銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

鬼に金棒

2012年07月20日 | のほほん同志Aの日常

ピンポーン

遅めのお昼を事務所でとっているとインターフォンが鳴り、
どなたかと出てみれば…

御年80歳を超えておられる、おなじみのお客様。

恐るべきお元気さで、
いつもバイクにまたがり、事務所にお越しくださいます。
昨年からは若い方に交じって、和太鼓を始められたとか。

今日もバイクなのでしょう、
やれどっこいせ、と大きな袋をドサリ。

何かとのぞきこめば、

つやつやと輝く、大きなゴーヤが1本、2本…

ぜんぶで5本も!

「これねぇ、今朝とってきたばかり。
 お宅ら、5人おるでしょ」

プレゼント、と仰るのです。

こういうの、うれしいですね。
入社間もない新人2人を、きちんと数に入れてくださっているのが。

それにしてもゴーヤの形状って、
「鬼に金棒」の金棒に似ています。
事務所のテーブルに金棒がごろごろ5本。

「これで今夜はゴーヤチャンプルー。
 しっかり食べて、夏バテせんように」

お客さまはまるで孫か何かにいうような口調で仰り、
バイクで帰っていかれました。

こうして、帰りぎわに1本ずついただいた立派なゴーヤ。

私は帰り道のスーパーで豚肉と卵、豆腐、ビールを買ってかえり、
今夜の夕食は忠実に「ゴーヤチャンプルー」。
おいしい!

一方、新人2人はというと…
夕刻よりなんと大阪のNHKホールへ。

「とにかくあなた達はあまりに世間知らず。何でも勉強です!!」

そう危機感を抱く別のスタッフに、
中国貴州からの来日公演「歌と音楽の夕べ」に連れていかれました。

どうも昨日からその「お出かけ」を楽しみにしていたらしく
今日はいつもより少しお洒落をしてきた2人。
連れだって出かけていくカバンの中には…

金棒ならぬ、大きなゴーヤがごろんとひとつずつ。

きっと居座り悪くおさまっているはずです。


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真夏の訪問者

2012年07月17日 | 見かけだおしNのつぶやき
「今、近くに来てます」
電話が入りました

さて、その突然の訪問者・・・
この春まで銀ステでアルバイトとして
従事してくれていたスタッフ(元学生さん)でした

春から地元九州で就職が決まり
現在、希望していた空港内の地上スタッフとして
頑張っています

連休がとれたので、関西へ
そして、宝塚の当社へも顔を出してくれました
こういうの嬉しいですね

確かに久しぶりですが、私たちの時間の経過は
毎度ハイスピードですので・・・

本人が事務所に入ってきて「お久しぶりです」と
少しセンチな顔をしても
時候の挨拶もそこそこに「いつものように、していて」

電話が鳴れば、「ハイ、出て!」
宅配が届けば「サインしといて!」

懐かしい、そんな本人の気持ちに反して
日常の私たち

だって、まさに今彼女がここで働いていても
何の違和感もないのですもの
本人も勝手知った台所で洗い物まで始めました!

それをいいことに私など思わず「入金処理してよ」
と言いそうに・・・・
その、言葉を覆うように
隣のスタッフは「行程表打ち込んで」????
と、言いたかったかと・・・

社会人一年目の夏
ってどうだったかしら、なんか悩んでたっけ?
もう遥か彼方の記憶

本人はしみじみ
「働くって大変ですね、いま分かりました」
そう言いました
これを聞いてハタと
「そうだ、彼女も所詮は学生バイトだったんだ」と
今更確認しました

しっかり者で、銀ステではかなり重宝していました
でも、いつかは銀ステを去る「袖触れ合うほどの関係」
なので、そう厳しく指導した記憶もありません
(本人からはブーイングが出そうですが)

今は、人間関係、上司との関係で思うところがあるようでした
そして
「新しいスタッフの方はどうですか?」と

その何気ない彼女の問いを聞き
私、急に何でしょう、いま銀ステにいる二人を無性に思いました
いとおしくが正しいかも
そして
「スゴク頑張っているよ」
本人二人についぞ言ったことない言葉を発しました

そうなんだなぁ、彼女も悩み頑張って新天地でやっている
何もかも新しい環境、それに対峙している、そして
少し、懐かしい銀ステに顔を出して愚痴ってもみようかと

でも、スマン

私が、彼女を見て、聞いて、思ったのは
春から来た二人のスタッフのことでした

とてつもない雷落とされ、へこみ愚痴ろうにも
周りは・・・オバサンばかり(上司ばかり)
小さな会社のサガ(?!)

隣のスタッフが言いました
「あなたの上司も、懸命にあなたに対峙してるのよ」

いつでも、おいでや
今日は嬉しかったな、本当に
悩んでだり、くじけたりしてるのかな
でも、私たちには、ついこの前お別れしたあなたのままでしたよ
キラキラ輝いたままの
未来に満ちた!!

頑張れ!
あなたを指導する多くの方々と同じく
しっかり、いま縁あって銀ステで奮闘する二人を
私たちもしっかり育てていこうと思いました


今日はありがとう



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六代 桂文枝 誕生!

2012年07月16日 | のほほん同志Aの日常

本日、海の日。

夏空の広がった今日7月16日は、
桂三枝さんの誕生日でした。

そして69歳のお誕生日を迎えられる今日、
三枝さんは、六代桂文枝を襲名されました。

上方四天王のひとつ、「文枝」
その、記念すべき襲名披露公演。

出演するのは
圓歌、歌丸、春團治、松之介、仁鶴、ざこば、染丸、きん枝、文珍
なんとまぁ…豪華な出演陣!!

超がつくプレミアチケットです。
団体枠など当然なく、発売初日に人海戦術で
なんとかもぎとった16枚のチケットを握りしめ、
16名様のお客様と襲名披露公演にご一緒してまいりました。


会場であるなんばグランド花月には
マスコミが押し寄せ、花も所狭しと並び、お祭り騒ぎ。
熱気むんむんです。


これぞ大阪!の熱気につつまれながら、私が思い出していたのは
なぜか、時を越え、空間を超えて、
先日読んだばかりのゲーテのコトバ…。

ざっと要約すると


 私たちの生は誰も、大きなものを受け継いでいる。
 親や、そのまた親や、そのまた親…
 いやもっと広く前の時代を生きた世界中の人々からの「遺産」を。

 今を生きるということは、その受け継いだものに謙虚に頭を垂れ、
 そのうえで自分なりのエッセンスを一滴二滴、
 くわえるようなものなのだと。


ひとりひとりの「生」をさしてのコトバでしたが、
襲名というのは、まさにこれを凝縮した感があります。


一代で築いた三枝から、幕末以来の歴史をもつ「文枝」へ。

熱気であふれかえる会場前の七夕飾りには、
ご本人のこんな言葉が揺れていました。


 六代文枝さん江
 
 いらっしゃーいのギャグ、使ってエエデ!!

          桂三枝より




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モンゴル出発前の誘惑

2012年07月15日 | Hの生きる喜び、それは
15時間後にモンゴル出発を迎え、
今日一日はその準備にかかりっきり

たまった洗濯や、冷蔵庫の中の整理など、
しばらくほったらかしにしていてぐちゃぐちゃになっていた
家の中も、ひっくり返しながらの大掃除をすませ

夏物、冬物、ハイキングの装備から、大量の食料品など
要るモノ、要らないモノ、とにかくスーツケースに詰め込み

ようやく今、パソコンに向かってモンゴルのことを
調べ始めたかと思った矢先…

♪♪♪~
メール着信
「フェイスブックで●●さんと交流しよう!」
となっており、知らない名前と写真
でも、よく見てみると…

大学時代、バイトの先輩?のような…
結婚して名字が変わっただけで… 確かにそうだ!

でも、そもそも、フェイスブックって何?
どうやって使うんですか?
どうやって交流できるんですか?

分からない…

でも、確か、これを使えば世界中の人と交流できるとか
聞いたことがあります

試しに、大学時代の友人の名前を入れて検索してみると

…出ました!変わってないな~

もう一人やってみよう
次は高校時代の友人を検索、っと。

…ヒット! 
赤ちゃん抱いてる写真ということは、もうお母さんかぁ

次は中学の友人… 次は、次は…

フェイスブックの使い方は分からないまま
検索、検索 はまってしまいました

この機会に、使い方も調べてみましょうか

これ、よくあるパターンです
大事な大事なことを控えているのに、
一瞬、現実逃避的に、どうでもいいことをしてしまう傾向

試験前に引き出しの整理をしてしまう、とか…
今しなくていいのに、ナゼか気になってしまうのです

私は今、きっと、早く目を覚まさないと
いけない状態です いや、絶対に

と、思いながら、最後に
「フェイスブック 朝青龍」 検索
ヒット! これで今日は終わっておきます


明日から、風と、草原と、星空と、
モンゴルの大地を感じる旅に行ってきます!

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夏のお便り発送しました

2012年07月13日 | のほほん同志Aの日常

この春から新人2名を迎え、
こちらが心がけているのは2つ。

ダメなところはすぐに注意する。
良いところもすぐに褒める。

よく、褒めるときは人前で。
叱るときは他人のいないところで。

…などと、モノの本には書いてありますが、
そんなめんどくさいことはしていられない
人が去るのを待ってる間にこっちが忘れてしまう!
というのが正直なところ。

わが身を振り返っても犬と一緒で
日々新しいことの連続のなか
先に起こったことはどんどん忘却の彼方ですから
「すぐに褒める」「すぐに注意」
5秒ルールが原則です。

叱ると褒めるがせめて五分五分になれば
本人たちにとっても、こちらにとってもシアワセなのでしょうが、
まだまだ今のところ…

そんななか、昨日は旅サロン便り7月号の発送日。
業者さんから納品されてくる印刷物、のべ12枚を
セットして冊子状にし、封筒に入れる。
部数は1,000を超えていますから、単純ですが、膨大な作業です。

彼女たちが入社する前は、
スタッフ3名に加え、時には身内まで動員して
えっちらおっちら半日がかりの大作業でした。

我々は慣れていますからともかくとして、
その日限りの応援部隊は

「どうも指の脂が…」 とか、
「肩がこれ以上あがらないのよ」 とか、

なかなかはかどらない。


それがどうでしょう、この新人2人!
こちらも様子伺いついでに多少手伝ってみましたが

え? その手さばき、私より速い…
しかもスピード全然おとろえない…

そんなわけで、ほぼ2人でしっかり時間内に完了!


――素直に感嘆しました。

「自分ら、DM作業に関しては、ほんまに優秀やなぁ」

DM作業に関しては…デスカ?

と、ちょっと複雑な表情を浮かべていましたが、その通り。
DM作業に関しては、ほんとうに優秀です。


若いのでしょうね。
いやそれ以上に、まっすぐ作業に向き合えている。

それがある限り、叱ると褒めるの割合が逆転する日も…近いかも。


ともあれ、旅サロン便り7月号、昨日発送いたしました。


完売必至の人気公演もどこかに掲載。

連休明けのお電話、楽しみにお待ちしております。



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