無数のヌー達が平原いっぱいに拡がっていました。
ヌーも道路を歩いた方が歩きやすいらしい。サファリカーは、そっとこの隊列を分けながらじりじりと進むのでした。 外輪山の外へは出られないという動物たちは、このクレーターの中で暮らさなければなりません。青草を求めて移動するヌー達も、ここではみずみずしい草はどこにも見えません。悲しいかな彼らは何ヶ月間青い草に出会えないのでしょう。もひとつ、この中に閉じ込められてしまう動物たちに近親結婚の不安はないのだろうか。とつまらないことが気になるのでした。
狩りをし終えた後のチーターがいました。我が子のところへ、その獲物(多分ガゼル)を運んでゆくのでしょうか、荷が重いからでしょう、時々口から離して一休みしながらの行動でした。