昨日は、衆議院議員の投票日。
投票所は、私のマンションから5,6分のところにある、中津小学校。
昨日はお天気は良かったけれど、風は寒かった。
私は一番温かいダウンコートを着、手袋もして、カメラをぶら下げて中津小学校に向かった。
小学校に行く途中に、以前から私が気に入っている、ビルがある。(写真、左下)
建物右の鋭角的な形と、左の丸みのある建物の形とが、うまくマッチしている感じがするからだ。
このビルでは、以前は狭いベランダから、キリンさんが顔を出していた。
そのときは、このビルのことが一層好きだったが、ある時からキリンさんは、いなくなってしまった。
たぶん、古くなって、撤去されたんだろう。
写真・右下は、普段は写真の邪魔者である、電信柱と電線。
でも、青空をバックにそのラインを眺めると、結構おもしろい感じがした。
しつこいけれど、電柱&電線の写真をもう一枚と、以前にも載せたマンション(このマンションの形も私は大好き!)の写真を再度載せます。
中津小学校に着いた。
校門の入り口のところに小さな池があって、鯉が泳いでいた。
池の周りをよちよち歩いているちっちゃな男の子があまりに可愛くて、そのお姉ちゃんと一緒に写真を撮った。
(名前を聞いておいたので、後で渡すつもり。)
本当はその写真も載せたいところだけれど、それはマズイと思うので、鯉の写真だけ載せておきます。
かなり広い校庭を横切って、体育館に設けられた投票所で投票を済ませる。
帰り、富島神社で目にした、名残りのモミジとお宮参りの人。
帰り道に咲いていた、何故か心惹かれる、かわいい花。 (何と言う名まえだろう?)
選挙の結果が出た。
投票前から予想されていたように、選挙は与党の圧勝で終わった!(と、各報道機関は伝えている。)
私は一時絶望的な気持ちになったが、でもよく選挙結果を見ていくと、全く希望が持てないわけでもないと思い始めた。
それを象徴的に表しているのが、沖縄での選挙結果だ。
前回の沖縄県知事選もそうだったが、今回の選挙で、沖縄の4つの地方区のいずれからも、与党の当選者は出なかった。
第二次大戦末期、沖縄の地では、日本で唯一の激しい地上戦が繰り広げられ、多くの沖縄の人たちが無惨な死を遂げられた。
そして戦後は、沢山の基地を押し付けられ、命の危険にさらされて暮らしてこられたのだ。
我慢に我慢を重ねてこられた彼らが、今、何よりも望んでおられるのは、お金や繁栄ではなく、ごく当たり前の、『平和』と『美しい自然』であることを、
今回の選挙はハッキリ示した。
圧勝と言われる与党の政治家たちは、このことを、よく肝に銘じてほしい!
そう! 私たち庶民が願うのは、日本が強い国になることでも、大金持ちになることでもない。
ささやかでも、平和な暮らしなのだ。
全ての国民がそういう暮らしができるように支えていくのが、政治家の任務だ。
でも今の政府は、それと全く逆行した道を歩もうとしている。
今の政策が続けば、貧富の差はますます拡大し、日本はかつての過ちを再び犯すことになる。
そんなことを許してはならない。
今回の選挙で、形の上では圧勝したかに見える現政権だが、これからいろんなところで、様々な矛盾が現われてくるに違いない。
私は今、先の戦争から学んだ平和の尊さを胸にしっかり刻み、地道に一歩一歩、“当たり前の幸せ”を求めて、仲間と共に生きていきたいと思ってい
る。