今日の午前中、定期(月一)のお医者さんに行った帰り、今は何もないだろうなあと思いながらも、公園に寄ってみた。
すると、公園の入り口のすぐ傍の草地に、赤い色が見える。
もしかして、と近寄ってみると、やっぱり彼岸花だった。
彼岸花は毎年、不思議なほど、秋のお彼岸の日に合わせたように花を開く。
でも今年は、お彼岸までまだ一週間もある。
今年は春の桜に始まって、すべて花の季節が早く進んでいるから、彼岸花も例外ではないのだろう。
そんなことを思いながら彼岸花の向こうを見たら、群落になったヤブランが、一斉に花を咲かせていた。
入り口の彼岸花が咲いているのなら、公園中央の植え込みの中の彼岸花も咲いているのではないかしら?
そう思って植え込みの中を覗いてみると、案の定、ここでは白い彼岸花を中心に大分花を開いていた。
私は昔から、彼岸花=曼珠沙華の花が大好きだ。
最近は白やピンクなどの色も多くなったが、以前は曼珠沙華と言えば、赤だった。
根に毒を持ってることや、まっ赤な花のあの形を、何か毒々しいものとして嫌う向きもあるけれど、私は、曼珠沙華の
「赤」とあの「形」とに、(女性の持つ)強い情熱や情念を感じて好きなのだ。
それにしても、コロナ禍がなければ、今頃は奈良・明日香の棚田を彩る素晴らしい曼珠沙華を見ることができるのに、
今年も見ることは叶わないようだ。
できるだけ早くコロナが終息しますように、祈るしかない。
この後は、植え込みの中の、他の花など。
最後に、今日も一輪花を咲かせてくれたハイビスカスを載せさせていただきます。