前のブログと同じ日曜日の「さわやか自然百景」で、<大山の秋>が取り上げられていた。
私の故郷は島根県で鳥取ではないけれど、鳥取・島根はともに山陰地方と呼ばれていて、なんか同じ雰囲気を持ってい
るように思われる。
なので、大山は鳥取県の山なんだけれど、私にとっては、なんだか故郷の山の一つだという思いがある。
それに大山は鳥取の西部、島根とごく近い所にあり、島根の最東部・安来市に姉夫婦が住んでいることもあって、若い
頃は大阪への行き返りに姉夫婦の家に泊まらせてもらうことが度々あった。
姉は常日頃から、「家から大山が見えるのが何よりも幸せ!」と言っており、お家に寄らせてもらった折りには、大山まで
ドライブに連れて行ってもらうことも何回かあった。
なので大山は馴染みの山の筈なんだけれど、若い頃というのは、意外に自然に対する愛着が薄く、私が好きだと言って
いるブナ林についても、大山には西日本最大級のブナ林があるのに、当時はあまり興味を持たずにいた。(本当に勿体
ないことをしたと思っている。)
(というようなことから、全く個人的な思いからですが、<大山>をシェアさせていただきました。)
大山は、日本海の近くに聳えている為もあって、見る方向によって、ずい分形が違う。
「伯耆富士」と呼ばれる優美な山容の所もあれば、雪によって削り取られた岩盤が、荒々しい姿を見せるところもある。
その大山の秋から初冬の様子を番組は追っていた。
まずは、黄色く黄葉したブナ林から。
ブナの大木の黄葉
その他の木も実をつけ、それを目当てに鳥たちがやって来る。
ナナカマド
ナナカマドにアトリがやって来た。
続いてやって来たヤマガラは冬に備えて採った実を木の穴に隠す。(画像が悪くてゴメンナサイ)
しかしそこにゴジュウカラがやって来て、ヤマガラが隠した実をちゃっかり奪ってしまうのだ。
ゴジュウカラの嘴にはヤマガラが採ってきた実が…
逆さになってツタウルシの実をついばんでいるコゲラ
この鳥の名まえは?
そして大空にはこれらの小鳥や地上の小動物を狙う、オオタカの姿も現れる。
彼らは縄張りを争いながら、獲物を狙うチャンスをうかがっている。
又大山では、山の伏流水が小さな沢や川となって流れ、そこには清流でしか生きられない生き物たちが命を繋いでいる。
かわいい顔!
~繁殖期を迎えたイワナの雄と雌~
そして、大山の秋の一日は足早に暮れていく。 夜空には星がいっぱい!
そして大山にも、まもなく冬の足音が聞こえてくるのだ。