靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

近況整理、「シーホークス」に熱狂先生

2014-02-02 06:52:57 | 今週の整理
1.寒さ少し戻り、再びスケート、楽しんでます!


2.次男が「女の子になりたいなあ」と。「へっ?」と聞き返すと、「そしたら僕ね、S君と結婚できる」(次男にとって「結婚」は「大好きな人とずっと一緒にいられる」というような意味らしい)と。「ああ、僕は何歳になったら女の子になれるんだろう。S君と結婚したいなあ」という言葉に、ちょっと複雑な気持ちになりながら隣でお茶をすする私。(笑)

 長男も同じようなところがあり、好きなお友達に対しての思い入れがぎょっとするくらい強かった。好みも似ていて、「ユーモアがあって優しい子」。昨日はS君と遊んでいる間に、その場で出会った同じくらいの年の男の子数人も加わり、皆で何時間も一緒に走り回りと、新しい体験に嬉しくてしょうがないといった様子でした。ああやってお友達と会えるなら、学校に早く行きたいなあと。少しずつ世界が広がる四歳児


3.運転な毎日。少し前のタクシーが、前の車とは随分と距離があるのにのろのろと進んでいる。すぐ後ろにつけていたトラックが痺れを切らし、隣のレーンに移り追い抜かす。前方の信号が赤へと変わる。トラックは止まり、結局タクシーはトラックを抜かし、トラックが止まったところより随分と前に停止。ああ、あの状況では急ぐ必要もないと分かっていたんだなあと思う。しかも道はつっるつる、ゆっくり進んだほうが危険も少ない。体験を積み重ね、「無理せず進むペース」が培われていくんだなあと思った午後。


4.スーパーボールで盛り上がるこちら。夫もスポーツ観戦というものに全く関心なく、私自身スーパーボールというのがアメリカンフットボールだということさえ、最近まで知らなかったくらいなのですが(笑)、子供達が学校で話題になっている!と興奮して話してくれます。

何でも中学校のB先生、「シーホークス」というチームの大ファンで、この時期、授業にチームグッズを身に着けてきたら、「エキストラポイント、宿題なし」という扱いをしてくれるそう。「ブロンコス」チームのシャツを着ていた子を皆の前でつるし上げ、宿題五問多く出したとも! 

日本では問題になりそうだけれど、こんなことができてしまう環境っていいなあと。興奮して本気でチームを応援する先生、ああもうホントB先生ってしょうがないなあと笑って呆れて見守る生徒達。表情も、生き生きしてます。(校長にパイをぶつける音楽会で長髪のウィグかぶってプロのDJ顔負けの司会者になっていたのも、長男が校内一日停学になった時「よくやった!これで数学の勉強がもっとできるじゃないか!」と言って下さったのもこのB先生)

親の誰からも文句出ることなく、こういう「理不尽な」ことを先生ができてしまう土台ってなんだろうと思う。字面や表面的な言葉に囚われない粋さ、というか。先生が一人の人らしく元気であると、周りも元気になりますね。他にもたくさん個性的な先生に囲まれ、子供達幸せです。


5.昨日パビリオン(体育館のようなところ)で子供達を遊ばせていると、一人のお母さんが、風船を作ったり、隠れんぼまでして下さったりと自分の息子さんを含めたその場にいる子皆の相手をして遊んで下さった。

 コケージャンのお母さんに、アジアの国から養子にしたのだろう息子君。養子制度はこちらでは盛んで、肌や髪の色の全く違う親子というのを時々見かけます。その場の子供達皆に、同じ温もりで接するお母さん、その澄んだ眼差しに学びつつ



今朝は長男長女NPOに送り、その後下三人連れて博物館へ。NPO帰りの長女と合流し、そのまま友人宅でスリープオーバー誕生日会の三女を博物館に残し、帰宅。夕方長男ロボティックス。明日は、宿題課題、スケート!

皆様の一週間が素晴らしいものでありますように!

Have a wonderful week!



日常風景:
スケート!


氷が雪がまぶしくて。


押して、


乗って、


歩いて、


寝転んで、


正座して。


満喫。


パビリオン。
愛しのS君と次男。


風船に、かくれんぼに。


小さな子がいるのにいつも手作りお菓子の友人作、ほうれん草マフィン。

何でこんなに鮮やかな色が出たんだろうね談義。

家では、

それ~、こねろ~。


弟働き、姉休み。


クッキー!

十カップ分作って三日程のおやつに消える。


輪ゴムブレスレットもせっせと。

こんなルーン使ったり、


手だったり


色々挑戦中!


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めての訪問!! (Cafeの宿六)
2014-02-06 01:05:20
はじめましてCafeの宿六と言います。

アラスカと言う言葉に惹かれて初めての訪問です。
生活ぶりの違いはもちろん、ここに書かれた人との関わり方、生き方・・・。素敵な言葉。
また時々寄せてもらいたいと思います。よろしくお願いします。
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Cafeの宿六さんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2014-02-07 05:11:38
はじめまして! 訪ねて下さり、ありがとうございます!

Cafeの宿六さんのブログの方、覗かせていただきました。日本の田舎と大都会を行き来される暮らしをしてらっしゃるんですね!日本の風景がおさめられた写真、懐かしい気持ちでうっとりと見させていただきました。これからも遊びにいかせていただきたいです。

アラスカに暮らし15年近くになります。そんな風に言っていただき本当にありがとうございます。これからも少しずつこちらの暮らしを載せていけたら、そう思っています。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!週末、どうぞ暖かくお過ごしください。日本の立春を想いつつ。
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Unknown (エリン)
2014-02-08 18:26:30
こんにちは。
こちらのブログにお邪魔すると、いつもお腹が空きます・・・(笑)。
手作りのクッキー食べたいなぁ・・・でも作るの面倒だなぁ・・・と思い続けて早3日。
キッチンにずっとレシピが放置されてます^^;
写真のクッキーを前に、明日こそ焼こう、と思ったのでした。

うちもすぐになくなるんですが、十カップが3日で消費はすごいですね!

いつも食べ物の話題にばかり食いついて、すみません( ̄▽ ̄;)
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エリンさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2014-02-09 10:40:24
こんにちは! 今頃クッキーを焼かれているかな。分かります、なかなか取り掛かるのが面倒だったりするんですよね、日ごろの食事「プラス」のものって。

日本のレシピ、あのさくさくとした細やかな味、懐かしいです。モモちゃんとタロウ君、大喜びですね。

手作りクッキー、やっぱり美味しいですよねえ。作るの、子供達も喜びますし。といって家の場合は、クッキングを楽しむというより、かなり「食糧確保」という色合いが濃くはありますが。皆食べたい一心で、黙々せっせと取り組みます。(笑) ホント十カップ、買っていたら追いつきませんよ。

食いついてくださって、嬉しいです。体調良くなられること祈ってますね。今週も、笑い声溢れる日々をお過ごしください。ありがとうございます!
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Unknown (アメ)
2014-02-14 23:27:52
マチカさん、こんばんは!

スーパーボールで盛り上がる先生いいですね~人間味があって最高です^^


>>親の誰からも文句出ることなく、こういう「理不尽な」ことを先生ができてしまう土台ってなんだろうと思う。字面や表面的な言葉に囚われない粋さ、というか。先生が一人の人らしく元気であると、周りも元気になりますね。


日本ではなかなかお目にかかれない光景ですよね。先生も保護者の方達も「個性」ということをちゃんとわかってらっしゃるから、その上で成り立つんでしょうね。

学生時代に二人、個性的な先生に出逢ったのですが、見事にすぐ左遷されてました。生徒にはおもしろいと評判の先生だったんですけどね~保護者からの苦情もあったようですし、子供から見てもわかるぐらい他の先生達から孤立してましたから、やっぱり個性を貫き通すのってなかなか難しいですよね。でも私の人生の中で、今でも心に残っている言葉は、この個性的な先生からの言葉だったりと何かと思い出深いです^^

なので息子さんの学校の雰囲気すごーく素敵です!海外ドラマを見てても先生と生徒のやり取りが粋というかオシャレというか、昔から憧れてます。(日本から出たこてなくて、海外の知識はほぼ海外ドラマからなので薄くてすみません^^;)

長々と失礼しました!
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アメさんへ、コメントありがとうございます! (マチカ)
2014-02-15 12:10:33
アメさん、こんにちは!

もうシーホークスが勝ってすごかったですよ、しばらくこのB先生。初めてなんだそうです、スーパーボールで勝ったの。ご自身の教室のドアに大きな旗を貼り、通りかかる先生に敬礼するよう呼びかけていたとか。(笑)

おまけに校長先生は大敗した「ブロンコス」の大ファンらしく、スーパーボールの後何日か、「自宅で仕事」を決め込んでいたとか。

信じられない状況ですよね。(笑)

本当ですね、「個性」を生き生きと発揮できる幅があるんですよね。周り、先生方も父兄も生徒も含めて、ああやってるねえ、くらいの反応。こういったことを包み込めてしまう雰囲気、いいなあと思います。

今週は三者懇談だったのですが、このB先生、もうどこからジョークでどこから真剣なのか、境界を見つけるのが難しかったですよ。(笑)そんな感じなのですが、ポイントは鋭く押さえてはずさないんですよね。

日本の教育現場、先生という立場でなかなか「個性溢れる」というのは難しいかもしれませんね。それでもそういった先生の発した言葉が、心に残ることがあるというの、よく分かります!「借り物」でない、その先生の心を通した言葉だったんでしょうね。

普通に冷静な表情をしたまま、互いにホントうまい具合に冗談を挟んだり、さらりとひねった言い回しを入れたり、そんな海外ドラマのようなやりとり、こちらでは日常だったりするんですよ。私も挑戦してみるんですが、ちょっと力が入っていたり、どことなくズレるんですよね・・・。まあそれも「個性」と認めてもらえる雰囲気に救われてます。(笑)

コメント下さってありがとうございます。そちらも雪と聞きます。週末暖かくお楽しみください!雪の舞うアンカレッジより。
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