のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

“ムジークフェスト・なら”の≪合唱コンサート≫

2015-06-15 15:28:35 | 日記

 今奈良の各地で、“ムジークフェスト・なら”と題する音楽祭が、行われている。

 私は、奈良在住のMさんの紹介で、その音楽祭の行事の一つ・合唱コンサートに、行かせていただいた。

           

 

 

 

 合唱コンサートは、JR奈良駅からほど近い『なら100年会館』で、13日の午後行われた。

                       

 

 

 『なら100年会館』に行くのは、今回が初めてだった。

 下は、初めて見た100年会館の建物。

     

 

 

        

 

 

 

 今回の合唱コンサートは、3部に分かれていた。

     【Ⅰ部】は、詩人≪川崎洋≫氏の5つの詩に、

     【Ⅱ部】は、詩人≪谷川俊太郎≫氏の「ことばあそびうた」に、

     【Ⅲ部】は、事故のため手が使えなくなって、口にペンをくわえて絵や詩を書かれ、素晴らしい本を何冊も出版された≪星野

            富弘≫氏の詩に、

        いずれも、作曲家≪新実徳英≫氏がつけられた曲が歌われた。

 

 Ⅰ部とⅡ部では、「万葉オペラ・ラボスタジオ」の方々のハーモニーが、とっても素晴らしかった。

 Ⅲ部は、それに、自由参加の「うたうかい」のメンバーが加わられて、美しくも迫力あるコーラスだった。

   (Mさんは、「うたうかい」のメンバーとして、参加されていた。)

 

 

 私は、作詞者の川崎洋氏、谷川俊太郎氏、星野富弘氏については、割とよく知っている。

 特に星野富弘氏については、過酷すぎる境遇の中、苦難の末紡ぎ出された彼の美しい絵と詩に、私は心から感動してきた。

 そしてある時期、彼の詩と絵は、私の心の支えであり、励ましでもあった。

 なので、家に帰ってから、星野さんの絵本をもう一度見たいと、私は最近ほとんど開けなくなった本箱を開けて、彼の本を捜した。

 けれど、何故か本箱の中に、彼の本は見当たらない。 (川崎洋氏と谷川俊太郎氏の詩集はあるのに…)

 星野さんの絵本は何冊か買ったはずなのに、1冊も見つからないのは何故だろう? (もしかして、誰かにあげた?)

 2.3回捜したけれど、結局見つからないので、私は捜すのを諦めた。

 

 

 今回のコンサートでは、コーラスと共に、≪浅井道子≫さんのピアノ伴奏と、≪三原剛≫氏の指揮も、本当に素晴らしかった。

 作曲者も含めて、このお二人のことは、このコンサートで初めて知った。

 今回の合唱コンサートで、素敵なコーラスと、初めて知った素晴らしい方々に巡り会えて、私はとても嬉しかった。

 

 

 帰り、JR奈良駅の東口に出てみた。

 奈良駅は今では新しい駅舎になっているが、奈良の伝統を伝える古い駅舎は、今では「観光案内所」として活用されている。

                     

                                (新しい駅舎)

 

 

                 

 

                     

 

 

 

 建物の外では、“ムジークフェスト・なら”の催しの一つとして、若い人たちが歌われていた。

                   

 

 

 

 観光案内所となった旧駅舎に入ってみた。

 天井の赤い梁が印象的だった。 “せんとくん”もいました!

          

 

 

 

 


 

 

          

 私は、歌うのも楽器の演奏もからきし駄目だが、音楽を聴くのはとても好きだ。

 でも今までは、オーケストラやピアノやヴァイオリンなどの演奏会に行くのが中心で、歌を聴きに行く機会はあまりなかった。

 その私が最近、人間の声って本当に素晴らしい!と思うようになってきた。

 そのきっかけを作ってくれたのが、NHKの≪ららら、クラシック≫という番組で、ある日聴いた歌だった。

 その日の≪ららら、クラシック≫は、番組がその1年間で取り上げた曲の中から、もう一度聴きたい曲を視聴者の投票で決めるリ

クエスト特集だった。

 数々の素晴らしい、私も好きな曲が、リクエスト曲として演奏されたあと、いよいよリクエストNO・1の発表になった。

 そのNO・1の曲というのが、ラフマニノフの≪ヴォカリーズ≫という曲だった。

                     

 

 

 恥ずかしながら私は、この≪ヴォカリーズ≫という曲を、それまで全く知らなかった。

 (≪ヴォカリーズ≫が取り上げられた以前の番組も見ていなかった。)

 

 私は、この時初めて、≪ヴォカリーズ≫を聴いた。

 途端に私の心は、静かな幸福感に満たされ、大袈裟でなく、涙が溢れそうになった。

 女性が、母音だけで歌う、歌詞のない歌……それが心の隅々まで響き渡り、心を満たす。

                  

 

 

 この曲を歌われていたのは、≪幸田浩子≫さん。

 彼女の透明感のある麗しい声と、美しくて清楚な顔立ち&表情に、私は心から惹きつけられた。

 (もしまだこの曲を聴いておられない方があるなら、ぜひ一度聴いてみてください。)

                     

 

 

 幸田浩子さんのことも、私はこの番組で初めて知ったのだけれど、今度彼女のコンサートがあれば、必ず行こうと思っている。

 

                     

                  

                 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古き都 「奈良」 (まあちゃん)
2015-06-15 23:59:07
 奈良と言えば古めかしさが浮かんで来ますが、すっかり近代t的な駅になりましたね。   
 古い駅舎が観光案内所として残されたことは、名案だったと思います。
まあちゃんへ (のんスケより)
2015-06-16 05:29:59
 コメントの欄を見たら5つも入っているので、ビックリ仰天!開けてみたら、同じコメントがズラリと並んでいるので、可笑しいやら、ちょっとガッカリするやら‥
 まあちゃん、またパソコンに遊ばれましたね

 奈良には、京都とは違った、素朴な良さがありますよ
いつも遊ばれてるパソコン! (まあちゃん)
2015-06-16 16:41:56
 ガッカリさせてごめんなさい。 
 また遊ばれちゃったんです (/_;)
 遊ぶならお出かけ仲間の方がイイ~

 

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