海の画を邪魔しているひと私。ここダンヌ浜は、砂浜と海の美しさが絶品のはずだったんですが・・・そこには荒れる海しかありませんでした。
海は大荒れ。島に打ち上げる波頭がザッブンザッブン。眺めていて爽快でした。 冬を逃れて沖縄へ行けば暖かいだろうと思いきや「冬の沖縄は、安定しないんですよ」とガイドさん。そういえば、もう30年も前になるでしょうか。お正月に訪ねた石垣島も、これが沖縄かというほど寒かったことを思い出す。もう冬の沖縄は止めてにしよう。
西の島を一日かけてぐるりと一回り。飲料水などは海水を真水にして使うといい、農業用水は雨水だという。電気の2割は風力。驚いたことにこの島にはカラスがいないんだそうです。やはり旅は楽しい。 珍しいことに、知らなかったことに巡り合える。もう75になる頭に新しいことが入ってきても、なんの蓄えにもならないだろうけど。
地図で位置関係を見るとこうなる。でっかい台湾がすぐそこ。何故この島が台湾に帰属するのではなく日本国、いや琉球国だったんだろう。 国の成り立ちって不思議なものだ。台湾が日本領であった時代は、台湾との交流が多く、この島の人口も2万人を超えていたといいます。
空港で「与那国」をパチパチ写しました。そこにはいくつもの言語が並んでいました。我が長野県は足元にも寄りつけない国際島なのだ。
石垣島への最終便が飛びます。那覇行きは1日1往復ですが、石垣へは3往復の便が飛んでいました。
当時は自然破壊等々いろいろ話題を提供していた新石垣空港は2013年開港。きれいな空港が「お~りと~り八重山へ」と迎えてくれました。「お~りと~り」とは、この地の方言で「いらっしゃいませ」ですって。「八重山」って沖縄の方でしょう。なんて思っていた八重山を、愚かな私は、ここにきて知ったのでした。八重山諸島は、石垣市、竹富町、与那国町にある有人島10島から成っているという。私たちは、ここ石垣島を基地にして八重山諸島を巡り歩いたのです。