糠漬けはやっていないので、さっそく浅漬けにして頂きました。


こんなにいろいろいただきました。明日葉、島の塩、そしてハヤトウリです。

朝見館の全景
  
朝は9時前に出発。そこには訳がありました。

直売所でも「明日葉」は開店と同時に売り切れてしまうとのことで、開店に間に合うように出発。

値段が安くて主婦は大興奮!みかんなんて一袋120円!
私は、こんなものを買いました。
地元産のレモン、島唐辛子、辛い調味料、明日葉も追加購入し、クサヤ(これは前日購入)も。

空港近くの直売所の向こう側にはまたまた美しい富士山が
 

みんなで富士山を前に撮影!でも富士山は人の頭に隠れてしまいました。


続いて向かったのは「大島公園」という動物園・椿園・椿資料館。
どの施設も、なんと入場無料でした!でも手入れの行き届いた施設でした。

資料館をざっと見た後に動物園へ

これはカピバラ。和名が「オニテンジクネズミ」というように、地球上で一番大きい鼠です。
「ネズミもこんなに大きいとかわいいわね」など。

 
 
フラミンゴ。さざんかもよく咲いていました。


この動物園の特色は、ほとんどの動物に直接餌をあげることができるところです。みんな事前に餌を購入してましたよ。その餌のおかげで写真のようなこともできました。

 
レッサーパンダは何だかだらけていて、「なまけもの」みたいでした。


椿園と椿資料館で新たな発見。椿ってホントにいろいろな種類があるんですね。
「12月は椿はまだ早いよ」と言われていましたがなんのその。「ちらほら咲き始めた」と言われていましたが、結構咲いていましたよ。
各種類ごとに写真を撮りました。
 

 

 

 
こんな早い時期でも、いろいろな種類の椿が咲いていました。

お花を前にポーズ


 
写真ではわかりにくいかもしれませんが、さざんかは満開で、山の斜面一杯の山茶花の花が見事でした。

出口のところで、「あんこさん」と一緒に記念撮影。

あんこさん。わかりますか?「娘さん」という意味だそうです。
お恥ずかしい話ですが、この時初めて「あんこ椿は恋の花」の意味が解りました。

さて、いよいよ川島町長を訪ねて町役場へと向かいます。

今日は環境モデル都市の横浜市に

2011年11月21日 | ワークショップ
全国で環境モデル都市は13自治体しかありません。そのうち「明日の環境首都」に唯一指定されたのが飯田市でした。
私は区の環境審議会で飯田市のことを紹介し、「足立でもできる取り組みを」と求めると、「自然豊かな地方都市と足立では違う」と部長が拒否。

だったら同じ大都市で環境モデル都市のことをしっかり学んで足立でできる提言をしたいと調査を行いました。

まずは、新聞でも報道された「都市型レンタサイクル」事業を調査。

これは観光用ではなく、市民が利用するためのスポット。市内に数十箇所あるスポットに赤い自転車が。
有料ですが、どのスポットに乗り捨ててもいい仕組みです。

 
操作画面


このスポットは市庁舎前。

見てみて、料金設定が高いことに疑問が。飯田市は無料でしたが、横浜市は登録した上で30分100円。これでは利用者も伸びないのもやむを得ないかと。
それでもアンケートを行ったところ、登録者の3割が、「本格実施すれば自動車利用をやめて、自転車&電車にしたい」とこたえており、温暖化対策・自然エネルギー化の流れの中で、石油エネルギー使用を抑えるエコの役割は大きいかと。
だから、足立に合った形で提案できればと思いました。


続いて市庁舎内で、2つのテーマで調査。

●太陽光を活用したスマートシティ化のモデル事業
 スマートシティというと、越谷のイオンレイクタウンに見られるように、何もないところからエコな町を作る場合が多いのですが、横浜市のすごいのは、既存の町に、太陽光パネル(PV)と電力の見える化、電力管理をセットで行っているというところでした。そして、どうしても太陽光のシステム開発というと大企業偏重になりがちですが、市では応募に条件をつけて、市内の施工業者や住宅の営業部隊が活躍できる仕組みを作っていたことでした。足立でもやる気になれば取り入れられるヒントがあると思いました。これから結果が出てきます。楽しみに見守って生きたいと思います。

●小水力発電
これも、通常は農村部などで河川を活用しての発電が多いのですが、横浜市では、水道局の水道を活用して、小水力発電を行っていました。決して大きくない発電装置(人の背と変わらない)で、メガソーラー発電所と変わらないだけの発電量をもっていました。「小水力は他のエネルギーに比べても、効率がいい」との話が印象的。

自然エネルギーは、小規模分散型が特徴。自治体のやる気しだいで、都市部だろうが農村部だろうが可能性は無限にあることを確信して帰ってきました。


車で横浜に行った帰り道、澄んだ空気に東京スカイツリーが映えてとってもきれいでした。

あとは、足立でできる提言づくりです。プロジェクトチームの責任者としてがんばります。




明日の環境首都・飯田市を区議団で調査

2011年11月18日 | ワークショップ
飯田市は、環境モデル都市に選ばれただけでなく、唯一の「明日の環境首都」に選ばれた市です。地域特性を生かした自然エネルギーの活用など、ありとあらゆる努力・工夫をしています。
念願がかなって区議団全員で調査に行きました。


議長が出迎えてくれて私が幹事長として挨拶をしているところです。
「3.11以降、改めて自然エネルギーの活用が焦点となり、様々な研修会に出向いたところ、『飯田市のとりくみ』が紹介され、『とにかく飯田市に行ってみてください』との話を聞き、一度訪問して調査をしたいと思っていました。早速8月に視察の依頼をしたところ、全国から視察依頼が殺到していて11月にならないと空きがないといわれ、待ちに待った調査です。足立区は人口が70万人に届こうという都市ですが、学んだことを生かしていきたい。視察を受け入れてくださってありがとうございます」
という旨のあいさつをし、想いを伝えました。


プロジェクターを活用して取り組みの全体像を学びました。
とても深い内容で、足立に生かせること、都市の成り立ちや規模は違ってもたくさんあると痛感しました。

 
公共用地の屋根などを活用した太陽光発電の「市民共同発電所」。写真のように出資者を募り、数十の共同発電所がありました。


太陽光の活用だけでも、通常の設置助成、公共用地などを活用した市民共同発電所への出資、個人住宅などに初期費用ゼロで太陽光パネルをつくる「おひさまゼロ円システム」、中部電力との共同で私有地を無償貸与してつくったメガソーラー発電所。ありとあらゆる選択肢がありました。


公園などには、太陽光と風力を組み合わせたミニ発電システムがいたるところに。


究極のエコモデル住宅も見学。
ありとあらゆる工夫がされていました。
 


中に入ると、暖房を使っていなくても暖かく、断熱効果が抜群。


間伐材を木質ペレットにしそれを活用したストーブ。


断熱のため、二重サッシならぬ二重障子。格子戸。工夫は緑のカーテンだけではないんですね。
「全部ではなくても、これを見て少しでも活用してもらえたら」との話が心に残りました。


飯田市は、公共交通機関を活用すると、4時間くらいかかり、交通の便がなかなか厳しいため、今回は全員で一台のワゴン車に乗り込み、区議団自らが運転をして移動しました。
小回りが利いて良かったですよ。帰りの高速で撮影。不思議な雲でした。







地方都市行政調査

2011年11月14日 | ワークショップ
10月の終わりに、総務委員会の地方都市行政調査に行ってきました。私は総務委員会副委員長として参加したため、委員長と並んでいます。

富山市のシティプロモーション事業と、黒部市の浸水対策のハザードマップ。合わせて現地調査も行い、建設中の自然エネルギーを活用したミニ発電所もみることができました。


富山市での調査。
シティプロモーションというのは「その自治体を、自治体の良さをプロモーションする」ということで、足立でも今年から「シティプロモーション課」というものがスタートしましたので、その先輩格を調査。足立のやっていることは、区民のニーズとのずれがあると漠然と感じていましたが、その原因がわかりました。単に新しいことをやればいいのではないんですよね。大事なのは中身。足立にもいいところが沢山あって、それをどう誇れるようにするのか、アピールできるのかということかと。
それとともに、「イメージ」だけでなく、ホントに区民が望むことを着実に行う、内容が何よりも大事ですよね。

黒部市では、先駆的な浸水マップが策定されていました。足立区も浸水ハザードマップがありますが、最大の違いは、そのマップに避難所と避難経路が記されていて、どの町はどこに避難すべきなのか、一目瞭然のところです。それとともに3.11大震災後を経て、見直すべき点、考えていることを語って下さったことが、大変参考になりました。

いろいろな意味で充実していました。
足立でも活かしていきたいと思います。

調査目的以外にも、移動中に興味深いものがいろいろありました。移動中の方が写真が撮りやすく、UPしてみました。


 
日本初、環境にやさしい本格的LRTが走る、富山ライトレール。車いすやベビーカーでも楽に乗り降りできる全低床車両の導入や、騒音・振動を抑える制振軌道(樹脂固定軌道)の採用、車両・電停・シンボルマークを含めたトータルデザイン、ホームを挟んで路面電車とフィーダーバスが連絡する円滑な乗り換え、運賃収受時における利用者の利便性に配慮したICカードシステムの導入等、多くの特徴があります。現在注目されているヨーロッパのLRTと比べても遜色のない国内初の本格的なLRTとして全国から注目を集めています。
実際に移動手段として使用しました。


狭いところでも設置できるライトレール駅のベンチ。


富山は薬の街。駅入り口のビル内にもこんな売り場が。

なつかしのこんなものも売っていました。

同じく駅売店で
 
これ、なんだかわかります?
かまぼこなんです。あちこち調査するのに持ち歩きできないので、買うことはできませんでしたが…。


早朝には富山の街中をジョギングしました。小さな川沿いにジョギングコースが整備されていました。


こんな表示がとても目について、ほほえましかったですよ。


こんなのもありました。「○○が管理しています」と表示することにより、いい加減な仕事ができなくなる、そういった点でなかなかのアイディアかと。

自治体学校に議員団全員で参加

2011年08月06日 | ワークショップ


先月23日~25日に開催された自治体学校In奈良に区議団全員で参加してきました
自治体学校は、自治体職員・大学教授・専門家・住民や議員、一堂に会して研究や交流を深める場です。
2日目には、分科会が行われ、各分野を深めます。

内容はとても深く、伝えたいことが沢山ありすぎるので、今日は、アウトラインだけを旅行記のように報告しますね


朝、東京駅に集合し新幹線で…。
京都駅で乗り継ぎ、格安プランのため近鉄ではなくJRで奈良へ


その移動中に駅弁を買って昼食。私は京都駅でこんな駅弁を。


JR奈良駅に到着。


主会場となった奈良公園・県庁の隣の奈良県立文化会館にて。会場はほぼ満杯でしたよ。

この会場や県立大学でみっちり3日間、研修をしてきました。
そのレポートは後日に。
そして、せっかく奈良に来たのだから、移動時間とか、朝とか、わずかな時間を利用して奈良の街も感じてきました。


都市公園内にある県の施設だからか、飲み物を買いたくても自販機がない!!かなり歩いてやっと探した自販機に面白い飲み物が…
「仮面サイダー」だそうです。

「学校」は、自治体学校の中島信学校長(徳島大学教授)の挨拶で始まりました。



記念講演は、神戸女学院大学の石川康宏さん。震災と原発事故を受けて、「憲法どおりの日本社会をつくる、人間の復興か資本の論理か」と題する、ユーモアを交えた歯切れのいい話で、あっという間でした。

続いて「リレートーク」と称して、5人の各地域・各分野の方々がリレーというより、「じっくり」とトークを。

文化会館から、夜の「東京の交流会場」への移動は、少し遠回りして猿沢の池から「ならまち」を歩きました。


こんな街並み
 

思わず「下駄の音 路地裏どおり 雨上がりの屋根 窓越しのてまり歌 お下げ髪の思い出
この街が好きさ 君がいるから この街が好きさ~」と高石ともやの「街」という歌を口ずさんでしまう雰囲気でした。
 



夜の「東京の交流会」が終わって、ホテルへ向かう途中

ライトアップした「JR奈良駅」が美しく


駅前の路上ライブも
「バイオリンとキーボードとコントラバス(あえてダブルベースとはいいません)」という、風情のあるものでした。


ホテルでは、こんな奈良のゆるキャラが出迎えてくれました。
私が気になってしょうがない「せんとくん」は、いませんでした。

翌朝は、早く起きてホテルの自転車を借りて散歩

有名な飛火野にて。たまたま出会ったプロみたいなカメラマンの方が「鹿の後ろ姿もかわいいですよ。中に入ってごらんなさい」と写真を撮ってくれました。


 
春日大社は時間の関係から入り口まで。往きはずっとなだらかな上り坂。かなり汗だくに。


2日目の研修が終わって奈良公園内を通って移動。
どこに行っても鹿が歓迎してくれました。


続きはまた後日。







「原発・放射能 これまでとこれから」野口邦和さんの講演会開催

2011年07月29日 | ワークショップ
本日、区議団主催で「原発・放射能 これまでとこれから」と題した放射能問題での学習会を開催しました。

会場手配から資料印刷、保育室の手配まですべて区議団のメンバー総出で準備してきました。


講師は、放射線防護学の第一人者で、今やTVで引っ張りだこの野口邦和先生。
この種の学習会、今あちこちで開催していますが、それでも予定を上回る参加者で会場は満杯になり、資料も足りなくなるほどでした。

 
針谷議員が主催者あいさつをし、その後鈴木議員が区議団の取り組みを報告。

そしていよいよ野口先生のお話です。

予定時間を超過した熱のこもったお話、沢山書き込まれた質問カードもすべて、回答をしていただきました。


私は司会を務めました。


大島都議もかけつけ、都議団の取り組み報告と、野口先生とのかかわりを話してくれました。

参加者の感想の一部をUPしますね

この講習会を受けるまでは、放射線に対していつまで続くのだろうか、安全な対策はないのかと不安でしたが、お話を聞いて安心しました。
野菜や木の実、水についての安全性もわかり、とても良かったです。
こまかくくわしく教えていただいたので、よくわかりました。とても良い講習会でした。

大変わかりやすく、明快でよかったです。いたずらに恐れていたことが確かな理論で安心できることだとわかったのが、何よりの収穫です。
わざわざ毎月水を購入している(子どものために)息子に、水は安全、思うほどのことじゃないと早速メールしました。
このような講演会を企画された共産党区議団に感謝!!
 福島の一部地域にもう戻れないところがあるということに胸が痛みます。故郷に帰れないということを知った人はどんなに悲しむことでしょう。東電と政府はそういう方々に十分の補償をすべきです。そういう世論を高めることが大切ですね

大変よい企画でした。ありがとうございました。

目からウロコのお話でした。第一原発の収束状況を質問させていただきました。しっかり現状を簡潔にお話していただき、とても良かったです。ありがとうございました。(野口先生の)本は、職場の人たちにもみせて広めます。区議団のみなさまも本当にありがとうございました。

原発について基本的なことが理解することができました。今まであいまいに思っていたことがわかり、確信をもてるものもでてきました。本当によい企画をして下さり、共産党足立区議団に感謝いたします。自然エネルギーの開発推進に力を入れて原発ゼロに向けてがんばらなくてはと思いました。

いろいろ疑問もありましたが、先生のわかりやすい説明で大分理解を深めました。ありがとうございました。尚詳しくは先生のお書きした本
「放射能の話」を今読んでいるところです。

日本共産党足立区議団主催の学習会とても良かったです。ありがとございました。野口先生の講演で原発・放射能のことがよくわかりました。テレビや新聞の記事を見たり聞いたりすると不安が強くなりますが、思いのほか楽天的で、少し気が楽になれました。