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諏訪形御柱祭(2022)

2022-10-04 | 季節感

 

 「2020年には東京オリンピック。そして2022年には6年目に巡りくる「御柱祭り」そのとき我は80余歳、さてどんな姿でその時を迎えられるのだろうか。そして、どんな日がそこでは待っていてくれるのでしょうか。」

 今日の日から6年前の2016年(平成28年)に綴った御柱祭りのブログの締めにはこんなことを書いて終っていた。無事にその時がやってきた。雲ひとつない秋晴れがその日を迎えてくれた。

 戸数193の小さな村が六年間待っていた大きなお祭り。神社入り口の幟も青空に映えている。

 

 諏訪にある本家のながれを汲んでいるであろう、わが村の「諏訪神社」は質素なたたずまいだ。左に見えている二の御柱、すでに三本の柱はきれいに立ち上がっている。

 こちらは小宮、野溝氏仲間の天白宮。これも立派な我がお宮さん。

 隣の村のスーパーマーケットも、こうしてお祝いしてくれるのでした。

 午前の部の出し物「騎馬行列」が「えぇーこれはまーかーな」などと謡いながら馬に乗った殿様を真ん中に挟んで大名行列が静々と進みます。

 地元の有線テレビ局のカメラが騎馬行列の先頭をとらえています。朝から終日生中継で諏訪形の大イベントを放映していただけるのです。私の知る限り今回で三回目。局としても他にはありえない最長番組だそうです。先方には先陣を切って進んでいる長持ちの担ぎ手の皆さんが見えています。

 行事の先陣を切る長持ちが神社参道にやってきた。そして神社前の広場に。悲しいかなお客さんは騎馬行列に取られてしまって誰もいません。

 

 そして参道に騎馬行列がやってきました。このあと始まる御柱里引きや建御柱とこの騎馬行列は伊那市の無形文化財として登録されているのです。

 神社前で引き手全員がそろって祝詞を受けて出発式を済ませ、御柱の引き綱二本をつなぎ合わせ、一の御柱のお休み処まで皆で運び行きます。

 お休み処から目を覚ました御柱を氏子衆や親せき縁者の皆さんが、引き綱を持って「里引き」の曳行が始まりました。手前には成熟期を迎えようとしているソバの花。

 御柱曳行の先端が集落センターへののぼり坂にやってきました。

 柱を安定させるため、梃子方の皆さんが頑張っています。

 坂道を力を合わせて上りゆきます。どこからこんなに集まってきたのかと思われるような人波が柱を引きます。

 そして境内まで引き付けられた一の御柱。

 

 柱の先端を三角錐に切り落とす「冠落とし」作業が進んでいます。

 もう暗闇が来ているなかでクライマックスを迎えます。神の柱に勇者二人が乗っかり「建御柱」安全を確保して柱の立ち上げが始まるのです。

 

 オンベが振られ、「よいとまけ」の掛け声の中で次第に柱が立ち上がってゆきます。

 

 多くの皆さんが見守る中でほぼ直立近くにまで立ち上がった一の御柱。左には昨日立ち上げられた二の御柱が見守っているのです。

 まだ最後の作業が続いていましたが、私は帰り道につくのでした。

 2010年、2016年の御柱祭りでは写真班の役を仰せつかって春から秋まで走り回っていたのですが、もういけません。今回は班員をご辞退してひとりチロチロ歩き回っただけでした。同じ仲間だった二人は継続して写真班。彼らの写真をいただくことにしている。確か5月から始まっているこの祭りのスタートからのものをいただけるだろうと、期待を込めて待つことにしています。そして、再びブログに綴ることを楽しみにしている私がいるのです。

 

 

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