そもそもこの旅は、旅行社から送られてきたこのパンフレット。豊かなお髭船長の姿と「破格の旅行代金でご提供」というキャッチコピーにすっかり心を奪われてしまったがための旅になったのです。
一昨年(2015)キュナード社が175周年ということで撮影したらしい女王三隻。その年メリー2に乗船した時頂いた絵葉書です。英国王室とのゆかりの深さから、保有する客船に女王の名を冠することが許された世界で唯一のクルーズラインとしても有名だといいます。
添乗員が真夜中に毎日配ってくれる船内新聞には、日の出 7:27 と書かれている。まだ外は暗い。終日クルーズの日、まだほとんどのお客さんはベットの中かもしれない。お客さんの少ない9デッキのビュフェ「リド・レストラン」で朝ご飯をいただきます。
まだ朝早いこの時間には、最上階デッキに人影はありませんでした。
イギリス貴族の伝統だというアフタヌーンティーの席に足を運んでみました。ウェイターがサンドイッチやケーキなどとともに紅茶をサービスしてくれるのです。やっぱり「ティー」の時間だ。アルコールはありません。毎日あるティータイムでしょうが、私は以後参加しないのでした。
今宵はフォーマルナイト。記念に一枚パチリ。
船長主催のカクテルパーティー。入場のとき船長と記念撮影があるのです。その写真が後日フォトコーナーにズラッと並びます。そして購入を促すのです。船長のスマートな顔にくらべ、にやけた顔の私は、いらないよとスルーしてしまったのですが、皆さんが「いい写真だったよ」と評価してくださるので後日購入に至るのでした。それにしても、船長はどの写真もこの笑顔なんです。こんな笑顔が造れなければ、船長になれないだろうね。船長さんも大変だ。
正装した皆さんが、 シャンパンをいただきながら集います。
小柄でかわいらしい船長さんのご挨拶。もちろん何のお話をしているのか分かりません。船長からは、このあと主要スッタフの紹介が続きます。
紹介されたスタッフが並びます。最後に真ん中に立つお嬢さんが日本語でのご挨拶。船長のほかにあいさつされたのは、日本人ホステスと紹介されているこの笹本さんだけだったのです。英語と日本語だけの世界ではないでしょうに。さて、何人のお客さんがこの日本語読めたでしょうか。
ブリタニアレストランでのディナータイムです。私はこうした席が苦手。7泊したうち何回来たんだろう。フォーマルの日は料理もいいんですよ。との声に必ず出席したのですが、欠席した日の方が多かったのかもしれない。もちろん朝も昼もここでコース料理が頂けるのです。日本語メニューもあり、なんの不自由もないのですが・・・
このレストラン、2デッキと3デッキを使っています。3デッキから下を眺めてみました。ディナーは早番と遅番2回に分けて提供されます。私たちは連日早番。スイートルーム利用の方は、ここは使いません。もっと上階の多分デラックスレストランでしょう。私たちの仲間にも二組いらっしゃった。そこへは添乗員も入れないんですって。なかなかどうして、やはりお金の威力ですね。
そしてショータイム。私はあまり通いませんでしたが、連夜諸々の出し物があるのです。