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市内バスで(2020奈良no19)

2020-12-15 | 近畿

 ランチに行くという皆さんに同行せず、ラーメンが食べたい私はひとりお店探し。しばらく歩いても見えてこない。そこに奈良市観光案内所の看板発見。「ラーメンのお店ありませんか」なんて聞きに来る人いないでしょうに、田舎者の老人に親切だった奈良のひと。ちょっとした小路を入ったところにあった。おいしくいただいて、さてどこへ行こうか。

 市内バス一日乗車券はありがたい。一カ所だけ行ってみたいところがあるけど、時間はいっぱいある。まあどこへ行ってもいいやと、路線図片手にとりあえず乗車。

 バスは春日大社表参道の前を通過。やはり人影無しのさみしさ。

 この辺一帯を飛火野というのでしょうか。ぶぅわーと拡がる緑のじゅうたん。シカの姿がちらほら。

 

 バス路線が違うらしく「春日大社表参道」停留所がまた現れた。

 下車後しっかり歩かせてもらって目的の鷺池に浮かぶ檜皮葺きの六角堂「浮見堂」にやってきた。特に何のいわれがあるのでもないらしいけれど大正5年(1916)に建てられ、昭和41年(1966)に修復、平成6年(1994)に再建されたという。ここを訪ねたかった理由は、次の写真のような思い出があったからなんです。

 このときは奈良と京都の桜名所を巡る旅でした。そのスタートがこの桜だったのです。そのとき次のような幸せさんの写真も撮影するのでした。2014年のブログから連れてきました。

 浮見堂を眺め再びバスに。山の中みたいなところへ連れていかれて「お客さん終点です」だって。しばらく付近で待ち時間を楽しむ。ではありませんでした。なあんもないんだもん。そしてそのバスに再度乗ってお帰りとなるのでした。

 三条通りを歩きました。ランチを終えた仲間の何人かはこの道を歩いてホテルに戻ったと聞いた。ここを真っすぐ行けば興福寺に行き着く。ライトアップされた五重塔が見たい。それが奈良での最後の挑戦。その挑戦は途中で崩れてしまった。スマホの地図を覗くとまだ遠いらしい。もう止めとこうと途中でUターンとなるのでした。

 正面に旧奈良駅。その左が新駅さらに左に私たちの「ホテル日航奈良」の白いビルが見えている。GoToトラベルのお世話になって5泊6日の旅を堪能。旅費が割引かれ、さらに地域共通クーポンもいただいて消費を伸ばし経済を回す。なるほど考えたものです。クーポン、それがなければ絶対買わないものまで買ってしまう。確かに賢い消費拡大対策かもしれない。しかしこの有難さは私たちの税金を使ってのことでしょう。トラベルに限らず新型コロナ対策では多くの公金が費消されている。暮らしをすくう。医療を守る。経済に活気を。諸々の対策は、この先いつまで続くのでしょうか。国債をいっぱい発行して赤字まるけの国家は、後世にそのつけを回したり、後日○○税とか言って襲ってくるのではないだろうか。不安であり怖くもなる。 ブログの終わりにはコロナを書くのが恒例になってしまった。世界中でその感染が拡大している。奈良の旅を書き始めたのが10月27日、その時の感染者は世界では4300万人と書いていた。それが一か月半の時間で7250万を超えてしまった。日本でも10万が日々増加を続け18万人を超えている。何故でしょうか。第一波のときには、きれいに抑えて日本の対応が褒められていたのに、怖さへの慣れなのか、この長丁場にくたびれてしまったのかもしれない。テレビのワイドショーでは、コロナ関連情報で番組があふれかえっている。

 待望久しかったワクチンの接種がイギリスではじまったようだ。アメリカでも始まりそうだ。日本ではいつからになるのでしょうか。各国で接種が始まって安全性が確認されてからでもいいかも。とにかく平常な日々が欲しい。世論に押されてGoToを全国一斉にやめるとようやく政府が発言した。GoToは当分いらない結構結構。医療崩壊で行き場がなくなっては困る。年末まではひっそり暮らそう。年が明けたら明るい太陽が見えたらうれしい。

 明日は、皆さんより一足先に電車で京都へ、新幹線、中央線、飯田線を乗り継いで帰ります。

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