靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

「怒る子」な朝2、外と内とのバランス

2013-11-17 08:05:04 | 子育てノート
1はこちら

フィールドトリップの許可証が見つからない! フォルダーに入れておいた算数のテンプレートがない! 取り乱した様子で、部屋中探し回る娘。登校まであまり時間もない。

昨夜はばたばたと用事が立て込んで、次の日の準備確認忘れてたね、そう言いながら手伝ってやり、許可証は見つかったものの、テンプレートはどこにもない。昨日全員でピアノに出かけたし、待ち時間に置き忘れてきたのかもねと言うも、ヒステリックに叫び、今日は最悪の日と呪い、学校に行けないと金切り声で当り散らす。

テンプレート一つでここまで・・・。夫と顔を見合わせ、先生にメールを送ってあげるから落ち着きなさいと声をかけ、すぐに「探し中で今日は時間切れです。お願いします。」とメール送信。
少し落ち着くも、ぶすっとした顔をしたまま。手伝ってもらってパパにお礼言いなさいというと、「ありがと」とぞんざいに。
 
甘やかしてはだめだと、こちらも怒鳴る、よけい泣く、また怒鳴る、おびえて黙り、涙を流しながら無理やり機嫌の悪くない表情を作る。そんなパターンも何回か通ったけれど、良い方法とも思えず。こちらが取り乱さず、できる限りの手伝いをしてやる、それが一番よさそうです。



家の中で、こういった出来事に、これほどの反応をするのはいつもこの子だけ。派手に悲しみ怒り取り乱す様子に、周りの兄弟姉妹も少し異質な者を見る目で見ていることがある。

ああ、なんでこの子はこうなってしまうのだろう。どうして見えないのだろう。

もう少し周りを見なさい、どれほど皆が助けようとしているか、そう声をかけようとして、はっとしたことがある。

外では見えている、というより他の誰よりも気を遣い過ぎるほど見えている。この子が、外で取り乱しことは今まで一度もないと言っていいほど。いつもにこにこ元気でしっかりもののAちゃんで通っていて。きっとお友達や先生が家での彼女の取り乱しぶりを見たら、別人に思うことでしょう。

外で周りにフォーカスし過ぎる故に、家の中でこうなってしまうのだろう。外でもう少しリラックスしてちょこちょこボロ出せばいいのに、何度そう思ったことか。


家でゆったりできる環境を整えつつ、周りにどう思われるかといった外から内へ向かう視点を、内から外へと向かう視点へシフトできるようサポートしていこう。そう夫と模索中です。内にどっしりとした安心感を養うこと、それがまずは要なのでしょう。取り組みを通しての気づきなど、またまとめていきたいです。


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