(写真は、以前に撮った、夫の茨城の実家に行く途中からの、北浦湖畔の夕景です)
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今日は(今日も?)、泣いたり、走り回ったり、普段の数倍くらい忙しかった、すさまじい一日でした。睡眠時間はここ数日3時間くらいです。
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今日号泣したのは・・・議員18年目で、初めての体験。
福祉事務所の相談室で、相談者(80代の白髪をきっちりつめた上品な女性)の境遇を思って、泣けて泣けて・・・。
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だって数年前足立にいたときは、遺族年金で安定した生活していた方なのに(今は他の自治体に住民票がある)。「夫もいなくなって独りですし、娘と一緒に暮らしますので」って幸せそうに転居したのが数年前だったのに…。
娘から身体的にも虐待を受けて、年金の通帳もおさえられたまま、家を飛び出し(2回目らしい)先月17日から、お風呂も入れずに、安宿を転々として、ここ数日は、駅周辺に、新聞紙しいて寝泊りしていたんですよ!温厚で70代まで、堅実に平凡に生きてきた方が!80を過ぎた方が!
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ふと、「以前にホントによくしていただいた」って思い出して、足立に来て、交番で「ぬかが和子さんは元気にまだ議員していますよ」って警官からからきいて、突然たずねてこられたのです。
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突然の予期せぬ再会。あまりに変わっていたその様相に、最初は誰だかわからなかった。「私約束していない」とつぶやきながらお会いして、それでも思い出せずに、保険証の名前を見て思い出して愕然とした。
「ぬかが先生に会えてよかった」「あのころは幸せでした」って泣きっぱなしなのね。
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言葉足らずで上手くいえないけど、相談者と二人で、オイオイ泣いてしまいました。幸せな余生をおくっていると思っていたのに、そんなことになっているなんて・・・ってせつなくってせつなくって。
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きっと他人にはわからない感情の問題もあったのでしょう。肉親だけにストレートに感情もぶつかりあったのかもしれません。娘さんだけを責められる問題ではないかもしれません。
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でも、「昨日はどこに泊まったのですか?」と聞かれて、「お恥ずかしいですが、新聞紙をしいて駅に寝泊りしました」と小さい声で答える…80を過ぎた高齢者に、その年になってそんな思いをさせる-そんなことがあって、そんな社会でいいはずはありません。
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特養ホームの施設長さんの言葉が、頭の中によみがえります。
「今は高齢者の虐待が増えている」と。
政治ができる対策は限りがあります。人の心には踏み込めないし変えられない。
でも、もっともっと出来ることがあるだろうと、熱いものがこみ上げ、心に誓いました。
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区の職員にもホント感謝です。今は区民でもない高齢者。でも、たらいまわしにせず、命のかかった緊急のことと、迅速に対応してくれました。今日から屋根のあるところに緊急避難することが出来ました。関係自治体にも連絡を取ってくれました。
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○○さん、きっとこのページは100%見ていないだろうけど、私も、会えてよかった。命を救えてよかったって、思ったんですよ。
少しでも小さくても幸せにすごして欲しい。日差しや寒さをしのいで屋根のあるところで、暖かい布団で足を伸ばして寝て欲しい。「一ヶ月近くパンばかり食べていた」なんて思いをしないで、温かいものを食べてほしい。
貴方みたいな思いを、他の人にもさせないために、私はもっともっとがんばりたい。
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「長年がんばってきたお年寄りが、むくわれる社会へ」。18年前、私が初めて立候補したときの言葉でした。
「そんなこと当たり前」といえる日がいつかくることを願って、一歩ずつ進んでいきたい…。一人で帰り道、車を運転しながらの想いでした。