靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

航空トレードショー (Aviation Trade Show and Conference)

2010-05-04 15:54:01 | 出来事や雑感や (子育て)
週末、航空トレードショーと会議(Aviation Trade Show and Conference)なるものに出かけた。Alaska Airmen's Association(航空関係の職についている人から、単に航空関係に興味のある人まで現在会員2,200人程のNPO)主催のこのイベント、今年で13回目だそうだ。

アラスカでは飛行機がなくてはならない足。道路なんて無い地域がほとんど。約70パーセントのコミュニティーが飛行機のみにてアクセス可能だそうだ。といっても一昔前は犬ぞりやカヌーやらでどこにでも行ったのだろうけど。

経済的にも航空産業が重要な位置にある。アラスカ州の職業の10パーセントが航空関係、Gross State Productの8パーセントが航空産業に依る。

職としてパイロットというだけなく、趣味や楽しみでパイロットの免許をもっている個人も多い。家の近所にも小さな芝生の滑走路があり、裏庭が滑走路に面した家々は自家用機をもっている。夏になると釣りやキャンプに出かける自家用機の離着陸の音がしょっちゅうする。アラスカはパイロットの人口全体に占める割合が最も高い州だそうだ。

夫も元ブッシュパイロット(村々を飛ぶ小型機のパイロット)。今も航空関係の仕事をしていて、この日はプリゼンテーションをすることになっていた。休日だし、子供達にも普段見たことの無い父の働く姿を見せてやろう、ということで朝から皆で出かけたのだった。

大きな倉庫のような会場に所狭しとブースが並ぶ。


中央にはいくつかの小型機の展示も。次男を押す長女、きょろきょろしながら歩く次女と長男。


夫は準備にといなくなり、私と子供達は会場を一回り。ほとんどが飛行機に関する様々な部品販売。多分飛行機好きな人達にはたまらない場なんだろう。私が唯一足を止めたのが、飛行機を描き続けているという画家のブース。(笑)

一回りし、飲み物を買おうと列に並ぶ。最新部品情報、操縦の仕方、離着陸の武勇伝などについて興奮して話す声が前と後ろに聞こえる。列は遅々として進まず。結局45分程もかけて飲み物を手に入れ、急いで夫のプリゼンテーションの会場にかけつけたら、もうほとんど終わっていた。何しに行ったんだか。(笑)

話の内容は、「空港敷地内をどう有効利用するか」。アラスカには法的に登録された空港が700以上あるらしい。それらの空港、どういう風に使ったら良いか良くないかについて話していたようだ。会場はほとんど職場関係者のみ。ガラガラだった。(笑)

仕事が終わり、ほっとした様子の夫と皆で外に展示してある様々な飛行機を見に。

走る長女と次女。後ろは軍用機。


コックピットで長男と次女が操縦の真似ごと。

大型機から小型機まで10機近く中に入ってトライ。子供達大喜び。夫も嬉しそう。

まだまだどんどん人がやってくる会場を昼過ぎには後に。
飛行機大好き熱気溢れるイベントだった。