靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

将来、あなたがパートナーと暮らすときにね

2013-07-28 08:14:55 | 夫婦ノート
昨夜のファミリーディナートピック。
(毎週金曜日の夜は、家族で知恵やバリューについての話をしています。我が家は今のところ特定の宗教に属すということはないのですが、宗教的テキストからも大いに学ぶことがあると思っています。)

アップもダウンも、より良くなるための機会と捉える。

キャンプに出かけた兄弟。隣のキャンプ地で泣き叫ぶ赤ちゃんに、「イライラしない?」と兄に話しかける弟。「これはテストだって考えたらどうかな。自分たちの忍耐を鍛えるためのね」と答える兄。そして翌朝、隣の家族がいなくなり、「テストが無事終わったね」という弟に、「今度は次のテスト。静けさの中で感謝してキャンプを楽しめるかというね」そう答える兄。そんな子供向けの話(aish.comより)を次女が読み、説明。

このかゆさ!(水泳者の痒み)も、テストかあ、とつぶやく次女。足や腕のスイマーズイッチを指しながら。

不快でしゃれになってないけど、起こってしまったことは、今度は濡れたらすぐにふき取る、あの湖には入らないなどの予防を学ぶ機会や、不快さへの忍耐を鍛える機会
と捉えて、次への糧にしていけるといいね。

ダウンはより強く大きくなるため、アップは感謝と謙虚さを忘れないためのテスト、アップとダウンの波に、磨き続けて。


親密感(intimacy)を培う (“The Intimacy of Little Things “ by Chana Weisberg. Chabad.orgより)

二人に一人が離婚という昨今。離婚カップルの多くが、結婚当初あった「親密感」が薄れていったと答えると。

では、親密感をどう培うか。それはこの記事にあるように、豪華なプレゼントや、華やかなお祝いということではなく、日常の小さな積み重ね、普段の生活に散りばめる小さな心配りなのかもしれない。

何気なくかける優しい言葉、小さな気遣い。出やすいように車を止め、翌日運転する相手のためにガソリンを満タンにし、朝コーヒーを飲みやすいようセットし、弁当に一言添え、あるといいなとつぶやいていたものを揃え、疲れていたらほっとする言葉をかけ、落ち込んでいたらそっと温もりで包み。

ちょっとしたことの積み重ね。

うまくいかないときほど、こうした小さなステップを散りばめてみる。

将来ね、あなたがパートナーと暮らすことになったら、覚えておくといいことの一つ、そう娘たちへ。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (OYABAKA)
2013-08-13 04:58:35
”何気なくかける優しい言葉、小さな気遣い。出やすいように車を止め、翌日運転する相手のためにガソリンを満タンにし、朝コーヒーを飲みやすいようセットし、弁当に一言添え、あるといいなとつぶやいていたものを揃え、疲れていたらほっとする言葉をかけ、落ち込んでいたらそっと温もりで包み。”

ううん、忘れていたなあ、こういうこと、
”生活の忙しさに追われ”を言い訳に。
気づかせてくれてありがとう、マチカさん。
返信する
OYABAKAさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2013-08-17 02:25:49
私も、この記事を読んではっとしたんですよ。こういった小さく見える心配りの積み重ねが、確かにinntimacyというものを築いていくのかもしれないなあと。一夜にして手に入るものでも、一夜にしてなくなってしまうものでもなく。「大きく見えるもの」ばかり見ていると、ついつい見えなくなってしまうのだけれど。

相手の小さく見える心配りに気づける自分であれたら、相手に気づかれなくてもできる自分であれたら(現実はまだまだはるか遠くにいますが、笑)、そんなことを思いつつ。

ありがとう、OYABAKAさん。


返信する

コメントを投稿