靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

立ち居地を照らしてくれる話

2012-01-18 00:55:30 | 子育てノート
死ぬ直前に口にする言葉の中で1番多いのが「お母さん」だったと、戦場で何人もの死をみとった軍人が話すのを聞いたことがある。

子ども達に日々接する上で、めまぐるしく錯綜する社会の価値観の中で、この話は、常に自分の立ち居地を照らしてくれる。

自身でなくてはできないことと、他の誰でもが変わりにできることと。

限られた時間の中、今本当に大切なことが何かをストンと整理してくれる。


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2 コメント

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Unknown (mirumiru)
2012-01-18 22:32:30
故郷にある元特攻隊基地跡にある記念館を訪れたときのことを思い出しました。そこには、遺品や遺書などが展示されていますが、遺書にほとんどは両親、なかでも母親に宛てたものがほとんどでした。
幾つになっても母親の優しさ温もりを忘れることはありません。子を持つ母になり、わが子に対し何をしてあげられるのか。彼らに寄り添い「おかあさん」と呼ばれることに誇りを持ちたいと思います。
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mirumiruさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2012-01-21 01:19:37
記念館の遺品遺書、両親、母親へあてたものがほとんどだったのですね。

この話はこちらの軍人の手記にあったものですが、文化、国は違えど戦場で死ぬ時には同じようなことを思うということ、とても感慨深いです。背筋がまた伸びます。「幾つになっても母親の優しさ温もりを忘れることはありません」というのは文化、国を越え見られることなのかもしれませんね。

こうして私も縁あり子を持つ母親となり、何ができるのか、日々死と隣り合わせの原点を思い出しつつ。彼らに寄り添える限られた時間を精一杯。

ありがとうございます。息子さん達に寄り添うmirumiruさんの温もりに励まされています。

今日も一日始まりました。
Have a wonderful weekend!
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