靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

まずは気持ちを認め

2012-03-09 00:44:05 | 子育てノート
昨夜上の子達とベッドに寝転びながら“How To Talk So Kids Can Learn(どうやって話したら子ども達は学ぶことができるのか)” by Dele Faber & Elaine Mazlishをパラパラと読んだ。分かりやすく実際に試してみて効果的と思うことがいくつかある。同じ著者でベストセラーになった“How To Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk(どうやって話せば子どもは聞くか、どうやって聞けば子どもは話すか)”と合わせ以前ざっと読んだことはあったけど、こうして育児書に子ども達と共に目を通すというのも新鮮でいい。

よくない例、いい例が漫画形式で対照的に並べられ、子どもが読んでも面白いよう。

例えば、
息子:○○先生大嫌い!ホントあほ(jerk)。
母 :そんな言い方先生に対してするものではないわ。
息子:何の理由もなく僕に対して叫ぶんだよ。
母 :あなたが何か間違ったことしなかったら先生が叫ぶわけないじゃない。
息子:紙を借りようとしただけなんだよ。
母 :あなた持ってなかったの?学校へ行く前にきちんといるものを用意しておきなさいって何度も言ってるじゃない。準備しておくべきものを準備しておかなくてどうなると思うの。もしあなたが先のことを考えるということをきちんと学んでたらそんなことにはならなかったのよ。
息子:もういいよ。あっちいって。
母 :そんな言い方して!


ああ、つい先日長男と似たような会話を・・・。もうちょっと柔らかバージョンではあったけど。あの時のママとあなたのようねえ、長男と笑う。

いい例、
息子:○○先生大嫌い!ホントあほ(jerk)。
母 :怒ってるようね。
息子:何の理由もなく僕に対して叫ぶんだよ。
母 :それは動揺するわね。
息子:僕が紙を持っていなかったからって、かんかんになって怒るんだよ。
母 :そう。(共感を込めて)
息子:・・・。僕もね時々忘れものしちゃうんだけどね。
母 :そう、それであなたはしたくないと思うのね。
息子:そうだ、僕のロッカーに紙を入れておけばいいんだよね、そうしたらもし忘れたって余分があるし。
母 :新しいやり方を見つけたみたいね。
息子:うん。


「僕のロッカーに紙を・・・」あたりから、「お兄ちゃんはこんなこと言わないよ~」と長女。(笑) それでも「批判・質問・アドバイス でなく まずは気持ちや願望を認め再現する」というこの方法、かなり使えると感じている。自身を振り返り、いかに「批判やアドバイスや説教」にすぐにジャンプしているかを思う。

まずはシンパシックに聞く。子ども自身が気持ち(feeling)を認められたと感じるとき、自身で解決策を模索しようとし始めることがある。そしてそう子ども自身が開き始めた時に初めて周りが示す改善する点やアドバイスが心に届く。

小さな子への接し方、親や先生の気持ち、上の子ども達にとっても新鮮だったよう。「今までたくさん失敗してきたけどママもこうやって色々な情報に触れながら改善していくからね」そんなことを言ってみたり。笑顔の子ども達と「おやすみ」のハグを交わしつつ。


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2 コメント

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Unknown (OYABAKA)
2012-03-10 03:49:35
ありがとう。
この記事Timelyです。
自分に言い聞かせます。反省
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OYABAKAさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2012-03-12 02:00:49
タイムリーでよかった。「気持ちをまずは認める」ことの大切さ、日々の実践を通して感じてます。私も自分に言い聞かせながら。

こちら春休み、五人と一日中向き合い、色々ありますよ~。事例の宝庫です。(笑)日々様々考えさせられ気づかされてます。

ありがとう。Have a wonderful Sunday! 
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