前回ブログの大きな写真がこれです。左からチャンツェ、エベレスト、ローツェその手前がヌプツェそして右端がマルカー。空の上から見ると、こうなるのでしょうか。どの山も独峰に見えてしまいます。ネパールとの国交樹立50周年 (2006年) 時 に大森弘一郎さんによって撮影されたものを、北海道大学山岳部が準備したものだそうです。
どの山が8091mなのか分かりませんが、第4峰まで連なる山だそうです。その第1峰が世界第10位の8091m。これも大森さんの空撮だ。
ここからは登山コーナー。全然知らなかったこの方がワンコーナーを占めていました。「河口慧海 (えかい)」 1945年(昭和20年)にお亡くなりになっている僧侶。仏教学者で探検家だそうです。ネパールからヒマラヤ越えしてチベットに入られたという。もちろん日本人初。次に張り付けてあるダウラギリ8167mの北方の雪峰を抜けていったとか。多分登山装備も整えられていないであろう、明治時代のお話ですから気が遠くなってしまいます。
ヒラリーとテンジン。 1953年 (昭和28年) 人類初となるエベレスト登頂に成功したご両人。
1956年(昭和31年)世界初マナスル制覇の今西壽男のコーナー。この博物館建設に向けては、日本からの援助が国別では最大だったそうです。よって日本コーナーも多いのでしょうか。
女性として初めてエベレストを極めた田部井淳子さんのコーナーも輝いていました。他国の登山家のコーナーもあったでしょうが、どうしても我が同胞のコーナーに目が向いてしまいます。野口健さんのエベレスト清掃登山での回収品の環境コーナーもあったそうですが、私の眼には触れませんでした。80歳世界最高齢登頂者のコーナーはあったのでしょうか。ちなみに日本人は何人の登頂者がいるのだろうか。と調べてみたくなりました。「日本人のエベレスト登頂者一覧」というのが出てきた。1970年(昭和45) 松浦輝夫・植村直己両氏から始まるその歴史が。2017年5月27日現在延225人としてあった。最年少は19歳、最高齢はご存じのとおりですが、女性の最高齢者は73歳。この一覧を見てるとほんとに楽しい。いやびっくり。田部井さんは日本人で6番目。女性は20人。最多8回なんて強者もいる。
イエティ。全身が毛に覆われ、直立歩行するとされる「雪男」 ほんとにいたんでしょうか。いるんでしょうか。
館内での見学時間が2時間40分。ツアーの中で、こんなに長時間の観賞はかってなかったかも。とは添乗員どのの一言。