靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

整理、いつか必ず夢から覚めるときがくる

2012-07-24 00:43:55 | 今週の整理
1.故障中のコンピュータ、トランスフォーマーが届いたものの調子戻らず。結局本体を修理のため郵送することに。中に入っていたものを全て移動。家もコンピューターの中に書き溜めてきたものも全て整理の時

2.15年ぶりの友と再会。たくましくなった笑顔。大きく変わった自分と変わらぬ自分が映し出される。共に再び笑い合えたことに感謝をこめて。

3.状況は目まぐるしく変わり続ける。アップダウンアップダウン、様々なことが起こり続け。奥の中心にある変わらぬ温もりと共に。子供へ伝えることのできる最高のギフトは、この温もりの感覚

4.ある男が骨を折り、予定していた船の出港に間に合わなかった。大変なことになってしまったと悔やみ悲しむ男。しばらくしてその船が事故に遭い沈んだという知らせ。悲しみは感謝の気持ちに変わる。「塞翁が馬」「全てはよきことのために」「最善が与えられる」という教えの寓話。
長男:「ありがとうございますありがとうございます、と終わるのは分かるんだけれど、でも沈んだ船に乗ってた人達はどうなるわけ?」
この物語は物事の一つの側面を照らし出しているだけだということ。被害に合った人々への気持ちの持ち方や、祈りや、その人々へ対する行為についてはまた違った側面のこと。一つで完璧な情報などありはしない。一つ一つの情報から根幹のメッセージを読み取り、他の情報とつなぎ合わせていくことの大切さ。それは学び知り続けることの大切さでもある。そんな話をする夜。

5.コロラド州の乱射事件を思う。容疑者は神経科学を学ぶ大学院生。アカデミックのトップを歩いてきた彼の歴史。一人一人に恵まれたギフトをどう用いるのか。躍動興奮パッションは闇にも光にも向けることができる。光へと自覚的に選択し続ける土台作りを。周りに悲しみを振りまくのか喜びを振りまくのか、鍵はそんなシンプルなことでもある。

6.一つ一つの「お手伝い」の時を、やり方を身に着けさせる機会と捉え教えていく。いずれ親を離れ一人で歩いていくために。

7.実用的な言葉をかけるだけでなく、一見たわいもなく見える雑談を共に楽しむことで、関係が和み子供の心が開く

8.見えてくるものにアプローチしてそこから変えていくことで、内面も変わることがある。まずは行動を変えるのも一つの手。

9.寝る前のこと。
次女:「どうしたら恐い夢を見ないですむ?」
私: 「恐い夢はね、悪いことじゃないのよ。悪夢を見てこなかったら人類はとっくに滅んでいたという説もあるのよ。悪夢は最悪の状況に対して人々を鍛え乗り越える力を育んできたとも言われているのよ」
長女:「あ、分かる。恐い夢の後、何度か見た映画の恐くてしょうがなかったシーンが恐くなかったもの」
私: 「ママもね、どれだけ鍛えられてきたか。でもね、いつか夢を見ながらもねこれは夢を見ているんだって分かるようになる。夢から覚める時は必ず来るのよ」


大地を洗う雨、アラスカより。

Have a wonderful week!