靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

少し別の器によそい、思い出すこと

2013-05-05 05:41:07 | ファミリーディナートピック
昨夜のファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)


様々な人々の助けや条件の重なりによってこうしていられると思い出すこと:

「いただきます!」と始める前に、少し食事を別の器によそい、仏壇なり神棚なりに供える、そんな風習が日本にもあったもの。ユダヤの聖典にも、様々な祝い事に用いられる「ハラ」というパンを、生地の段階でどれほどの量食べないよう分けておくかといった決まりが細かく記載されている。

自分で作って、全部自分で食べる、自分で稼いだのだから、全部自分のもの。そうではなく、様々な人々(祖先や周りの人々や)の助けや、様々な条件の重なり(今こうしていられない可能性はいくらだってあるもの)、そうした自分をはるかに超えた存在によって、こうしていただけるのだということを思い出すために。

家には仏壇も神棚もありませんが、食事の度に思い出し、「いただきます」「ごちそうさま」に心を込められるよう。


・ルールもその子のためを思ってこそ:

帰宅時間を守らなかった男の子が、学校から帰ってからの外出を両親から一週間禁止させられる。同じように遅く帰った友人は、何ら咎められなかったのになんて不公平なんだろうと姉に愚痴を言う。何ら口を出さないのと、罰を与えるのと、どちらがその子のことを思っているか、姉とそんな話しをする内に、両親は自分のことを思ってくれるからこそ、こうして叱ってくれたのだと思い直す。

そんな話(aish.comより)を九歳次女が読み、皆に説明。

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