農文館2

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稲刈り、四苦八苦で終了

2017-10-14 09:51:00 | 日記
 まだ体力、気力とも回復には程遠い感じですが、何とかブログの入力だけはしておこうと思います。稲刈りを始めたのが9月26日、終了したのが10月12日木曜日でしたので、17日間かかったことになります。実際には正味7日間、一日平均8時間は田んぼに居ましたので、稲刈りに要した時間は56時間となりますが、稲わらの束を結んだり、運ぶ作業に携わった連れ合いの時間を含めると総労働時間は約80時間と言ったところでしょうか。

 1反弱の田んぼでこれほどの労働時間を費やするのは異常です。一昨年も7日間弱を要しましたが密度の濃さは今年が抜きんでていました。毎年のこと、最大の原因は、水抜きをしてもなかなか田んぼが乾かないことと、稲刈り機が稲わらを束ねる箇所で必ず故障をすることです。機械の方はともかく、田んぼの方は原因がはっきりしているので、ここ数年水抜きを毎年は早めることにしており、今年は昨年より1週間早い8月4日にしたのです。本来であれば稲の根を強くするための中抜きと言われる時期なのですが、わが田んぼは泥田ですので、このまま水入れすることなく乾燥させることになります。
 ところが9月末と10月に入ってからの大雨で折角乾きかけた田んぼは元の木阿弥、全部とは言いませんが、大分が水浸しになってしまったのです。お陰様で手刈り半分、機械半分の状態でした。しかも機械の可能な所も水分がしっかりと浸みこんでいるので機械は重く、わが痩身を全開しなければ機械は前進してはくれず、いつ沈没するかの不安を抱きながらの作業でした。最終日の12日は、正に危惧していた通りやってくれました。沈没すること2度、引き上げに要した時間は約40分、これまでになく心身ともに限界を感じさせられるキツーイ一日となりました。残りは全て手刈りでやったことは言うまでもありません。それも足が沈まないように杖を突きながらの作業でした。それこそひと昔前でしたら、山登りを終えた時のように、達成感を人知れず味わえるところが必ずしもそうとはならなかったのです。

 小生の日常は、松本の美術館通いが週5日、残りの2日が野良仕事と読書・執筆となっています。今回は雨模様がしばらく続くとの予報から、美術館を2日休み4日間連続で稲刈りに従事したわけで、身体に無理がかかっていたことは否めません。もともと大学時代、週3日が講義で、残りは研究と野良仕事でしたので、拘束される時間は今の方が厳しいことは確かです。加えて、加齢と劣化は避けようがありません。来年の米作りは、水抜きを7月半ば過ぎにはやるつもりでいますが、それでもなおうまくいかなければ、一大決心をしなければならないとも考えています。身体の節々の痛みを覚えながら、「命を縮めている」という連れ合いの忠告も、まんざら大げさではないと感じた今年の稲刈りでした。