靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

春の季語に春を楽しみ

2014-03-29 23:59:21 | 詩・フィクション・ノンフィクション・俳句
週末は、家事の合間に日中ぱらぱらと歳時記をめぐり、俳句をいくつか作って。

改めて、季語っていいですねえ。一言に季節の情景が溢れている。

花冷え、花曇り、春の月、山笑う(確かに芽吹き時の山笑って見える!)、春の闇(春の月のない夜)春の海、春陰、春の光、風光る、雪果つ、春の星、花衣、風船。

ご飯食べながら、家族に季語の素晴らしさを興奮して話し。小学校の授業で英語で作ってくることもある子供達、英語の俳句では音節(syllable)が五・七・五になるよう区切り、「季語」を必ず入れるとは知らないですからね。時々子供達思いついたように、英語で作ってます。


Fast foxes running
Eagles flying high outside
Gator tails swishing
 by 三女六歳


風船と隣り合わせの膨れ顔

春光に鞭打つ手を休め一人

稜線に命の光る風光る

ただ心の声を信じ春の月

虹色の妖精のいる春の午後

もう後ろは振り返らず春の星

水色の鞄を閉じて春一番

目に見えぬ幸せはかり春の海

白とも黒とも決めない春の夜

                  by マチカ


俳句で春満喫、贅沢で最高なひと時でした。


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